Scaffolding — Part 20

煙突メンテナンス用足場兼庇に登る際に自作した木製梯子を受ける、2×6加圧注入材に滑り止めの角材を取り付けていたら、先日の積雪で2×6材が外れて落下しました。65ミリのビスが折れています。2×6材を受ける垂木補強材も弱っていてビスが効いていなかったものと思われます。

2×6材を受ける垂木補強材の枚数を2枚から4枚に増やして補強しました。2×6材自体も長めのものに交換しました。

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Installing Another Kitchen Faucet (MOEN 7425)

斜めお向かいさん別荘宅のキッチンシンク下

斜めお向かいさん別荘宅の水漏れしていたキッチン混合水栓を丸ごと交換します。同様の作業を春に自宅で実施した私は、道具は貸してもできる限り手は貸さないスタンスで、今回は作業を指導する現場監督役で参加しました。楽しい作業機会を奪ってはいけないという口実の背景には、キッチンシンク下の狭小空間で作業するのが嫌なだけという実情もあります。

我々自宅のキッチンシンク下

上の1枚目と2枚目の画像を比べると、混合水栓をシンク下から固定する方法が違うことがわかります。我々自宅の場合はプラスチック製の大きなナットをシンク下から締めることで、固定してあるのに対し、斜めお向かいさん別荘宅は金具が使われており、8ミリの金属製ナットで締めて固定してあります。1枚目の画像を撮影した時に、この違いに気付いた私は、古い水栓を取り外すのに苦労するかもしれないと予想しました。

RIDGID製の水栓レンチを使い、ナットを緩める斜めお向かいさん

配管を継ぐ大きなナットはRIDGID製の水栓レンチで緩めることができましたが、混合水栓をシンク下から固定する8ミリのナットは、水栓レンチが大き過ぎてナットを掴むことができない。

お隣さんも参戦して悪戦苦闘中。私は現場監督兼撮影係。エクステンダーを取り付けた8ミリのディープソケットを用意しましたが、ソケットの深さが不足してナットに届かない。

ディープソケットがナットに届くよう、溝が切ってあるネジを金切りノコやディスクグラインダーで切断する方法も最終手段として考えましたが、作業空間が狭過ぎてそうした工具が使えない。そこで登場するのがVISE-GRIPロッキングプライヤー。横からナットを掴む空間がないので、ロッキングプライヤーを縦にして何とか8ミリのナットを掴んで緩めることができました。この作業は私が実施しました。

取り外すのに苦労しましたが、新しい混合水栓の取り付け作業はあっという間に完了。取り付け作業で一つだけ気になった工程があります。給水管と給湯管を逆に取り付けないように注意していましたが、私が工具を自宅ガレージに取りに行っている間に、給湯側配管に貼ってあったシールが剥がされていてどっちが給湯側かわからなくなったことです。床下配管が間違っていて右が給湯管、左が給水管になっていました。混合水栓のホースは給湯側と給水側を交差するように逆に取り付けました。

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Husqvarna 141 Lubrication Failure — Part 2

Husqvarna 141

チェーンオイルの潤滑不良とオイル漏れの原因を調べた結果、どうやらオイルピックアップチューブである可能性が高いことがわかりました。前回はオイルポンプを取り出して劣化状態を確認しましたが、ウォームギアを含めて問題なさそうでした。今回はオイルピックアップチューブを調べます。先ずは点火プラグを取り外したシリンダーに革紐を突っ込んで、ピストンの上下運動を止めます。(革紐でなくても大丈夫)

Husqvarna 141

クラッチは反時計回りに締めてあるので、取り外すには時計回りに回転させます。専用工具がない場合は、マイナスドライバーなどを羽状の部分にあてがってハンマーで一撃すれば緩みます。

Husqvarna 141

クラッチとオイルポンプを取り外しました。右端に見える黒っぽいラバー製部品がオイルピックアップチューブ。

Husqvarna 141

取り出したオイルポンプ。

Husqvarna 141

オイルピックアップ部品は二つの部品で構成されていますが、オイル漏れの原因がこれかもしれません。調べてみると構造上の欠陥部品である可能性があり、現在はオイルピックアップ部品は一体化されているようです。部品を対策品に交換すれば、オイル漏れが解消し、チェーンを適切に潤滑できるかもしれません。

Husqvarna 141

クラッチを元に戻す際は元祖VISE-GRIP®を使用して反時計回りに回して締め付けました。

対策品と思われるオイルポンプ一式がAmazonで送料込み¥659で販売されていたので発注しました。商品はクラッチカバーと同様、香港から送られてくるようです。

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Rebuilding Another Balcony — Part 7

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ベランダを支える南側の柱をウッドデッキ上に取り付けました。柱を垂直に立て、梁と直角に交差させるにはデッキ上の固定位置はミリ単位の精度でなければなりません。強度を確保するため、柱はウッドデッキ大引の真上に根太の高さと同じ高さ138mmの角材を載せ、シンプソン金具を用いてウリン製床材の上に取り付けました。アイアンウッドとも呼ばれるウリンは、非常に硬く、端の方にビス用の穴を空けても割れが発生しません。但し、今回のように柱の固定位置を変更する場合、ステンレス製のビスを取り除こうとすると、ビスが空転して引き抜かなければならないことがあります。そんな時に役に立つのがVISE-GRIPロッキングプライヤー。

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柱と梁の接合は枘組みと羽子板ボルト。

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接合部は精度1ミリを目標とします。

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切断した丸太に深さ30ミリほどの切り欠きを彫り、梁を挿入し、L字型のシンプソン金具で補強しました。台風が接近しているので、丸太の木口と梁、柱を防腐塗料で塗装しました。

Tortoiseshell Cat

休憩時にコーヒーとおやつをいただいていると、いつもは近づいたら逃げる近所の三毛猫がこちらの方に忍び寄って来ました。

Tortoiseshell Cat

今にもデッキの階段を昇って来そう。

Tortoiseshell Cat

顔つきがCat ISONに似ているので兄弟かもしれません。

Rebuilding Another Balcony —Part 8へと続く。
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Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 12

Subaru R1のエキゾーストパイプアセンブリー交換時にSuzukiディーラーの担当整備士にお借りしたWAKOSの浸透防錆潤滑剤を返しに行き、同時に交換作業が成功したことを報告してきました。

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折れてスタッドボルト状態になったフランジボルトを緩めて取り外すのにVISE-GRIPロッキングプライヤーが役に立ったという話をしたら、担当整備士さんも、Mac ToolsにOEM供給されているVISE-GRIPのセット品をお持ちだということで見せていただきました。ジョーの部分がストレートのものやサイズが異なるロッキングプライヤーが揃っていました。いざという時に使用するそうです。

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Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 9

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O2センサーの取り外しにも難儀しました。六角ボルトの径が22mmと大きく、専用のソケットを所有していなかったのです。モンキーレンチで緩めようとしても固着しているので緩まない。Mazda RX-8の触媒側O2センサーはBAHCOのモンキーレンチで緩めることができたので、専用工具は不要と思っていたのです。

やはり専用工具は必要なので、アストロプロダクツ京都山科店で、ハーネスを逃すスリット入りのO2センサーソケットを入手しました。この専用ソケットとスピンナーハンドルの組み合わせでO2センサーを取り外しました。上の画像でスリット入りの黒いソケットがO2センサー専用ソケット。

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折れたフランジボルトの取り外し方法を、ネットで収集した情報を参考にしながら一晩かけて考えました。手持ちの工具でまだ使用していないものが一つありました。それはガレージの工具収納壁にずっとぶら下がっているVISE-GRIPロッキングプライヤーです。使い方を今一つ理解していなかったこともあり、一度たりとも使った記憶がありません。正に宝の持ち腐れでした。しかも、私が所有するVISE-GRIPは75周年記念モデルの刻印まで入っています。

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滑り止め加工が施されたジョーの部分で対象物を咥えさせた状態で、ハンドル部分を閉じてロックさせることができます。ジョーの開口幅はハンドル部底部にあるネジで調整します。

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VISE-GRIPロッキングプライヤーの特徴は対象物を咥えた状態でロックさせることができることでしょうか。対象物のネジ山は潰れるかもしれませんが、再利用しないので問題ありません。ロックさせた状態で対象物を緩める事に集中できるので、レンチのような使い方が可能です。

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今回はこのVISE-GRIPロッキングプライヤーが活躍してくれたので、スタッドボルトリムーバーやエキストラクターは不要でした。

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折れて頭の部分がなくなったボルトの取り外し手順をまとめておきます。

  1. ボルト周囲に行き渡るように浸透潤滑剤ラスペネをたっぷりと散布する。
  2. 釘締めとハンマーを用いて折れたボルトの下から叩き、衝撃を加える。
  1. 一晩放置する。
  1. VISE-GRIPロッキングプライヤーでボルトの軸を咥えさせて時計回りにゆっくりと力を入れながら回す。(締める方向に回して上から抜く。)
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O2センサーと触媒側の固着したフランジボルトを取り外すことができたので、後はラバーハンガーごと車体からセンターパイプとマフラーを取り外すだけです。

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マフラーをぶら下げているステーは錆びの進行具合が激しく、今にも落下しそうでした。

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ラバーハンガーは再利用可能なので、新しいセンターパイプとマフラーのステーに取り付けます。

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次回は新しいセンターパイプとマフラーを取り付けます。

Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 10へと続く。
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センターパイプとマフラーの取り外し作業の難易度:5段階で4