Stanley Block Planes G12-220 and G12-020

Stanley Block Plane G12-220

ブロックプレーンと称される英国製西洋鉋の刃を天然砥石の中砥と仕上げ砥で研いでみました。

特に今年は京都の神社やお寺で開催されるフリーマーケットで和鉋を多数、入手しており、砥石で研ぐのは和鉋の刃ばかりで、西洋鉋の刃を研ぐのは久しぶり。天然砥石で研ぐのは初めて。研いだ結果、刃の切れ味に驚きました。不要になった工具のカタログに使われている紙を試し切りしたら、研いだばかりの高級ナイフのようにスパッスパッと切れる。

Stanley Block Plane G12-020

刃の角度は浅めの24ºぐらいになっていました。人造砥石で研いだ際に刃の角度を変えてしまったのかもしれません。西洋鉋は誰でも容易に刃の出方を調整できるし、こんなに切れ味が良いのなら西洋鉋の方が素人には向いているのではないかと思いを改めました。

Making Another Glass Top Coffee Table — Part 4

天板フレームの長辺方向の隙間を埋めるため、薄いフレームを取り付けて、余分を鉋で削り落として高さを調整しました。

内側はトリマーで厚みを調整。

天板はこれでほぼ完成。

引き続き、4本の脚の枘を同じ材を使って加工します。

トリマーを使った枘の加工にも慣れました。今回も通し枘とする予定なので、枘は高めに。

Stanley製鉋は個人輸入した方が送料を加えたとしてもお得です。

Making Another Glass Top Coffee Table — Part 5へと続く。
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Shelf In A Garage

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ガレージにも棚を増設して、コンクリート床上に直接置いていたものを棚に移動させます。理想としては、駐車スペースの床上にはガレージジャッキとリジッドラック(馬)以外は何も置かないことです。

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棚板は厚み12ミリのOSB合板。

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上下二段の棚を製作しますが、下段にはSTANLEYの工具箱を置く予定です。この工具箱には主にビス類を収納しています。

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工具箱は棚上に置いた状態で蓋を開けることができるよう、横幅と高さを調整しました。

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上段にはTRUSCOの工具箱を設置。中身は主に釘類。

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これまで工具箱はコンクリート床上に置いていました。棚上に工具箱を上げることで、床がすっきりしました。

棚製作作業の難易度:5段階で2

Zelkova Coffee Table — Part 1

Zelkova Coffee Table

実家の床の間で棚として使われていた欅の一枚板をコーヒーテーブルの天板として再利用することにしました。鋸で撤去する時に付いた傷と割れがある部分(幅およそ30mm)を丸鋸で切断し、長さ910 x 幅393 x 厚み30mmの天板に加工しました。切断面の角の部分は西洋鉋で面取りしました。

Zelkova Coffee Table

天板として再利用する時に問題となるのがこの凹み。板を貫通していませんが、表と裏、両面の同じ位置にあります。確か、棚を支える天然木の支柱がこの凹みに固定してありました。上の画像は裏側として使用する予定なので、埋め木はしません。ちょうどこの辺りに脚部を固定するつもりなので、埋め木をしなくても隠れて見えなくなるはずです。

Zelkova Coffee Table

埋め木加工しやすいように鑿を使って表面の凹んだ部分を長方形にしました。

Zelkova Coffee Table

丸鋸で切断した時にできた幅およそ30mmの同じ欅の端材を使って、長方形の埋め木を加工しました。木工ボンドで凹みに接着させ、出っ張り部分を後から鋸で切断。この時、板表面を傷つけないよう、ガムテープを使って養生しました。その後、埋め木の高さが板表面と均一面になるように鑿で整えてからサンディング。

Zelkova Coffee Table

今日の木工作業はこの辺りで終了。

IKEA BOSSE

脚部はIKEA BOSSEのデザインを参考にしようと解体してみたら、あることに気付きました。高級なバーチ材(樺の木)を用いたこの脚を加工して流用した方が手っ取り早くて安上がりであるということ。木目が美しい一枚板の欅に見合った材は入手困難だし、脚を縦方向に斜めに切断する技術と道具は持ち合わせていないので、このスツールの脚を借用することにします。幕板はそのまま流用するには短過ぎるので、別の端材を検討します。

Zelkova Coffee Table — Part 2へと続く。

Stanley Block Plane G12-020

Stanley Block Plane G12-020

30代の頃から私はある年齢に達したら、フライフィッシング用のスプリットケーンロッドを製作することを趣味にしようと画策していました。自分で巻いた毛鉤で魚が釣れれば幸せですが、自分で製作した竹製のロッドで魚が釣れれば、至福の時が過ごせるはずです。ロッドを製作すること自体、たいへん面白そうです。竹製フライロッドの製作過程で最も頻繁に使用するハンドツールは西洋鉋であり、ロッドビルディングの象徴とも言えます。上の画像は、英国製Stanleyのブロックプレーン、品番はG12-020。ノブの部分が真鍮製で、光沢のあるブラックとゴールドのカラーは今年のLotus Renaut GPチームカラー。(話が逸れました。)

Stanley Block Plane G12-020

西洋鉋は押して使うものですが、私はこのブロックプレーンを逆に持ち、日本人らしく引いて使っています。これまではワークベンチやテーブルなどの木工作業で使っていましたが、これからは竹を削るという本来の用途で使用することになります。

Stanley Block Plane G12-020

分解するとこんな感じになります。刃の高さや前方ソールの位置などを微調整することができます。

Stanley Block Plane G12-020

ソールの一部に錆があったのでサンドペーパーで磨きました。このブロックプレーンは仕上げ用として購入したものなので、金属製のプレーニングフォームを使って竹材をテーパー通りに削る際は、ソールが完全に平坦になるように、粒度の高いサンドペーパーで磨く必要があります。#1500のサンドペーパーでミラーフィニッシュにする人もいるようです。いつか、やってみます。

こちらは荒削り用として購入したStanley G12-220。ソールが一体型なので刃が出るスリットの幅は調整することができません。いずれのモデルもStanley 9 1/2改良型と呼ばれるブロックプレーンです。

刃も同様に砥石で研ぐ必要があります。G12-020に付属する刃は錆を防ぐために、クロミウムが高炭素鋼に混ぜてあるそうで、そのためエッジの部分の耐久性に問題があり、頻繁に刃を研がなければならないそうです。解決策としてはHock Toolsなど、別のメーカーの刃を使用する方法があります。

私が理想とする「ガレージライフ」を送るロッドビルダーのビデオを下に張っておきます。ブロックプレーンで竹を削るシーンが一部、映っています。簡潔に工程を紹介した格好良いビデオだと思います。この方、コーヒー豆をご自分で焙煎されているようです。