Perseids 2010 Wrong Settings?

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 Pro DX F2.8とOlympus PEN E-P1 w/17mm F2.8の二台体制で午前零時頃から午前2時過ぎまでのおよそ2時間で合計273枚を撮影し、捕らえた流星は2個。そのうちの一個がペルセウス座流星群に属すると思われる、非常に明るく、ゆっくりとした速度で地平線に向かって流れたオレンジ色の流星です。上の写真は、Aperture 3.03でレベル補整などを試みましたが、逆にノイズが目立ち、うまく補整できません。

メタデータを見ると、ISO 1250、焦点距離14mm(換算21mm)、f/2.8、露出20秒になっています。ISOを上げ過ぎていて、露出が短く、後から無理に補整しようとすると、ノイズが現れます。熱ノイズも別の原因として考えられます。撮影時の気温を考えると、ISO1250は上げ過ぎなのかもしれません。

Perseids 2010

8月13日、午前2時頃からペルセウス座流星群の撮影と観測開始。空は一面の厚い雲に覆われて、木星が時々、見え隠れする程度。カメラを準備している時に雲の合間を流れる非常に明るい星が一つ。雲が切れたのは30分程度でしたが、肉眼で確認できたのは一時間で10個ほど。

Tokina AT-X Pro 116 DXをNikon D90に装着しての、初めての撮影となりましたが、上の写真を含め、残念なことに流星は一個も写っていません。広角レンズでのピント合わせはほぼ、不可能のような気がしました。観測地は街灯がないところを選んだので、周囲に無限遠が設定できそうな明るい被写体が何もありません。このような状況で、ピント合わせは容易ではありません。ピントリングを無限遠の方向に回転が止まるまで回してから、少し戻しました。一枚、撮影後に液晶モニターで拡大してみると、ピントは合っているようだったので、その状態で合計45枚、撮影。

Tokina AT-X 116 PRO DX 11~16mm F2.8 (IF) Aspherical—Unpacking

今回、入手したTokina AT-X 116 PRO DXは、ケンコーグループ製品をオンラインで販売する直営のアウトレット専門店、「ケンコー光学ショップ」で購入しました。アウトレット専門店とは言え、何の不具合もないと思われる製品をお得な「実売価格」で販売しているようです。「アウトレット」という名称を使っているのは恐らく、小売店に対する気遣いかと思います。(さらに安く販売している「ジャンク品」もありますが、こちらは外装に傷があったりするそうです。)英語の”outlet”は普通に「商品を販売する場所」という意味ですからその本来の意味で使用しているのかもしれません。

ケンコー光学ショップを使用するのは今回が初めてです。「アウトレット」という表現に不安を感じている人のためにも開梱状況をレポートします。発注したのは昨日の午後1時半頃。今日からお店がお盆休みなので特別に急いで処理していただいたのか、「商品発送のお知らせ」が昨日午後9時前にありました。(たぶん残業しておられます。)そして、本日の夕方には商品が到着しました。Amazon並みの迅速な発送です。

内装箱にも何ら汚れや傷はありません。Tokina Blueという表現があるそうですが、ボックスはダークブルーとホワイトのツートン。メーカー保証書も入っていました。

金属マウントのレンズは高級感を感じさせるずっしりとした重さ。(560g)

Nikon D90に装着させた状態。純正キットレンズであるAF-S NIKKOR 18-105mmの広角端と同じぐらいの長さ。

フィルターのサイズは77mmですが、保護フィルターはまだ入手していません。

AF/MFは一体何でしょう。「ワンタッチ・フォーカスクラッチ機構」と言い、フォーカスリングを前後することにより、AFとMFを切り換えられる機構です。ボディー側がAFになっていても、フォーカスリングを手前に引くと、マニュアルフォーカスになり、フォーカスリングを回転させて合焦します。尚、AF設定時はフォーカスリングが回転しない「フォーカスリングフリー機構」が採用されています。

Tokina AT-X 116 PRO DX 11~16mm F2.8 (IF) Aspherical

APS-Cサイズのデジタル一眼レフ専用超広角ズームレンズでF2.8通しの大口径レンズは、他に類を見ない貴重なレンズだと思います。Nikon D90に装着した場合の焦点距離は35mm換算で16.5〜24mmとなり、私が所有するNikon Fマウント用レンズの最も広角である18mm(換算27mm)と重複しない点が特に気に入りました。ニコンマウント用の定価は94,500円ですが、実売価格は5万円台後半と、大口径レンズであることを考えると決して高価ではないと自分に言い聞かせています。

明るい大口径広角レンズの特性を生かして、広角端での星景写真、流星狙い、望遠端での火球狙い、夜景、F1シンガポールGPでの夜景を背景にしたサーキットの撮影、建築物撮影を主な用途に考えています。難易度は非常に高いけれど、至近距離での流し撮りも面白いかもしれません。

一年以上も前から超広角レンズの入手を検討していましたが、当初はOlympus PEN E-P1用にフォーサーズマウントアダプターを介してZuiko Digital ED 9-18mm F4.0-5.6を装着しようと考えていました。今年の春にマイクロフォーサーズ用M. Zuiko Digital ED 9-18mm F4.0-5.6が発売になってからはそちらも検討しました。しかし、去年の年末にNikon D90を入手後は、センサーがより大きくて高感度耐性に優れたNikonボディー用のレンズが星撮りには適しているのではないかと思い始め、KenkoのブランドであるTokinaの広角レンズを物色しておりました。

ペルセウス座流星群の極大日(8月12日深夜から8月13日未明)には間に合いそうにありません。天候条件も今年は最悪かもしれません。活動は8月24日ぐらいまで続くそうなので、試し撮りはできそうです。

(9月2日追記)LensTip.comのレビュー記事を見つけました。

Tokina AT-X Lens Case

中古のレンズポーチ、レンズケースを漁っていて見つけたのが、このTokina AT-Xレンズ用のケース。僅か350円でこんなに立派なケースが売ってました。Tamron AF18-250mmが入るかなと思って買って来たのですが。

帰宅後にレンズを入れてみて驚きました。まるで専用ケースの如く、フードを外せばぴったり入ります。Tamron AF18-250mmも新品なのに破格値で別のお店で入手。ケースを買った店では、このレンズの中古品が私が買った破格値の2.5倍で売ってました。

iPhoto 09とAperture 3がOlympus PEN E-P1のRAWファイルに対応したことを記念して、このポストに使用した二枚の写真は、Zuiko Digital 35mm F3.5を用いて初めてRAWで撮影しました。撮影時に露出補正を若干、マイナスにしただけで、他の設定は特に変更していませんが、思いの外、黒つぶれしていないので驚きました。Aperture 3で現像しています。私が知らなかっただけで、RAWで撮れば、MFT規格のカメラでこんなにきれいに撮れるとは。特に一枚目。