Router Table — Part 3

合板の端材を使って、トリマーテーブル用のフェンスを製作します。

IKEAの35ミリホールソーを使って合板に直径35ミリの円形の穴を空け、丸鋸で開口形に加工しました。

もう一枚の合板にも同じ大きさの穴を空け、直角を維持しながら木工ボンドとエアネイラーで二枚の合板を接着し、さらに直角三角形の補強材4枚を接着固定しました。

フェンス側面に小さな端材を取り付けてほぼ完成。フェンスを天板の上で平行移動させることが可能ですが、動きは決して滑らかとは言えません。

集塵機がセットできるようにしてありますが、今のところ、集塵機は不要なのでこの状態でほぼ完成とします。

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Router Table — Part 2

厚み15+2ミリのテーブル天板の中央に直径90ミリの穴を貫通させます。RYOBIのトリマーMTR-41はストレートガイドを組み変えることにより、円切り加工が可能ですが、加工する円の半径は100〜200ミリとなっています。ストレートガイドが使えないので、墨線に沿ってフリーハンドで切断しました。厚みが17ミリと分厚いので、ストレートビットを装着したトリマーで3回に分けて切断。

貫通させる穴は円形のベースが入る大きさであれば、多少の隙間があっても構わない。

一辺が90ミリの正方形のベースプレートはテーブルの天板に埋め込みます。

ベースプレートの厚み8ミリ分を彫り下げました。この部分は許容誤差1ミリ未満の高い精度が要求されます。

少しずつ彫り下げながら天板と面一に。

上の画像は微調整前。テーブル天板とベースプレートを完全な面一にしておかないと、切断する材が引っ掛かります。

下から見るとこんな感じ。ベースプレートは重力で下の方に押さえる力が加わり、プレートを天板にビス留めしなくてもこの状態で安定します。

フェンスがない状態で試し切りしました。ルーターを動かすより切断する材を動かす方が容易に安定して切断できます。

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Router Table — Part 1

2年前に製作した補助ワークベンチを改造してトリマーテーブルとしても使用できるようにします。

まずはF型クランプを使いやすくするために2×4材の端材をフレーム上方の内側に固定しました。

フレームの厚みがおよそ76ミリになります。

これでフェンスが固定しやすくなります。

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Bath Additives Tower — Part 3

台座と側板の接合部分

図面では側板を受ける台座の切り欠きは、板厚の深さと同じ12ミリとしていましたが、製作途中に図面を脳内で変更し、切り欠きの深さは5ミリとしました。幅は12ミリで変更なし。切り欠き深さを5ミリにすることで、台座の裏から左右の側板を釘で固定できます。また、接合部をこのように変更することで、接着剤の有効面積が大きくなり、より強固に固定できます。

側板と棚板、台座を組み立て、サンディングして、IKEA BEHANDLA蜜ロウポリッシュを塗布しました。台座はトリマーで面取りしました。

最上段の棚のみ、真鍮製の釘を打ち、側板の反り防止としました。

奥行がプラス30ミリで100ミリとなった台座を取り付けたためか、全高867ミリのタワー形状であっても安定しています。壁に固定する必要はなさそうです。

入浴剤専用棚製作作業の難易度:5段階で3

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Building Attached Wood Carport — Part 1

土間コンクリート打設の翌日、現場を確認しました。意図した水勾配通りに結露した屋根上の水がコンクリートの上を流れています。近所の猫(たぶんCat ISONの兄弟)がコンクリートが完全に硬化する前に歩いた足跡がありましたが、そのうちに消えて目立たなくなるでしょう。左官屋さんによると、生コンの中に猫が気になる匂い物質が含まれているとかで、大抵の場合、猫が半乾きの土間コンをマーキングするためにやって来るそうです。

木材の刻み作業が始まりました。土台、柱4本、桁と母屋各1本分、垂木受け材の枘組の下準備をされます。

動画を撮影し、編集の上、YouTubeにアップロードしました。お向かいさんの木製カーポートの刻み作業はおよそ一日で終了。木製カーポートは在来工法で建てられます。使用される木材は主に桧と米松。

前から欲しいと思っていた角のみ。この業務用角のみは年季が入ったRYOBI製。

私も角のみを使っての枘穴空けに初挑戦。あっという間に深くて綺麗な穴が空きます。

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Wood Carport — Part 89

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野地板として販売されていた荒削りの杉板をトリマーを用いて溝切りします。

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深さ6ミリ、幅12ミリの溝を切りました。この部分は重なる部分。溝切りしないと、水平に積み重ねる作業が困難になります。

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長さ35ミリのステンレススクリュー釘を用いて、溝を切った杉板を下から順に隙間なく積み重ねるようにして張って行きます。

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杉板を張る前に赤松の胴縁材を縦に使い、板の両側に取り付けました。釘は少し浮かせるようにして留めるので、もう少し長い方が良かったかもしれません。

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張り進めて行くと上の方になるにしたがい、板の長さが微妙に短くなります。原因は後から立てた柱Iが垂直であるのに対し、台風21号による被害を受ける前に立てた柱Eが若干、東に傾いているためです。

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今日の作業はここまで。

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Wood Carport — Part 58

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東側の梁と垂木の間にも杉板を張り、WRCのリサイクル材を破風板として取り付けました。

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野地板用として販売されている杉板はホームセンターによってサイズがまちまちなので、今回購入した幅180mmのものは、幅105mmになるように縦挽きしてからトリマーで溝を切りました。縦張りなので、相決りします。

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Wood Carport — Part 51

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幅105mm、厚み12mmの杉野地板を使用して西側に壁を取り付けます。まずは12mmのストレートビットを取り付けたRYOBIのトリマーを使い、深さ5mm、幅12mmの溝を切りました。

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加工した杉の板を積み重ねれば鎧張り(下見張り)となります。英語ではbevel siding。

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横から見るとこんな感じでしょうか。釘を強く打ち込むと板が割れるので注意が必要です。

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親しくさせていただいているご近所の一級建築士兼大工さんがウッドデッキの廃材を持って来られました。再利用できそうな材木は取って置き、その他は薪サイズに切断して薪棚に保管します。生の杉材を用いて鎧張りする際は、必ず下穴を空けるべきだそうです。施工時に割れがなくても乾燥する過程で割れる可能性が高いとのことです。

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溝を切らずに一部を重ねながら積み上げる方法もありますが、その場合、水平出しが難しくなるので、溝切り道具があるのなら、面倒でも溝を切った方が水平出しも容易だし、施工時間を短縮することができます。

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今日は母屋側に下から4枚だけ。

bevel siding

西側の図面を変更しました。

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Installing A Foundation Vent

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セントラルエアコンを撤去した後に北側の布基礎にできた大きな穴を板で隙間なく塞ぎましたが、床下換気のことを考えると、通気口は北側にもあった方が良いだろうということで、板に通気口を設けることにしました。上から二枚の2×6材を取り外して断熱材と板を切断しました。

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WRC端材を再利用して木枠を組み、幅6mmの溝切り用ビットを取り付けたトリマーで、木枠に深さおよそ7mmの溝を掘りました。

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5.5mmの網押さえゴムを掘った溝に入れてみると、溝の幅が広すぎましたが、分厚くて丈夫なPet Defenseを溝に挟み入れると、ぴったし固定できました。幅6mmの溝と5.5mmの網押さえゴムの組み合わせが適合するサイズのようです。

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この木枠に蝶番を取り付ければ木製網戸になります。手持ちの道具を使えば、木製網戸が製作できることがわかりました。木枠の接合部はそれぞれ釘2本で留めてあります。木枠を組み立ててから溝切りした方が角の部分が作業しやすいです。

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開口部に木枠を固定して作業完了。

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通気口のサイズは縦210mm、横348mmで規格サイズの通気口よりも大きくなりました。南側に人が出入りできる大きな点検口があるので、床下の空気の流れが南北にほぼ直線になり、換気効率が良くなるだろうと期待しています。布基礎東西には規格サイズのより小さな通気口があります。

作業の難易度:5段階で2

Repairing Garage Backdoor — Part 3

RYOBI ML-82S

最近、Flickrにアップロードした画像ファイルのiFrameコードを当ブログサイトに埋め込んだ場合、iOSデバイスで閲覧すると、日本のApp Storeから入手できない最新版のFlickr Appをインストールするように促されるようになりました。画像ファイル右上のXをタップすると次回からは表示されなくなりますが、初回閲覧時は毎回、Flickr Appの広告が出るので、今日のポストでは試験的に以前のようにHTMLコードを埋め込んでいます。

4月20日付けのポストでRYOBIブランドの電動工具を購入したのは初めてのことかもしれませんと書きましたが、10年以上前に入手した電気鉋がRYOBI製だったので訂正します。ガレージ勝手口木製ドアの腐朽した部分を埋めるのに手元にある厚み48mmの余材をこの電気鉋で4mm削って、厚みを44mmに調整することにしました。確か、電気鉋がガレージの奥まった所にあると思い、見つけ出したのがこのRYOBI製の電気鉋ML-82Sでした。

この電気鉋の最大切削深さは1mmなので、切削深さを0.5mmに設定して、8回ほど鉋をかけると44mmの厚さになるはずです。最大切削幅は82mmなので、左右二回に分けて切削しました。段差は西洋鉋とオービタルサンダーで調節。

Garage Backdoor

厚さ44mmに調節した松材を2枚、横に並べて切削した部分にはめ込みました。プラスチックハンマーで叩かないと入らないほどサイズはぴったりですが、この状態で木工ボンドで接着しても強度に問題があるのでホゾ組することにしました。と言っても凸部はないので、後から9mm厚の化粧板を切断して凸部を作り、ドア材に釘留めしました。厚さ44mmの松材に9.0mmストレートビットを用いて凹部を掘りました。二枚並べた松材の上部は中央に6mm幅の溝切りとギンナン面3分で飾り面取りを表と裏の二カ所に施しました。

Garage Backdoor

ドア全体にペーパーをかけて修復作業がほぼ完了しました。上の画像は屋外側から見た勝手口ドアの様子。(ドアは米国仕様の内開きです。)

Garage Backdoor

こちらは屋内側から見た様子。切削した部分はこんな風に腐朽していました。NORD製木製ドアに使われていた木材は米栂だと思いますが、この木材は水に対する耐久性が弱いので、防腐剤を塗布しておかないと雨水が当たると10年でこんなことになります。

後は塗装して、ドアを元通りにドア枠に取り付ければ、修復作業は完了します。

Repairing Garage Backdoor — Part 2

ガレージ勝手口ドア枠の修復作業がほぼ完了したので、次はドア本体の修復作業に取りかかりました。

Garage Backdoor

先ずは腐食した部分を丸鋸と鋸を使って大胆に切断。厚みが44mmもある無垢材(恐らく米栂)を思い切って切断しましたが、この部分をどんな木材を使って、どのように修復すればよいのか、先のことはあまり考えていません。修復しやすいように出来る限り真っ直ぐに且つ直角を維持しながら腐食した部分を取り除きました。

Garage Backdoor

取り除いた箇所は合計3カ所あります。こちらはレイズドパネルの部分。主に丸鋸と鑿を使って1インチ分、切削した後、1×6の端材を使って切削箇所と同じサイズに加工し、トリマーで飾り面取り加工を施しました。

RYOBI MTR-41

飾り面取りは、リョービのトリマービットセットに付属するコロ付きギンナン面3分(R 7.5mm)がぴったり合うようでした。

Garage Backdoor

トリマーを用いた面取り、溝切り加工で大事なことは、必要とする長さよりも大きく加工してから、卓上丸鋸などで仕上げのサイズに切断することではないかと思います。トリマーを使った初めての作業としては上出来。送る速さが遅いと切削面が焦げてしまいますが、焦げた部分や真っ直ぐではない部分は不要な部分なので、切断します。

Garage Backdoor

実際に使用する部分はこの辺り。コロ付きのビットですが、ガイドとなる板をクランプで固定して切削しました。

冒頭の一枚目の画像に写っている最も大きな切除部分をどうするか、じっくり考えることにします。2x材では厚みが足りないし、手元にある余材の厚みは48mmほどあるし、幅も不足しています。接合方法も同時に考えなければなりません。

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RYOBI MTR-41

RYOBIのトリマー用ビット24本セットに付いてきたトリマー本体。このカテゴリーの製品を入手したのはドレメルのミニルーター以来。RYOBIブランドの電動工具を購入したのは記憶にないので初めてのことかもしれません。尚、トリマー(trimmer)という工具の名称は、英語では不要な低木や生け垣を伐採する、チェーンソーに似た工具を表します。日本では小型のルーターをトリマーと呼んでおり、英語ではそうした工具はmini routerでしょうか。

円筒状の本体に被せてある透明のプラスチック製部品は「ベース」と呼ぶそうで、ノブボルトを緩めてベース部を上下させることで、切削の深さを調整します。(少し、使ってみて、ベース部を上下させながらの微調整は慣れが必要との印象を持ちました。)切削対象物と接する四角い透明プレートは「ベースプレート」と言うそうですが、定規シールの0の辺りに目立つ傷があり、指で触れると少し凹んでいる。新品時から傷が付いている製品は、私としては受け入れられないので、購入先のホームセンターに連絡すると、交換するということだったので、トリマー本体は交換してもらいました。

上のトリマーは交換後のもの。この製品にも同じ位置に傷がありますが、凹みはありません。工具市で販売していた人(多分、RYOBIの社員)の説明によると、この傷は成形時にできたバリを削り取った時にできるそうで、凹んでいたのは削り過ぎが原因だそうです。他の製品の透明なベースプレートにも同じ位置に削り痕があるとのことです。

本体上部にあるトグルスイッチ。ビット交換時やベースの高さを調整する時は、誤ってオンにならないよう、電源ケーブルをコンセントから抜いておく方がより安全。無負荷時の回転数が30,000 rpmと高速回転する工具なので取り扱いには細心の注意が必要です。このトリマーには電子制御機能がないので、モーター回転数を調整することはできません。また、「ソフトスタート」の機能も省かれているので、電源オン時は切削面に触れない無負荷状態でなければなりません。誤った使い方をすると、キックバックなどが発生し、たいへん危険です。今は完治しておりますが、私は嘗てインパクトドライバーで左手親指に浅い穴を空けたことがあります。

 ベース後方にあるノブボルトは付属のストレートガイドを装着する時に使います。

こちらが製品に付属するストレートガイド。長尺物の面取りや溝切りなどの直線加工時にベース後方のノブボルトで固定して使用します。このストレートガイドは上下逆に付け替えて、ノブナットを外して、釘を回転軸とすれば、円切り加工も可能。但し、半径100〜200mmの円で、150〜165mmの円切り加工は不可。直径100mm程度の円切りができれば、小さなスピーカーボックスが自作できるのですが。

付属する集塵プレート組立部品。溝切り加工をすれば、大量の木屑が発生します。円筒状の部分に別売の集塵ホースを繋げるそうです。

ビット交換時に使用する17mm片口スパナと9、10mmの両口スパナ、そして6mmの超硬ストレートビットも付属します。付属のスパナを使ったとしても、ビット交換時はベースを取り外す必要があります。

RYOBI Trimmer Bit Set 24 pcs.

年二回の工具市でRYOBIのトリマー(MTR-41)と24本のトリマービットがセットになったものを税込¥12,960で購入しました。24本のトリマービットセットだけでも¥12,000ぐらいするので、トリマー本体がビットの付属品のような価格です。

このトリマー本体(MTR-41)がビットのセットに付いてきました。

軸径6mm、24本のビットのうち、溝掘り用のものを除き、面取り用のビットにはコロと呼ばれるボールベアリングが付いています。

コロ(ステンレスの部分)を切削する木口面に当てながら削ると面取りした部分が木口面と平行になります。

ルーターかトリマーはいずれ入手したいと思っていました。これまでは適切なパワーツールがなかったので、飾り面取りや溝掘り加工などができない状態でした。