Mac OS X 10.6.5 Released

iOS 4.2よりもSnow Leopardのアップデートが先でした。今回のアップデートで改善を期待したい部分を赤にしました。

The 10.6.5 Update is recommended for all users running Mac OS X Snow Leopard and includes general operating system fixes that enhance the stability, compatibility, and security of your Mac, including fixes that:

  • improve reliability with Microsoft Exchange servers
  • address performance of some image-processing operations in iPhoto and Aperture
  • address stability and performance of graphics applications and games
  • resolve a delay between print jobs
  • address a printing issue for some HP printers connected to an AirPort Extreme
  • resolve an issue when dragging contacts from Address Book to iCal
  • address an issue where dragging an item from a stack causes the Dock to not automatically hide
  • resolve an issue with Wikipedia information not displaying correctly in Dictionary
  • improve performance of MainStage on certain Mac systems
  • resolve spacing issues with OpenType fonts
  • improve reliability with some Bluetooth braille displays
  • resolve a VoiceOver issue when browsing some web sites with Safari 5

最近、Apertureでの画像処理が異常に遅くなり、レインボーカーソルを見ていると目が回りそうな状況でした。一つのライブラリーの容量が170GBを超えてしまったことに問題があるのかもしれませんが。

DictionaryでWikipediaの情報が正しく表示されない問題も、随分と前からありますが、Dictionaryに英辞郎を組み込んである私のMacBookがおかしくなっていると思っていました。

このブログやFlickrのコメント欄に使われているフォントがOpenTypeなのかどうかわかりませんが、スペースに問題がありました。これも改善されていると良いのですが。

Mac OS X Updateと同時にHP Printer Software UpdateもSoftware Updateからダウンロードできるようになっていました。AirPrintと何か関係がありそう。

10.6.5インストール後、再起動して直ぐにMailのプラグインであるGrowlMailがMail 4.4とMessage 4.4に対応していないとの警告がありました。GrowlMailを確認すると最新の1.2.2がインストールされているのですが。どうも、使えなくなったようです。

DictionaryのWikipediaの表示が改善されました。Apertureも改善されたような気がします。OSアップデート前はQuick Previewでも遅かったのが、普通に速くなった感じです。

A Very Slow Shooting Star

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プレアデスの方から左下にゆっくりと流れる、牡牛座流星群のものと思われる流星を捉えました。この短い軌跡で2秒以上、光が見えました。

この写真は、Olympus PEN E-P1に17mmパンケーキ(換算34mm)を装着して撮影。横縞状に現れる高感度長秒時ノイズは気温の低下とともにそれほど目立たなくなりました。流星の光を際立たせて、ノイズが目立たないようにApertureで補正してあります。

The Milky Way with RICOH GR Digital III

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月が昇る前に夜空を確認すると、雲がほとんどない晴天。Ricoh GR Digital IIIで天の川の撮影が可能かどうか、試してみました。結果はご覧の通り。上の写真は、換算28mm、F1.9、ISO 400、三脚固定で30秒露出。RAWで撮影し、Aperture 3で現像、補整しています。

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長秒時ノイズが現れていますが、Olympus PEN E-P1の醜いノイズと比べると十分に許容範囲内です。予想はしていたものの、コンデジでここまで撮れるとは、たいへん驚きました。これなら流星写真にも使えます。インターバル撮影の機能もあるので、ノイズ処理に要する時間を考慮して、間隔を設定すれば、自動撮影で火球クラスの明るい流星も狙えるかもしれません。

フォーカスを無限遠に設定できるので、ライブビューでピント合わせをする必要がないのは便利です。

Ricoh GR Digital III and Aperture 3 Raw Compatibility

困ったことにAperture 3のRAWフォーマット互換性リストにRicoh GR Digital IIIがないことに気付きました。GRで記録したRAWファイルをAperture 3で現像できないとなると、JPEGで撮影するしかないのかと途方に暮れつつ、RAWで撮影したファイルをAperture 3に読み込ませてみることにしました。

何の問題もなく、Ricoh GR Digital IIIで撮影したRAWフォーマットのファイルを読み込ませることができました。リストにないのになぜだろうと調べてみると、Ricoh GR Digital IIIのRAWフォーマットはAdobeの汎用RAWフォーマットであるDNG (Digital Negative)ファイルであるらしく、Mac OS XがDNGに対応しているそうです。したがって、iPhoto、ApertureでもDNGファイルを処理することができるということです。

GR Digital付属のCD-ROMに収められた画像処理ソフトウェアはWindowsのみに対応し、Mac OSには対応していません。

The Snow Leopard Graphics Update

今回のグラフィックス・アップデートの詳細を見ると、

Resolves an issue that could cause Aperture 3, or StarCraft II by Blizzard, to unexpectedly quit or become unresponsive.

私の使用環境でもApertureが応答しなくなるという状況が発生していました。特に多くのRAWファイルを現像している時に応答しない状況に陥ることが多々ありました。ファンの回転数が上がるので、猛暑が原因かと思っていました。暫く様子を見ます。

Perseids 2010 Wrong Settings?

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Nikon D90 w/Tokina AT-X 116 Pro DX F2.8とOlympus PEN E-P1 w/17mm F2.8の二台体制で午前零時頃から午前2時過ぎまでのおよそ2時間で合計273枚を撮影し、捕らえた流星は2個。そのうちの一個がペルセウス座流星群に属すると思われる、非常に明るく、ゆっくりとした速度で地平線に向かって流れたオレンジ色の流星です。上の写真は、Aperture 3.03でレベル補整などを試みましたが、逆にノイズが目立ち、うまく補整できません。

メタデータを見ると、ISO 1250、焦点距離14mm(換算21mm)、f/2.8、露出20秒になっています。ISOを上げ過ぎていて、露出が短く、後から無理に補整しようとすると、ノイズが現れます。熱ノイズも別の原因として考えられます。撮影時の気温を考えると、ISO1250は上げ過ぎなのかもしれません。

Andromeda

右少し上の方にアンドロメダ星雲が写っています。梅雨明けの東の星空を三脚に固定させたNikon D90 w/Nikkor 18-105mm F3.5-5.6G ED VRで試写してみました。距離計がないレンズなので、星空の撮影には不向きと決めつけていましたが、そんなことはないようです。

木星が見えていたので、望遠端にして光学ビューファインダーを覗きながら、マニュアルで合焦。ピントリングは無限遠から少し戻したところで合焦します。ライブビューで拡大する方法もありますが、Nikon D90の場合は明るい星が見えているのならOVFを覗く方が容易にピントを合わすことができるみたいです。(望遠ズームレンズだからできることですが。)

ズームリングを広角端(18mm)に戻して25秒間の露出。上の写真はトリミングしてあります。ISOは1600まで上げても、目立ったノイズはありません。二枚の写真は、元となるRAWファイルは全く同じものですが、Apertureでの調整を変えることで、確認できる星の数、アンドロメダ星雲の写り具合が随分と異なります。下の方の写真は、カシオペア周辺、上下に天の川がうっすらと見えます。

このレンズは来月のペルセウス座流星群の撮影に使用できそうなことがわかりました。

Gone Fly Fishing and Stargazing

今年初めての釣行で、尺に近い大きなイワナが釣れました。いつもの渓流とは異なる、釣り人が滅多に入らない川の源流域です。この川は天然のイワナしか釣れないので、イワナのスポットに的を絞り、イワナが出そうなフライの流し方に専念。上の写真は一匹目、20cmぐらいでしょうか、この川では平均的なサイズ。

そして、こちらが久しぶりの大物。フライは前日に巻いた、アダムズドライフライをベースにしたオリジナルパターン。フックは14番で大物狙いでした。

一旦引き寄せた後に、この大きな尾びれでぐいぐいラインを引っ張られましたが、同行者がランディングネットに捕獲してくれました。たぶん、このサイズを私が地元の川で釣り上げたのは初めてではないかと思います。

記念にセピアで一枚。しばらく、撮影につきあってもらいましたが、無事にリリースすることができました。

注記:源流域から少し下った堰堤が連なる部分はたいへん険しく、アクセスが容易ではありません。あまりにも危険なので今回、釣行した河川の名称と場所は非公開とさせていただきます。

宵の明星を西の空に見ながら、30分ほど歩いてジムニー駐車位置まで戻るとすでに暗闇。月はまだ昇っていなかったので、暗い星もたくさん見えます。ウェーダーを脱いで、Olympus PEN E-P1をマンフロット製三脚にセットしていると、飛行機ではない明るい光がかなりの速度で移動しているのが確認できました。人工衛星にしては明るすぎるので、たぶんISS(国際宇宙ステーション)だと思います。exifを見ると撮影時刻は午後8時前。

星の写真は合計12枚、主に東の空を撮影しましたが、そのうちの3枚に流星らしき光跡が5本も写っていました。時期から推測するとみずがめ座η流星群(Eta Aquariids)の可能性が高いのですが、放射点を考えると流れ方が違います。光跡は土星の少し南よりから獅子座デネボラ付近に流れています。

上の写真、カメラはノイズリダクションをOFFに設定し、RAWフォーマットで撮影、Aperture 3.0.3でノイズ除去を試みました。しかし、横縞模様のノイズは消すことができません。カメラ側でノイズ除去した方がきれいに撮影できることが判明しました。こんなことになるのなら、Nikon D90を持参すれば良かったと後悔。

この写真にも流星と思われる光跡が3本、写っています。その内の1本は先ほどと同じデネボラ〜土星。3本の光跡の接点は、地平線のずっと下の方になるので、放射点が同じ流星群とすれば、流れる向きは地平線から天頂方向と考えられます。露光25秒で換算34mmの広角レンズでこれだけの流星が写っているということは、相当な数が流れているはずです。残念ながらいずれも目視で確認した訳ではありません。

この写真にも左の方、樹木の背後を上下に流れる光跡が1本、確認できます。横縞模様のノイズが醜い。

Sakura

Cherry Blossoms

More photos taken with Olympus PEN E-P1 and AF Nikkor 35mm f2/D. It’s fun to focus manually with the Nikkor lens attached to my PEN E-P1. The average daytime temperature has risen and cherry blossoms are everywhere in town.

Rape Blossoms

The unnatural background color is a result of improper adjustment of the white balance. I have set it to “Fluorescent.” It’s pretty interesting to play around with amazing features of Aperture. Most of the time, I don’t know what I’m doing though.

Olympus PEN E-P1 w/AF Nikkor 35mm f/2D

Wild Azalea

フォクトレンダーのマウンドアダプターを介して Nikkor 35mm f/2DをPEN E-P1に装着し、試写してみました。換算70mmの望遠レンズになり、マクロっぽい使い方ができるみたいです。このサイズのレンズでもフォーカスリングが遠くに感じるので、慣れるまで少々、時間がかかりそう。

Camellia

7角形の丸ボケが現れました。被写体を中央からずらしてAEロックボタンを押しながらシャッターリリース。Apertureで手を加えようとしましたが、思うように行きません。

Time Machine Knows

私は500GB Time CapsuleをTime Machine用バックアップディスクに指定しています。いつもは知らぬ間に着実にバックアップしてくれます。最近のMac OSは岩のように安定していて、Time Machineのお世話になることはほとんどありません。心理的な安心感を提供してくれているのだと思っています。

そのTime Capsuleですが、先日、二台のMacBookのハードディスクを換装してからメニューバーのアイコンが常時ぐるぐる回るようになりました。気付けばTime Capsuleディスクの空き容量がいつの間にか、50GBを切っています。どうやら、MacBookのハードディスクを交換したことを知っているようです。システムやファイルは同じでも、ハードディスクが変わったことを察知して、MacBook内蔵ディスク上のすべてのファイルをバックアップしているようでした。

Time Machineはバックアップディスクの容量がいっぱいになれば、最も古いバックアップファイルから順に上書きして、常時、ディスクいっぱいの状態を維持するようです。

iPhoto 09からAperture 3に移行した時に、ライブラリーを参照するのではなく、iPhotoのファイルをコピーしてAperture内のライブラリーと統合しました。結果、58GBのスペースを消費したようです。この増加分もTime Machineはバックアップしています。

Time Machineがバックアップ作業中であれば、他の作業に支障を来します。幸い、復元しなければならないファイルはないと思うので、Time CapsuleのディスクをAirPort Utilityを用いて初期化しました。その後、一からバックアップさせた結果、消費したディスクは190GBほど。空き容量が300GBになりました。Time Machineバックアップ先ディスクは、定期的にメンテしておくべきことを今回の作業で実感しました。

Tokina AT-X Lens Case

中古のレンズポーチ、レンズケースを漁っていて見つけたのが、このTokina AT-Xレンズ用のケース。僅か350円でこんなに立派なケースが売ってました。Tamron AF18-250mmが入るかなと思って買って来たのですが。

帰宅後にレンズを入れてみて驚きました。まるで専用ケースの如く、フードを外せばぴったり入ります。Tamron AF18-250mmも新品なのに破格値で別のお店で入手。ケースを買った店では、このレンズの中古品が私が買った破格値の2.5倍で売ってました。

iPhoto 09とAperture 3がOlympus PEN E-P1のRAWファイルに対応したことを記念して、このポストに使用した二枚の写真は、Zuiko Digital 35mm F3.5を用いて初めてRAWで撮影しました。撮影時に露出補正を若干、マイナスにしただけで、他の設定は特に変更していませんが、思いの外、黒つぶれしていないので驚きました。Aperture 3で現像しています。私が知らなかっただけで、RAWで撮れば、MFT規格のカメラでこんなにきれいに撮れるとは。特に一枚目。

Digital Camera Raw Compatibility Update 3.1

漸く、MFT規格のOlympus PEN E-P1/E-P2のRAWフォーマットがAperture 3とiPhoto 09に対応したようです。Software Update経由でダウンロードできます。今回のアップデートで新たに対応するデジタルカメラは以下の通り。

  • Hasselblad H3DII-50
  • Leica M9
  • Leica X1
  • Olympus E-P1
  • Olympus E-P2
  • Panasonic Lumix DMC-GF1
  • Pentax K-7
  • Pentax K-x
  • Sony Alpha DSLR-A500
  • Sony Alpha DSLR-A550
  • Sony Alpha DSLR-A850

Pentax K-7/K-xも対応していなかったこと、このリストで知りました。Leica M9とX1も対応しています。Panasonic Lumix DMC-GF1も。

私はAperture 2.1.4を少し、使いかけましたが、メニューのフォントサイズが恐ろしく小さくて見辛いこともあり、使用を停止していました。今回のアップデートでOlympusのMFT規格のカメラにも対応したことだし、iPhoto 09からAperture 3への移行を検討します。iPhoto 09に取り込んで、管理している画像ファイル15,000枚以上、動画ファイル100本、容量は58GBもあるので、これを引っ越すとなると腰が重くなります。

Aperture 3になってからユーザーの対象を拡大し、これまではプロ向けだったのが、ハイアマチュアをも対象にするようになったことは、iPhotoライクな機能(Faces、Placesとか)を取り入れたことから察することができます。来月下旬に発売されるiPad(教育市場、ファミリー向け)はiPhone OSを搭載するので、DSLR Camera RemoteなどのiPhone/iPod touch用のアプリケーションを使えば、より大きなモニターで被写体をライブビューしながらリモート撮影することができると思います。iPadとApertureの連携はどうなっているのか、この辺りを見極めてから、移行すべきなのかもしれません。