Wood Carport — Part 15

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北側に3本の柱を立て、桁を載せた段階で、柱を細長いウッドデッキと母屋に固定しました。柱Aと柱Bはウッドデッキの2×6幕板に4×4の米杉(WRC)角材を渡し、シンプソン金具と専用ビスを用いて固定。角材の切断精度は1mm単位で行う必要があります。少しでもずれると柱が垂直に立ちません。

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柱Cは廃材を利用して母屋ログハウスのノッチ部分に仮り固定。

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次の作業に取り掛かる前に、近所にお住いの建築設計事務所兼工務店社長さん宅を訪れ、方杖の施工タイミングを聞いて来ました。ご自宅がショールームを兼ねているそうですが、カーポートを見に来る人も多いとか。

大津市中心部にある工務店の名称を聞き、ひょっとしてと思い、以前、自宅前をローバーミニで通りがかった社長さんに尋ねてみたら偶然にも40数年前に私の元実家を建てた工務店でした。外材(輸入木材)のブローカーを営んでいた父が先代の工務店棟梁と幼なじみだったということもあり、その工務店に自宅の建築を依頼したのでした。

話は元に戻り、方杖の施工時期ですが、社長さんによるとフレーム完成後ではなく、早い時期に方杖は取り付けた方が良いとのことでした。屋根を施工する時に屋根上に登らなければならなくなるので、補強材はその前に取り付けるべきだそうです。仮筋交いでも良いとのこと。

取付角度は45ºが最も強度があるそうで、長ければ長いほど建物が安定するそうです。カーポートの場合は車の高さぎりぎりまで伸ばせば良いとのことです。方杖を固定する方法も教えてくれました。「手に負えなくなったらいつでも注文受けますよ」とも。

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方杖や火打ちを固定する際に使うボルトを八幡にある大型ホームセンター、ムサシで入手しました。90mm角の角材で方杖を製作して同じ90mm角の桁や梁に45ºの角度で固定するにはボルトのサイズはどのぐらいが適切か?Zマーク金物売り場の近くにいた店員さんに聞いてみたら、正直に「わからない」の返答でした。来店中の本職の方に聞いた方が早いだろうと思い、いかにも職人さんの出で立ちをした人に聞いたら、庭師の方でやはり「わからない」の返答でした。製材している人に聞いたらわかるかもしれないと言われたので、そちらの方に移動して尋ねてみると、またしても「わからない、同サイズの角材を使って測れば良い」と言われました。

角材売り場の方に向かう途中で、合板の反り防止用の角材を見つけました。サイズは90mm角。長さが異なるボルト数本をZマーク金物売り場から持って来て、反り防止用の角材を使って、45ºの角度で直角二等辺三角形を作り、適合するサイズを調べると、どうやら180mmのボルトが適合するようでした。先ほどの店員さんが正直に私にはわからないと言った時、手にされていたのが180mmのボルトでした。

Wood Carport — Part 16へと続く。
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