Category: OS X / macOS Software

  • OS X El Capitan Public Beta 6 (15A278b)

    OS X El Capitanの新しいパブリックベータが公開されたのでインストールしました。以下、気付いた点を列記します。

  • Photos 1.1 and Astrophotography

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    今年の夏は昼間は晴れていても夜になると曇ったり、雨が降ったり、月の光が邪魔したりで、天の川を撮影する機会に恵まれず、ペルセウス座流星群も条件が良い時間帯は撮影できませんでした。昨晩は月が山の背後に隠れると、自宅敷地内からも天の川がうっすらと確認できるほど空が澄んでいたので、近くの山に行き、天の川を撮影してみました。 上の画像は、Photos AppでRAWからJPEGに変換しただけの無修正の画像です。肉眼で見る天の川はこんな感じです。見慣れていない人は、左少し上にある綿菓子のような雲と左下から右上にかけて微かに写っている天の川との区別ができないかもしれません。 同じ画像ファイルを補正すると天の川がくっきりと見えるようになります。画像の上端少し左にM31(アンドロメダ銀河)がはっきりと確認できます。30秒の露光で撮影した1コマの画像を元にPhotos 1.1でここまで補正できれば私としては満足です。 レンズをAF Nikkor 50mm f/1.8Dに交換して北アメリカ星雲周辺を狙いました。上の画像は露光80.4秒の1コマ無修正画像。 Photos 1.1で追加された補正項目を含め、ほぼすべての項目で大胆に補正するとこのような結果が得られます。Luminance Noise(輝度ノイズ)補正項目がPhotos 1.1で追加されましたが、この項目を触ると輝度ノイズを軽減させることができるようです。 iOptron SkyTracker™に付属する極軸望遠鏡用のiOptron Polar ScopeをiPhoneで立ち上げてしっかりと極軸を合わせると、焦点距離50mm(換算75mm)のレンズで80秒程度の追尾では星が流れることはありません。左のスクリーンショットとほぼ同じレチクルが極軸望遠鏡に現れます。緑の十字は現在地と現在時刻に基づいた北極星の位置。北半球であれば、北極星を視野に入れて、緑の十字がある同じ位置になるよう、調節するだけです。但し、雲台の水平出しは重要。極軸が合っていても水平でなければ、星は流れてしまいます。 OS X El CapitanではStarStaxが起動しないので、現在は複数の画像をスタック(合成)できません。スタックできるようになった時のことを考えて、ダークフレームを撮影しました。 しかし、ほぼ同じ条件で撮影したこのダークフレームにはノイズらしきものが写っていないので、あまり意味がないのかもしれません。

  • OS X El Capitan Public Beta 5 (15A262e)

    昨日、一旦公開された直後に取り下げられていた容量2.45 GBのPublic Beta 5がダウンロード可能になりました。これまでのパブリックベータと同様に気付いたことを随時以下に書いて行きます。私の使用環境下ではこれまでのEl Capitanパブリックベータ版で最も不安定です。インストール、アップデートする人はそれなりの覚悟が必要です。 8月22日追記:Public Beta 5のリリース一日後にEl Capitan Recovery Update 2.0がベータ版を試用、検証している人を対象に公開されました。直接関係しないと思われますが、それ以来、スリープから復帰しない深刻な問題は発生していません。 8月27日追記:スリープから復帰しない深刻な問題がまた発生しました。この問題が発生する時はいつもSafariで複数のウィンドウを開いています。原因はSafariとJavaに関係していそうです。 iTunesでBeats 1ラジオを視聴すす時、AirPlayが使用できない状況は変化なし。(これは仕様かもしれない。) SafariでGoogle検索結果のページに戻ろうとすると、検索結果が消えて戻れないバグは修正されていない。 スリープから復帰しない深刻な問題がある。(モニターだけ復帰するが、Magic Trackpadや有線キーボードからの入力に対して一切反応しない。時計は、スリープ時のまま進んでいない。) NumbersやPagesのファイルを立ち上げると、”HiraMaruPro W-4″あるいは”HiraKakuPro W-4″がないので見栄えが異なるかもしれないと言った内容の警告がなくなった。ヒラギノフォントの不具合が修正されたかもしれない。 Javaを8 Update 60 build 27にアップデートできない。

  • OS X El Capitan Public Beta 4 (15A243d)

    El Capitan Public Beta 3を試用・検証開始してちょうど一週間後の本日、Public Beta 4がApp Storeからダウンロードできるようになったので、メインマシンにインストールしました。インストール所要時間はおよそ15分。PB3の時と同様に気付いた点を随時以下に書いて行きます。 ある特定のPDFファイルがPreview Appで開かない。(そのファイルを閉じると、次回から別のPDFファイルを問題なくPreview Appで開くことができる。) NumbersやPagesのファイルを立ち上げると、”HiraMaruPro W-4″あるいは”HiraKakuPro W-4″がないので見栄えが異なるかもしれないと言った内容の警告があり、ヒラギノフォントの不具合はまだ修正されていない。(ひょっとしたらFont Bookが壊れているかもしれない。) iTunesでBeats 1ラジオを視聴すす時、AirPlayが使用できない状況は変化なし。 iTunesでiPhone 6のデータをWi-Fiで正常にバックアップ及び同期できるようになった。 今のところ、スリープ中に突然システムが再起動する深刻な問題は発生していない。このバグは修正されているだろう。 SafariでGoogle検索結果のページに戻ろうとすると、検索結果が消えて戻れない。 StarStaX v.0.70が起動しない。

  • OS X El Capitan Public Beta 3 (15A234d)

    メインマシンである27″ iMac (Mid 2010) の内臓HDDにインストールして「本格的に」試用、検証しているEl Capitanパブリックベータ版を本日、PB3にアップデートしました。PB1と比べて不安定だったPB2よりも今回のアップデートは今のところ、PB1と同様に安定しています。以下、気付いたことを随時、リストに書いて行きます。 Finder WindowのSidebarが正しく表示されるようになった。(前回調整したSidebarの幅を記憶している。) iTunesでBeats 1ラジオを聴くとき、相変わらず、AirPlayが選択できない。 眠っていたはずのiMacが突然目覚めて、予期せぬエラーを理由に勝手に再起動することがある。(保存していない作業中のファイルはデータが飛ぶので、危険度が高い。1時間以上、使用しない場合、システムを終了させた方が安心。) Mailboxサイドバーの表示が修正されている。 Wi-Fi接続時にiPhone 6のバックアップをiTunesで適切に取れるようになった。 ヒラギノフォントが正しくインストールされていないかもしれない。 パスワードで保護されたPDFファイルをPreviewで開けないことがある。 AVATRON Air Displayが予期せず終了することがある。

  • El Capitan and iOS 9 Public Beta 2

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    本日、OS X 10.11とiOS 9のパブリックベータ2をメイン機として使用している27″ iMac (Mid 2010) とiPhone 6にそれぞれインストールしました。守秘義務があるので詳細についてはブログで公開することはできませんが、El Capitanで日本語Spotlight検索を使用する時の動作が修復されているように思われます。iOS 9では相変わらず、auSupport Appが開きません。

  • iTunes Updated To Version 12.2.1.16

    今回のアップデートはiTunes MatchまたはApple Music使用時に発生していた問題に対処するものだそうで、具体的には、 Fixes an issue for iTunes Match users where iTunes incorrectly changed some songs from Match to Apple Music. (iTunes Match使用者に対し、”Match”から”Apple Music”に一部の楽曲が誤まって変更になる問題を修復) Provides a way to correct a library problem affecting former iTunes Match subscribers. (以前、iTunes Matchに登録していた人に影響を及ぼす、ライブラリーに関する問題を修正する方法を提供) Includes minor bug fixes and improvements for Beats 1. (Beats 1に関わる軽微なバグ修復と改良を含む) “Match”から”Apple Music”に一部の楽曲が誤まって変更になる問題は本当にあったということでしょうか。実際にDRM付きに変更になっていたとしたらこれは深刻な問題です。 Beats 1(24/7ラジオ)に関わる軽微なバグ修復と改良とは何を意味するのか?iTunesをアップデートした私の環境 (OS X…

  • Apple Beta Software Program

    Cult of Macのライター、George Tinari氏の記事、”How iCloud could save your Mac from El Capitan’s destruction“を読んだ後にEl Capitanパブリックベータ版をメインマシンの内臓HDDにインストールしようと、Apple Beta Software Programのサイトを開こうとしたら、”We’ll be back.”の画面になっていました。 Cult of Macの記事は、MacBook Air (Mid 2011) にEl Capitanパブリックベータ版を上書きインストールしようとしたら、直後に”File system verify or repair failed.”のエラーメッセージが現れ、その後、何度かインストールし直そうと試みても状況は改善されず。El Capitanパブリックベータ版のインストールは諦めて、リカバリーモードでYosemiteを再インストールしようとしたら、今度は別のエラーメッセージ、”An error occurred while preparing the installation. Try running this application again.”が表示されたそうです。 リカバリーモードでエラーが表示され、再インストール不可能になると、事態は深刻。困ったGeorge Tinari氏はGenius BarにMacBook Air (Mid 2011) を持ち込んだそうです。結局、Geniusは同氏の承諾を得てYosemiteのクリーンインストールを実行。無鉄砲で際どい人生を送る同氏は、Time Machineでバックアップを取っていなかったけれども、幸いにも容量を追加購入しておいた200GBのiCloud Driveから失ったデータの8割を復旧したとのことです。Time Machineでローカルディスクのデータを外付けのドライブにバックアップしておけば、100%のデータを復旧できたはずです。 El…

  • OS X “Yosemite” Version 10.11 Beta and iOS 9.0

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    本日、iOS 9とOS X 10.11のパブリックベータ版をダウンロードできるようになったことを通知するemailが届きました。早速、27″ iMac (Mid 2010) とiPhone 6にOS X 10.11とiOS 9をそれぞれにインストールしました。半日ほど使用した印象を当ブログで書きたいところですが、パブリックベータは企業秘密として扱われているので、ブログに書いてはいけないそうです。スクリーンキャプチャーを貼ることも禁じられています。 このプログラムにはApple IDを所有する人なら誰でも参加できるので、9月まで待てないという人は自分でインストールすればよろしいかと思います。iOS 9の場合は既存システムを(iCloudではなく)iTunesでフルバックアップ、OS X 10.11の場合はTime Machineでバックアップしておくことをお勧めします。また、OS Xの場合は、HDDに容量20GB以上のパーティションを組んで、既存OSを上書きすることなく、異なる場所にインストールするよう推奨します。 表題がOS X “Yosemite” Version 10.11 Betaとなっていますが、About This Macがこのような表示になっているので、そのままにしてあります。

  • Digital Camera RAW Compatibility Update 6.05

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    OS X YosemiteのデジタルカメラRAW互換性が更新され、6.05で以下のデジタルカメラが追加されました。 Canon EOS M3 Fujifilm X-T10 Fujifilm XQ1 Fujifilm XQ2 Leica M Monochrom (Typ 246) Nikon 1 J5 Nikon D810A Olympus STYLUS SH-2 Olympus STYLUS TG-4 Tough Panasonic LUMIX DMC-G7 何と今頃になってFujifilm XQ1が後継のXQ2と共に対応リストに追加になっています。これまではJPEGで撮影していましたが、設定をRAWに変更しておこう。

  • Music Membership Service Confusion

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    昨日、公開されたiOS 8.4とOS X Yosemite 10.10.4と共にやって来たAppleの革新的なサービス、Musicに関して、Cult of Macの記事(”iCloud Music Library adds DRM without buying you dinner first“)によると、試用している人も含めて会員が危惧すべき事態が明るみになっているようです。 Musicの会員になり、iCloud Music Libraryをオンにすると、iTunesライブラリーに保存してある楽曲(ユーザーがCDからリッピングした曲やiTunes MatchでダウンロードしたDRMフリーな曲など)が、自動的にDRM (Digital Rights Management) の保護がかかるとのことです。 しかも恐ろしいことにMusic購読サービスをキャンセルすると、リッピングした楽曲や自分でライブラリーに保存した楽曲も含め、アクセス不可になるらしいです。オリジナルのCDを手放したような場合、特に注意が必要になります。 どういうことでしょう?コメント欄を見ると上記のような問題は何も起こっていないという人もいます。iTunes Matchに登録している(若しくは過去にしていた)人で、オリジナルファイルをローカルディスクから削除してしまい、その同じ楽曲を Musicのサーバーからダウンロードしたら、DRMロック付きファイルが手元に残ったということかもしれません。そういう状況であれば、納得できます。 Musicを退会すれば、アクセス不可になることも想像できます。オリジナルファイルが上書きされるわけではないでしょうから、オリジナルファイルを自分で削除しない限り、安全なはずです。 私はまだMusicの会員登録はしていません。会員登録しなくても視聴できるラジオ、Beats 1のみ楽しんでいます。 7月4日追記:iCloud Music Libraryをオンにして、手持ちの楽曲をMusicのサーバーとマッチさせてどのディバイスでも視聴できるようにすると、ダウンロードした楽曲が手持ちの楽曲を上書きしてDRMロックされるという、誤解を招く記事がCult of Macにありましたが、その記事を訂正する新たな記事(Calm down and rock on; Apple isn’t adding DRM to your music)が投稿されています。

  • Adobe Flash Player ditched once and for all

    Cult of Macの記事、”Dump Flash Player now or spend the rest of your life patching it“(「Flash Playerは今、捨ててしまうか、これから先ずっとパッチを当て続けるか」)に触発されて、私も思い切って捨てました。YouTubeもHTML5がデフォルトになった今、Flash Playerがインストールされていないと困ることは何もありません。今のところ。関連するファイルがHDDに1GB以上もあったので、ディスクスペースの節約にもなりました。 当ブログサイトに埋め込まれたFlashコンテンツはほぼすべて削除しました。そのほとんどがRed Bull Racingの動画とFlickrにアップロードした動画でした。

  •  WWDC15

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    ワクワクさせる要素は何一つなく、どちらかと言えば単調的で退屈なWWDC15の基調講演でした。それでも不思議なことに午前2時から始まった基調講演を、アーティストが登場する最後のミニコンサートが終わるまで、一語一句、聞き逃すことなくiPhoneのSafariで視聴しました。 2時間を超えるこの基調講演で最も印象的であったことは、より”proactive”(能動的)となるiOS 9の説明で、ソフトウェアエンジニアリングSVPのCraig Federighiがユーザーの個人情報は、「正直言って、知りたくはない」と言っていたことです。スクリーンには以下の特徴が映し出されました。MUSIC紹介時も同様の特徴が繰り返されました。 Anonymous(匿名) Not associated with Apple ID(Apple IDとの関連付けがない) Randomized identifier(無作為な識別) Not linked to other Apple services(Appleの他のサービスにリンクしない) Not shared with third parties(第三者と共有しない) You’re in control(ユーザーが管理する) ユーザーの個人情報を収集し、加工したデータベースを元に事業を営むGoogleとの違いを強調していることは明らかです。先月、発表されたGoogle PhotosにどのようにApple PhotosがiCloudで対抗するのか、その辺りの発表がなかったのは残念でした。ユーザーが撮影した画像データを収集することに興味はないので、Googleとは異なる、上の特徴が再び生きてくるので対抗する必要がないと考えているのかもしれません。 iOS 9でもパブリックベータが来月から配布されるようなので、登録しておきました。

  • The Milky Way and “Photos” App

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    昨晩は春の霞がほとんどない、絶好の星空観察+撮影条件に恵まれました。玄関ポーチ軒下に設置したiOptron SkyTracker™にカメラを載せて、辛うじて視界に入る北極星を基準に極軸を合わせ、東の空に昇ってきた天の川を追尾。シャッター間隔を33秒に設定し、露出30秒で20枚を連写。 Photos Appで現像した20枚の画像をJPEGに変換し、StarStaXに読み込んで合成。(Average + Increase Exposure by 0.8)合成した画像ファイルを再びPhotosで読み込んで、Light、Color、Noise Reduction、White Balance、Levels補正などを施してあります。(StarStaxの最新バージョン0.70では画像のドラッグ&ドロップが機能しないバグがあります。このバグが改善されるまでは、File > Open Imagesで処理する画像ファイルを選ぶ必要があります。) 星空写真の場合、ApertureではCurvesを補正していましたが、Photos Appではそのような補正機能がないようなので補正できません。それでも、肉眼では位置を指摘されないとわからない天の川がくっきりと確認できる程度まで補正できるのであれば、天体写真の補正も含めてPhotos Appに完全移行しても問題ないのかなあと思いました。 Photos Appは初期設定のままでは、機能が大幅に限定されているように見えますが、補正項目をすべて追加すれば、Aperture並みとは言えませんが、天体写真以外の一般的な写真であれば、大抵の補正は可能であり、しかも簡単にできます。Apertureの機能の7割程度しか使っていなかった私にはPhotosでの補正と管理で十分なような気がします。 Curves補正機能がPhotosでは省略されていること以外で大きく異なるのはFlickrにアップロードした写真の同期機能がないことでしょうか。元々、ApertureでもFlickrとの同期がうまく機能しないことが多々ありました。Flickrアップロード後に修正を加えた画像ファイルの同期不良が原因で、リンク先のブログで、上書きされた画像が見えないという問題もありました。Flickrとの同期に関しては、そうした問題がどうしても発生するのであれば、同期機能を省略したPhotosの方がかえって都合が良いことになります。 追尾撮影終了後、ついでに完成したばかりの細長いウッドデッキを前景に北西の空に沈もうとしている北斗七星を三脚固定で一枚。11mmの広角端で撮影しているので周辺部が大きく歪曲しています。これはこれで良いと前向きに妥協することにします。

  • “The request timed out”

    私のFlickrアカウントで現在、画像ファイルをアップロードできない問題が発生しています。Photosでアップロードするファイルを選択し、Share > Flickrをクリックして暫くすると上のスクリーンショットのようなエラーメッセージが現れます。この数日間、この問題が継続して発生しており、Photos Appから画像ファイルをFlickrにアップロードできない、即ち、Flickrへのリンクを張った画像を埋め込んだブログのポストが新たに投稿できない状態になっています。 不安定なPhotos側の問題だろうと思っていました。が、念のため、Flickrサイトの”Upload”機能を使ってブラウザーからアップロードが可能かどうか試してみたところ、”Looks like there are connection problems.”のエラーメッセージが現れ、アップロード不可となりました。 原因はPhotos Appではなく、Flickr側にあるようです。この問題が解決されるまで、1MB以上の大きな画像ファイルを埋め込んだ新たなポストは投稿できません。