Roof for Lumber Storage — Part 11

およそ88ミリ角の米栂角材を縦挽きして4本の横垂木材を加工します。ご覧の通り、この古材は大きく捻れていて、このままでは薪にしかなりません。丸鋸は縦挽きの刃を取り付けたMakita M565を使用し、モーターに過大な負荷がかからないよう、上下それぞれ二回に分けて縦挽きしました。

およそ42ミリ角の4本に切り出した角材。この程度の厚みなら捻れが補正しやすくなります。

捻れ補正には自作したクランプを使用。

横垂木を取り付けながら、間隔を確認すると、どうも大き過ぎる。

横垂木が4本なら間隔は538ミリ、1本追加して5本にすれば、394ミリ。

無償でいただいた古材はまだ手元にあるので、1本、追加して5本にしよう。

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Roof for Lumber Storage — Part 1

資材置き場の屋根を支える桁を縦挽きにより製材します。DIY用のMakita M565はプロ用の125mmマルノコ5230と比べて、モーターが力不足なため、両面から2回ずつ、合計4回に分けて、長さ3,600ミリ、105ミリ角の角材を切り出しました。切断後に段差ができないよう、定規は同じ面に当てました。

切り出した105ミリ角の角材。丸鋸のモーターを冷やすため、頻繁に休憩しながらの作業となりました。

木口を地面に接した状態で、長期間、ログウォールに立てかけておいたら、シロアリに食べられたようです。この部分は切断したので、長さは3メートルぐらいになりました。

シロアリは年輪に沿って柔らかい部分を食べています。梁として使われることが多い、米松はシロアリが好んで食べるようです。こうした被害から木材を保護するために資材置き場に屋根を取り付けます。

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Auxiliary Workbench for Miter Saw — Part 1

卓上丸鋸専用作業台の補助ワークベンチを製作します。Makita M565は縦挽き用の刃が付けっぱなしになっています。

このような形状の切り欠きは丸鋸で切断した方が綺麗に仕上がります。

脚4本分の切り欠きを加工するのもあっという間。

フレームがほぼ完成しました。キャスターと天板を取り付ければ、卓上丸鋸専用作業台と同じ高さになるはずです。

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Circular Saw Storage

丸鋸を追加購入したら丸鋸を適切に保管する場所がなくなり、急遽、専用の棚を卓上丸鋸専用作業台の下に製作することにしました。これまでキャスター付きの作業台下には端材を収納し、重石代わりにしていました。

厚み15ミリの合板(これも手元にあった端材)を棚として使用します。二枚の棚板の間に溝を設けて刃を下に出し、丸鋸のベースが棚板に水平に載るようにしました。これまでは溝がない棚板に置いていたので、傾いた状態で保管していました。刃に負担がかかりそうで、これは何とかしたいと考えていました。

当初は棚板の下にコードを垂らしておこうと考えましたが、2台あるとコードが絡まりそうなので仕様を変更しました。

縦列はやめて横並びにし、コードは本体に巻いておくことにしました。刃の出方を必要最低限にすれば、長いコードを丸鋸のモーター回りに巻くことが可能です。

端材は1/3ほど減らして、卓上丸鋸テーブル兼丸鋸収納棚兼端材置き場が完成しました。新たに替え刃とブラシをぶら下げるためのビスを取り付けました。

今回の卓上丸鋸専用作業台の改造作業で、最も時間を要した作業は、使用した端材の合板を直角、平行に切断することでした。直角が取れておらず、真っ直ぐではない合板を修正することほど、厄介なことはありません。

Makita Circular Saw M565

MakitaのDIY用マルノコ、M565(165ミリモデル)が届きました。普段、頻繁に使用している125mmマルノコ5230では裏表二回に分けて挽いても切断しきれない、厚み92ミリ以上の材を主に縦挽きする際に使用することを考えています。最大切り込み深さ57ミリのM565なら105ミリの角材を二回に分けて縦挽きすることが可能です。しかしながら、モーターの性能を考慮すると、実際には片面で2回ずつ、合計で4回に分けて縦挽きすべきでしょう。

備忘録としてM565の主要機能を取扱説明書から転記しておきます。

電動機:直巻整流子電動機
電圧:単相交流100V
電流:11A
周波数:50-60Hz
消費電力:1,050W
回転数:5,500 min(回転/分)
刃物寸法:外形165 x 内径20mm
最大切り込み深さ:57mm(0º)、38mm(45º)
傾斜切断:0º〜45º
本機寸法:長さ282 x 幅221 x 高さ227mm
質量:3.0kg

Garage Approach

ガレージの施工後、15年が経過して、アプローチ部分の段差が気になるようになったので、加圧注入材と砂を用いて段差を解消することにしました。

加圧注入材は厚みが90ミリほどあるので、最大切り込み深さが90ºで46mmのMakita製125mmマルノコ5230で縦挽きするには表と裏の両方向から切断する必要があります。勾配を考慮して斜め10ºで縦挽きしました。刃は縦引き用のものに交換してあります。

タコを使って転圧してから切断した加圧注入材を置き、周囲に砂を敷設しました。

ちょうどタイヤが通る辺りにスロープとなる加圧注入材を置いたつもりですが、ハンドルを切りながら車を出し入れすると、木材を敷設していない中央部分にもタイヤが通るので、この部分にも短い材を敷設する予定です。

Log Home Renovation — Part 8

木製カーポートのフーチングが昨日、完成しました。

囚人ルックの大工さんはライフアーキテクト株式会社の社長。キッチン床に框を取り付けられています。

框は接着剤で固定するようです。キッチンの床が5センチ高くなりますが、窓の位置はそのままで変更なし。窓はどのようにして取り外すのだろうか?

この固定方法は参考にさせていただきます。

社長さんはMakita製品を信奉されているようで、携帯型自動カンナもMakita製。有効切削幅が304ミリのモデル2012NBのようです。

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Wood Carport — Part 19

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ブンブンさんのウッドデッキ解体時にいただいた長さおよそ3,500mmの4×8材(幅は実測で188mm)を加工して梁を製作します。パーゴラカーポートの間口に合わせて長さを3,200mmに切断しました。上の画像はリンク先のFlickrで動画になっています。左手に定規として使っているのは屋根勾配も計測できる便利なスピードスクエア。

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ガレージ内で馬の上に大引きとして屋外で使われていたこの木材を載せてみるとかなり捻れていることがわかりました。小屋組も在来工法で建てる場合は、梁の上に束が載ってその上に母屋と垂木、屋根材となり、上からの荷重を受けるので、梁はできるだけ太くて重い材が適しているそうです。しかし、私が製作しているパーゴラカーポートは(そもそも屋根がないということはさておき)トラスを組む予定なので、梁の部分には真上からの荷重がほとんどかからない。どちらかといえば、左右に開こうとする力が屋根勾配の角度で加わる。

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4×8のままだと一人で柱の上に載せることは不可能なので、この長い材を丸ノコで縦挽きして4×4材を2本にします。丸ノコを使った縦挽きは練習した通りですが、材が長いので、途中で何回も休憩しながら丸ノコのモーターをクールダウンさせる必要がありました。DIY用のこの丸ノコには定格時間30分の表示があります。

このSHINKO製電気丸ノコSCS-165Kの仕様を以下に転記しておきます。

電動機:直巻整流子電動機
電圧:単相100V
周波数:50/60Hz
消費電力:680W
電流:7.1A
無負荷回転:4,100 r/min
ノコ刃の寸法:外形165 x 内径20mm
最大切り込み深さ:55mm
傾斜切断:0〜45º
寸法:250 x 230 x 210mm
重量:3.3kg

定格時間30分とは何を意味するのか、調べてみると「連続する1時間のうち力率(負荷率)85%の作業を30分使用しても問題がない」という意味だそうです。この丸ノコの最大切り込み深さはおよそ55mm。最大切り込み深さで硬い木材に対して使用するということは負荷率が100%?になり、5分も連続使用するとモーターが熱くなって回転数が下がり、今にも壊れそうになります。

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長い角材を裏返して、残り35mmを今度はMakitaの125mm丸ノコ(多分、業務用)で縦挽きしたらわずか3分ほどで切断できました。段差はHITACHIの電気鉋で削り落としました。2本になったこの角材は、東側と中央部分の梁として使用する予定です。

Makita製125mmマルノコ5230の主要機能を以下に転記しておきます。

電動機:直巻整流子電動機
電圧:単相交流100V
電流:7.5A
周波数:50-60Hz
消費電力:710W
回転数:5,600 min(回転/分)
ノコ刃寸法:外形125 x 内径20mm
最大切り込み深さ:46mm(90º)、30mm(右45º)
傾斜切断:右45º〜0º
本機寸法:長さ257 x 幅219 x 高さ211mm
質量:2.2kg

DIY用の丸ノコと職人さんが使うプロ用の丸ノコは価格以外に何が違うのか?大きく異なるのは電動機(モーター)の基本性能ではないかと思います。DIY用のSHINKO製丸ノコの回転数が4,100RPMであるのに対し、Makita製のものは5,600RPM。車で言えば、エンジンに相当しますが、高回転のMakita製丸ノコはSHINKO製のものと比べて駆動音が甲高く、それが切れ味に大きく影響しているのではないかと思います。

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Makita 125mm Circular Saw 5230

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プロの大工さんが愛用する電動工具と言えば、日本ではHitachiやMakita製が圧倒的に多い。それには訳があるはずと前から思っていました。日曜大工や工具の収集を趣味とする私はプロではないので、これまで電動工具と言えば、アマチュアに人気のあるBlack & DeckerやBOSCHなど海外ブランドの製品を主に使用していました。去年、母屋の屋根を葺き替えた時に実際に作業していただいた大工さんや板金屋さんは、やはりMakitaの電動工具を使われていました。

Makita Rechargeable Impact Driver (M695DWX)

ハンドツールは一生もの、パワーツールは10年使えれば良いという考えで、これまで電動工具には特に拘りがなく、使い勝手よりもどちらかと言えばデザインと価格重視で選んでいました。今回、入手したMakitaの充電式インパクトドライバー、M695Dはプロ機ではないものの、プロ機同等の使い勝手を誇る優れた製品だと思います。製品本体に予備バッテリーと充電器、プラスのビット、バッテリーカバー、大きなプラスチックケースが標準で付属。

これまで主に使っていたBlack & Deckerのインパクトドライバー(SX5000)はバッテリーが12VのNi-Cd電池であったのに対し、今回入手したMakitaの製品はバッテリーが小型軽量の14.4Vのリチウムイオン電池(容量1.1 Ah)になっています。

バッテリーを含む本体質量は1.3kgと軽く(Black & Decker SX5000は1.6kg)グリップは握りやすい形状と素材が採用されています。本体下部にTPEと書いてあるのはThermoplastic Elastomer(熱可塑性エラストマー)の略だと思われます。スリーブに施されたローレット加工が特徴的であり、高級感もあります。

南側ベランダの修復作業にこのインパクトドライバーを使って、90mmの長いビスを緩めたり、締めたりを繰り返しました。頻繁に再充電することなく、修復作業が捗りました。最大締付トルクは130N•m(Black & Decker SX5000は120N•m)と強力であり、長いビスが4×4材を貫通しそうになりました。無段変速スイッチ採用のこの製品は、回転数を微妙に調整することが可能であると感じました。

スイッチオンでLEDライトが常時点灯します。屋外の明るい場所で使用する場合は、LEDライトは点灯していても気付きませんが、夕方になり、暗くなると対象物を照らしてくれるので便利。

Log Home Reroofing — Day 1

梅雨入り直前になって漸く、母屋の屋根葺き替え工事が始まりました。今日は大工さん2名が破風、鼻隠しの補修と板金作業の下地作りに着手。業務用の卓上丸鋸を外に出して準備していましたが、大工さんは使い慣れたご自分のMakitaの携帯型丸鋸を使用。

鼻隠しに使用する杉板。厚みが40mm近くあります。

垂木の先端、鼻を隠す板が鼻隠しですが、勿体ないことに、この上からガルバリウム鋼板が張られて、杉板が見えなくなります。

破風の先端は直角になるように仕様変更してもらいました。これまでは地面と垂直に先端部が処理されており、雨水が伝うので、破風板の先端が腐朽していました。特に西側の腐朽が酷くなっていました。

Day 2へと続く。