Jimny Shimmy

shimmyとは辞書の定義によると、”an abnormal vibration especially in the front wheels of a motor vehicle”とのことで、走行距離が長い四輪駆動のSuzuki Jimnyに発生することがよくあります。昨年12月にフロントアクスルのオーバーホールと共にキングピンを含む劣化したパーツを交換修理した際は、右フロントのグリスと油漏れのみが症状でシミーは発生していなかったのが、最近、高速走行時にステアリングが小刻みに振動するシミー現象が起きるようになりました。

より具体的には、時速70~80kmぐらいで直進走行している時に、小さな段差を通過した直後にステアリングが小刻みに振動する現象です。減速するとシミー現象はなくなります。いつも同じ道でこの現象が発生していたので、原因はバンピーな路面にあるのかと考えていましたが、他の車ではこのような現象が起きないので、私のジムニーだけに起きているようでした。防護壁の高さが低い橋梁を、強い横風を受けながら走行している時にシミーがやって来ると、ちょっと怖い思いをします。

「ジムニー シミー」を検索ワードで検索すると、多くのサイトがヒットします。上のYouTube動画もその一つ。私のジムニーはほぼ完全ノーマル車仕様ですがシミーは発生しました。

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20年来の付き合いのSuzukiディーラー担当整備士に連絡し、症状を説明すると、それはやはりシミー現象である可能性が高く、ギアボックスの調整をすれば恐らく治りますのでそれで様子をみてくださいとのことでした。翌日、車をディーラー整備工場に持参しました。ジムニーのステアリングギアボックスはエンジンルームの運転席側前方のラジエーター横にあります。ギアボックスにはステアリングの遊びを調整するネジ(マイナス)があります。Snap-onのコンビネーションレンチで六角ボルトが回らないように固定させながら、エクステンションバーを取り付けたマイナスドライバーで調整ネジを締めて、遊びがより少なくなるように調整されました。前輪を揺さぶりながらガタがないことを確認し、ちょっと走ってきますと言って車を走行させながらギアボックスのネジを微調整されました。

およそ1時間ほどで調整作業が終了し、運転してみると、明らかにステアリングの遊びが少なくなったことを実感しました。高速走行してみましたが、いつもシミー現象が起きていたところを通過してもシミーはやって来ない。フロントアクスルのオーバーホール後、半年しか経過していないので、無償での調整修理となりました。

総走行距離: 81,363km

2 thoughts on “Jimny Shimmy

  1. 直って良かったですね。そういう現象にはあったことが無いですが、振動は嫌ですね。
    アクアになってから直進性が悪くなった気がします。あと、コンパネの建付けが悪いようでギシギシとうるさいし。ディーラーで値段相応かと聞いたら、そんなことはないと言ってましたが、メンテなどで持って行くと鳴りません(笑)

    1. Jimny以外の車でシミーが発生するとすれば、ホイールバランスやアライメントの狂いが原因であることが多いようです。この車はフロントアクスルやパワステ、ラテラルロッド、サスペンションの構造が特徴的であり、別の原因でシミーが発生するようです。ひどい時は緊急停車すべきか迷うほどブルブルします。シミーが原因で重大な事故が頻発するようなことがあればリコール対象となっても驚かない程度に振動します。今のところ、再発していませんが、油断するとまた起きるかもしれません。

      アクアはYさんが所有されており、この前も後部座席に乗らせてもらいました。なかなか運転しやすそうな車だと感じました。ギシギシはなかったように思います。

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