ホテルから車で東へ10分ぐらいの和琴半島へと向かいました。車窓からはバケツハットのような形状の低い山が見えます。自宅のある関西では珍しい形状の山が屈斜路湖周辺には多くあります。
現地の地図を見ながら今夜も晴れたら湖面に反射するオリオン座を撮影しようと考えていました。オリオン座は午後9時過ぎに東から昇るので、案内板がある現在地なら東に湖面が見えるのでちょうど良い。数十メートル、西に行けば、西も湖面。
反時計回りに半島を一周することにしました。普通は下り階段が続く時計回りだそうです。
「オヤコツ地獄展望デッキ」って何だろう?興味津々。この案内板を見て反時計回りになったのですが、一周せずに展望デッキまで行って、来た道を戻るのなら確かにこちらの方が近い。
湖面はこんな感じで、こんな景色が日本国内にあるとは…
和琴半島の紅葉と湖面に浮かぶカナディアンカヌー。
程なくして「オヤコツ地獄展望デッキ」に到着しました。地獄は何処?
地獄は眼下にありました。
もくもくした白煙は水蒸気。屈斜路湖はすぐ近くにある摩周湖と同様、活火山の火口にできた、日本最大のカルデラ湖。
辺りは硫黄臭が立ち込めています。湖底に見える大きな岩は溶岩でしょうか。
カヌーはこの後、接岸してランチ休憩。
屈斜路湖は周囲が56.8km、面積79.5平方キロ、最深117mで日本で6番目に大きな湖だそうです。
屈斜路湖はコバルトブルー、摩周湖はインディゴブルー。1938年に起きた湖底噴火により、中性であった水が酸性に変化し、魚がいなくなったそうですが、1990年代に魚が戻ってきたそうです。
1時間半ほどかけて、和琴半島を一周し、駐車場に戻ろうとしていた時に目に入った、露天風呂の看板が気になる。
1938年の湖底噴火でできた温泉でしょうか。
靴と靴下を脱ぎ、足湯を実行。水温は38度ぐらいでしょうか。ちょうど良いあんばい。半島一周して疲れた足が回復しました。
この後、すぐ近くにある摩周湖へと向かいました。
A Trip To Hokkaido — Part 6へと続く。
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