Jul 182015
 
Jules Bianchi

Jules Bianchi at Suzuka Circuit 2014

雨の中、開催された去年のF1日本グランプリ、ダブルイエローフラッグが振られていたラップ44で、ダンロップコーナー出口のランオフエリアでAdrian Sutilのマシンを撤去していたクレーン車に衝突し、頭部に重傷を負い、9か月間もの間、重篤状態が続いていた25歳のフランス人F1ドライバーのJules Bianchiが故郷のフランス南部ニースの大学付属病院で息を引き取ったとの訃報が世界に流れました。

Jules Bianchi

Jules Bianchi at Marina Bay Street Circuit 2014

F1レース開催中のクラッシュでF1ドライバーが死亡したのは、21年前の1994年にイタリア、イモラサーキットで亡くなったAyrton Senna以来となります。Repose en paix.

Nov 202014
 

11月19日付でJulesの家族から新たな発表があったようです。10月5日に起きたF1日本グランプリでの大クラッシュにより、およそ7週間、三重県四日市にある総合医療センターで集中治療を受けていたJules Bianchiが、母国フランスのニースにあるLe Centre Hospitalier Universitare de Nice(ニース大学付属病院)に無事、転院になったようです。

人工的な昏睡状態を脱したJulesは、今なお意識がなく重篤状態ではあるものの、自発呼吸しており、生命兆候が安定しているので、機内で治療を続けながら、自宅により近い病院に転院することができたとのことです。

Julesのご両親は総合医療センターの医療スタッフに感謝の言葉を述べられているようです。特にKamei医師、Yamamichi医師に加えて、Mr. Oguraに感謝したいとメッセージに書かれています。Mr. OguraとはF1やSuper Formulaの解説者である小倉茂徳氏のことでしょうか。11月21日追記:小倉茂徳氏のことではないそうです。病院の関係者のことだと思われます。

某掲示板に「言葉が通じずに困っているビアンキの家族を支援しに、英語とフランス語ができて近くに住んでいる奴、行ってやれよ」と書かれてあるのを読んで、私の出番かとふと思いました。

Source: Jules Bianchi Fan Club

Oct 062014
 
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シンガポールのドライバーズパレードでは唯一、我々がいた屋上の方に向けて手を振ってくれたMarussiaのフランス人ドライバー、Jules Bianchi。2週間後に台風18号が近づく雨の中、予定通りに開催された日本グランプリ終盤で起きた事故のため、頭部に損傷を負い、今尚、重篤状態が続いているようです。

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SauberのAdrian Sutilが43周目にハイドロプレーニング現象によるトラクション損失のため、ダンロップコーナー外側出口付近でタイヤバリアに激突。直後にダブルイエローフラッグが振られ、トラクターがコース内に入り、Sutilのマシンを吊り上げて、安全な場所(タイヤバリアのギャップ)に後退させながら移動させている時に、Jules Bianchiのクラッシュが起きたようです。減速して走行していたはずのJules Bianchiのマシンが次のラップで同じダンロップコーナー出口付近でなんらかの原因(恐らくハイドロプレーニング現象)でマシンが制御不能状態に陥り、作業中のトラクター後部に高速で激突し、マシンは大破。

国際映像ではSutilのクラッシュのみが放映され、Jules Bianchiのクラッシュはあまりにも衝撃的で悲惨であったためか、レースディレクターの判断で映像は非公開となりました。F1中継でクラッシュシーンが非公開となるのは極めて異例。それほど、凄まじい激突だったのかと逆に心配せざるを得ません。

事故が起きたダンロップコーナー出口付近には近くにスタンド席がなく、事故の瞬間を撮影していた観戦客がいなかったのか、あるいは撮影した画像や動画を公開することを躊躇しておられたのか、その瞬間は不明でした。月曜の夜になって、遠く離れたシケインのQ2席から撮影していた観戦客が投稿した動画が公開されました。想像をはるかに超えるスピードでマシンが激突し、トラクター後部が浮き上がるほどの勢いであったことが、明らかになりました。

後から何を言っても結果論になりますが、セーフティーカー出動が予想される雨のレースでは2時間ルールが適用される可能性もあり、午後3時に開始していたのではレースが終了する頃には薄暗くなります。実際、晴れていた金曜の午後5時頃は薄明がすでに始まっていたので、雨であればもっと暗くなるはず。日本グランプリは昼間のレースだから照明設備があってもライトは点灯しない方針。その辺りにも問題があったように思います。

Jules Bianchiの状態が早く回復することを祈っております。