Replacing Engine Oil and Filter

IMG_2928

Mazda RX-8のエンジンオイルとフィルターを交換しました。Mazda RX-8のエンジンオイルフィルターはエンジンの助手席側に斜めに取り付けられており、上を向いています。古いフィルターを取り外すと、廃油がフィルター取付部に少し溜まりますが、今回はウエスで綺麗に廃油を拭き取りました。

IMG_2929

Speed Heartの0W-30が1Lほど余っていたので使い切り、残りの2.5LはREPSOL Elite Brio 5W30を追加。粘度は異なりますが、共に100%化学合成油です。

IMG_2930

フィルターはAstro Productsの廉価な製品。このフィルターの場合、Oリング接触後2/3回転ぐらいしか増し締めできません。エンジンオイルを交換するたびに毎回、フィルターも交換しています。オイルとフィルター同時交換時のオイル規定量3.5Lを入れると、オイルゲージはHの位置よりも高くなりますが、これはフィルターの取付角度が原因であると思います。フィルターにエンジンオイルが入らない分、ゲージが示す位置が高くなるのではないかということです。エンジンを始動させて、しばらくするとエンジンオイルの一部がフィルターに入り、ゲージが示す位置(エンジンオイルの量)が下がります。

Mazda RX-8のエンジンオイルとフィルターの交換手順についてはこちらのポストに詳しく書いています。

作業の難易度:5段階で3

総走行距離:43,692km

Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter

DSC01242

およそ8ヶ月半ぶりにMazda RX-8のエンジンオイルとオイルフィルターを交換しました。使用したオイルは今回もSPEED HEART Formula Stoic 0W-30。初期型のRX-8はフィルターと同時交換する際のエンジンオイルの規定量は3.5Lですが、なぜか足りないので4.0L缶のオイルをすべて使いました。

画像はSony Cyber-shot DSC-RX100で撮影。マルチショットノイズリダクションの機能を使ってみました。ISO 6400でもノイズは気になりません。

総走行距離:34,603km

The Oily Swamp

The Oily Swamp

まだ千キロも走っていないのに次のエンジンオイル交換時期が待ち遠しく、セール品を見つければ買ってしまう。これはエンジンオイル沼の初期症状。溜ったオイル缶を収納する場所もなかったので、ガレージの壁面にエンジンオイル専用の棚を製作しました。

The Oily Swamp

1×4材の端材を卓上丸鋸を使って切断し、スタッド間に置いただけですが、間柱の間隔が24″あるのでオイル缶は一つの段に3個収納できます。これまではコンクリート床の上に並べていたので車を入れた時に通路が狭くなっていました。壁面に並べたらすっきりしました。これならもっと溜めておける。

注記:電気コンセントすぐ横に置いてあるelfのオイル缶は使用済みの空き缶です。

SPEED HEART Formula Stoic 0W-30 1L Bottle

Speed Heart Engine Oils

先週末に続き、今週末もスーパーオートバックスで開催されたSpeed Heartのイベントを訪問。今週は草津市のスーパーオートバックス湖南店。先週は10%引きでしたが、今週は何と全品20%引き。

Speed Heart Formula Stoic 0W-30

先週は4L缶を買ったので、今日は補充用の1L缶を記念に購入しました。20%引きで¥1,932でした。先週と同じメーカーの方が来られていました。貴重な転写ステッカーをさらに2枚、いただきました。今日は黄砂が混じった雨が降ったり止んだり。夕方5時前に帰宅し、F1第2戦マレーシアGPを生中継で観戦しました。クアラルンプールも雨。

Speed Heart Sticker

Speed Heart Sticker

Mazda RX-8リアウィンドウに貼ったステッカーの気泡を抜く方法をコメントで教えていただいたので、早速、実行してみたところ、結果はご覧の通り、思わぬ展開となりました。

Speed Heart Sticker

このステッカーにはフィルムが裏側に一枚、表側に二枚、重ねてあったのです。裏側の一枚だけを剥がして窓に貼付したのですが、表側に二枚も透明のフィルムがあることに気付かず、そのフィルムと盛り上がった文字の間に気泡が残り、取れずに苦労していたということです。

Speed Heart Sticker

表側二枚のフィルムを剥がすと、同時に気泡も消えて、文字の部分のみが綺麗に残りました。気泡抜きの作業をした結果、意外と(失礼)本格的なステッカーだったことが判明したということです。

今週末(3月24日と25日)は滋賀県草津市にあるスーパーオートバックス湖南店でスペシャルプライス商品を販売するイベントがあるそうです。この前、SAC京都ワンダーシティーで開催された時のように全品10%引きなのかどうかは不明。

3月25日追記: Speed Heart全品、何と20%引きで販売されています。

Mazda RX-8 Type S — Replacing Tires

A Plum Tree in Bloom

RX-8は毎年、梅の花が散る頃に夏用タイヤに戻します。今年は梅の開花が遅く、まだ花は散っていませんが、タイヤを交換しました。

Speed Heart Sticker

洗車後にSpeed Heartメーカーの人から頂いたステッカーをリヤウィンドウ中央最下部に貼りました。気泡が入ってしまいましたが、遠くから見れば目立たないので気にしないことに。

BRIDGESTONE POTENZA RE040 225/45

交換した夏用タイヤ(18″のBRIDGESTONE POTENZA RE040 225/45)は今年で8年目になりますが、溝の減り具合は半分ほどでサイドウォールに亀裂もないのでまだまだ使えそう。このタイヤでの走行距離はたぶん2万5千キロほど。

Tuning & Dress-Up Festival 2012

Speed Heart Racing Technology Motor Oil

Super Autobacs WOOW Wonder City 京都で今週末、Tuning & Dress-Up Festival 2012開催中です。私のお目当てはSpeed Heartエンジンオイル。全品10%引きで購入でき、ステッカーなども貰えるかもしれません。

Speed Heart Formula Stoic 0W-30 API SN GF-5

現在、Mazda RX-8で使用中のものと同じグレード、同じ粘度のSpeed Heart Formula Stoic 0W-30を10%引きの¥7,371で入手しました。このエンジンオイルとロータリーエンジンとの相性が良いのか、アクセルを踏んだ時のレスポンス、トルク感など、これまでに体験したことがない性能変化に満足しています。耐久性はよくわかりませんが、燃費も改善され、私にとってはRX-8定番エンジンオイルになりそうです。

オイルの色がワインのように赤いのですが、メーカーの人によれば、着色しているそうです。昨年12月のポストでSpeed Heartのカタログの英語スペルが思いっきり間違っていることを書きました。その同じカタログが特設売場に置いてあったので、勇気を出してあつかましくもそのスペルミスをメーカーの人に指摘しました。(CatalogではなくCatarogになっている)これでは品質の信頼性に影響するかもしれないと思ったからです。メーカーの人はスペルミスに気付いておられなかったようです。私が指摘したことに対してありがたく思われたのか、あるいは2週間前の鈴鹿サーキット50周年「ファン感謝デー」の話題が効いたのか?(メーカーの人は二輪8耐のピットにおられたそう。)全種類のステッカーとSpeed Heartロゴ入りTシャツを下さいました。ありがとう。

SUNOCO Svelt 0W-20 Full Synthetic SM ILSAC: GF-4

SUNOCO Svelt 0W-20 Full Synthetic SM ILSAC: GF-4

この前、Mazda RX-8に100%化学合成油のエンジンオイルを入れ、その歴然とした走りの違いを味わってしまったのが最後。オイル沼に足を踏み入れてしまったようで、今度は軽自動車のSubaru R1にも全化学合成油を使ってみたいという衝動に駆られ、この前と同じSAB京都伏見店でSUNOCO Svelt 0W-20の3L缶を買って来ました。価格は¥4,450(¥1,483/L)とエステル配合の全合成油としては、それほど高くはないと思います。Subaru R1の場合、オイルフィルターと同時交換時に必要なエンジンオイルの量は2.6Lなので、量はこの3L缶で十分。

PC181601

Mazda RX-8に使用したSpeed Heart Formula Stoic 0W-30(左)とSUNOCO Svelt 0W-20(右)を透明の使い捨てカップに入れて色の違いを比べてみました。エステル基油のSpeed Heartはレッドワインそのもの。エステル配合のSUNOCO Sveltの方はビールのような一般的なエンジンオイルの色。しかし、少し色が薄いと思います。

Subaru R1

製造が終了したSubaru R1は、元々、数が少ない希少車種ですが、今後はさらに大事に乗らなければなりません。エンジンオイルの選択にもある程度の拘りがあった方が、車を長持ちさせられるのではないかと思います。実は同じ町内にSubaru R1が3台以上もあることを確認済み。こんな希少車種を好んで買い求める一風変わった人たちがこの町内に多く住んでおられるのでしょう。

SPEED HEART Formula Stoic 0W-30 — Impression

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

エステルベースのこの低粘度エンジンオイル、目で見て違うし(レッドワインのように赤い)触れてみたら粘度が低いこともわかる。車を走らせてみて違いが実感できないことはあり得ない。そんなことを思いながら、オイル交換実施二日後にエンジン始動。

結果、始動直後に違いがわかるエンジンオイルでした。「何じゃこれ?」エステルオイルがベースの100%化学合成油を体験するのが初めての私には、別のエステル系化学合成油の性能と比較することはできませんが、とにかくこのオイルを入れたRX-8は私のこれまでの車とは明らかに違うという印象を受けました。始動直後からエンジンの「音」が違います。エンジンパーツが擦れた時に発するノイズがありません。純粋にローターが回転するきれいで澄んだ音と言えば、わかりやすいかもしれません。

先月、点火プラグを交換して中低速域での加速感は、数年前の状態に戻った印象はあったのですが、このエンジンオイルはどうなのでしょう。早速、高速道路でトルク感を試してみました。京都東ICから大阪方面へ。料金所を通過するとすぐ前に、合流するには危険なほどに低速走行するセダンが一台。これはチャンス!低速から高速へと一気に加速する際の性能を確認するための口実になります。すぐ前を低速走行するセダンよりもさらにスピードを落として(後続車におかまされそうなほど)前の車との車間距離を大きく取り、2速で目一杯、アクセルを踏みました。エンジン回転数は一気に8,000RPM超え。摩擦抵抗が少ない分、気持ちよくエンジンが回ります。エンジン音はと言えば、ノイズの低音がなく、ロータリーエンジン特有の甲高い音だけ。吹田ICを出るまで、私は「回る、回る」を言い続けていました。運転する人にしか実感できないのは残念。

Midosuji

市街地で頻繁にシフトチェンジしなから走行する時も、エンジンの回転数が合わせやすいためか、より滑らかな加速になったような気がします。

オイルを交換してこんなにも違いが歴然とするとは思いもしないことでした。二輪でこのエンジンオイルを使用していると言う、スーパーオートバックスの店員さんが言われていた通りです。

レッドワインのように赤いエンジンオイル、ひょっとしてここにも沼があるのか?これだけこのSPEED HEART Formula Stoic 0W-30を絶賛しておきながら、Amazonでは扱っていないので、別ブランドの製品にリンクを張っておきます。中学生でもスペルミスに気付くであろう”catarog”はどうしても許せないし、他にも”Breake Fluid”(正しくはBrake Fluid)ってのも見つけました。SUNOCOもSAB京都伏見店で購入候補に挙がっていました。次回はこの100%化学合成、「最強のレーシングオイル」を試してみようと計画しています。缶のデザインも素晴らしい。エンジンオイルを交換したばかりなのにもう別のオイルを試したいと思う私はすでに沼にハマっている?

Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 3

停電復旧後にメインマシンであるiMac 27″ (Mid 2010) の電源が入らないという緊急事態が発生しましたが、気にせずにオイル交換の作業を続行。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

最初は「手ルクレンチ」、次にSnap-onの19mmコンビネーションレンチ、最後に40.0N•mに設定したTOHNICHIのモータースポーツ用プリセット型トルクレンチを用いて、ドレンボルトを締め付けました。アルミ製ワッシャーは潰れていなかったので再利用。寝板は自作の木製のものではなく、より低い位置で作業ができるAP製プラスチッククリーパーを使用。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

容量3Lのオイルジョッキにエンジンオイルを準備。Mazda RX-8初期型の場合、オイルフィルターと同時交換する際に必要なオイルは3.5L。オイルのみ交換するのであれば、3.2L。

メーカー推奨オイルは純正モーターオイルゴールデンSLであれば、API SL/IL SAC GF-3, SAE 0W-20か5W-30、10W-30ですが、今回のオイル交換で使用するエンジンオイルはSPEED HEART Formula Stoic 0W-30 SN GF-5。上の画像、赤が強調されるように補正してありますが、実際はもっと赤い。エステル基油の100%化学合成油はこんなに赤いのか?

Winter時(低温側)粘度指数はゼロなので、低温時の流動性が高く、エンジン始動時に抵抗が少なくなり、エンジンの始動性が改善されるそうです。また、燃費の向上にも貢献するとか。粘度指数0W-30を使用するのは私にとって初めての体験です。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

オイルに触れてみると粘度が低いことがわかります。オイルフィルターは純正ではなく、¥450のAP製(C-901)を使用します。いつも、JimnyでC-932を使用しているので安くても性能上、問題はないと思います。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

オイルフィルターは回らなくなるまで手で回し、カップ型フィルターレンチを用いてもう一回転させようとしたところ、回りません。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

フィルターレンチでは半回転にとどめておきました。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

いよいよ最後の作業工程に入ります。RX-8のエンジンオイル注入口はエンジンルーム後方のほぼ中央にあり、フロントからアクセスできないので左右のフェンダー部分からのアクセスになります。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

AP製2イン1オイルファンネル、セールで¥150でした。異物の混入を防ぐメッシュまで付いています。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

3Lのオイルを一気に流し込めば、オイルゲージでオイルレベルを確認しながら、残りの0.5Lは少しずつ注入。規定の3.5Lをすべて注入した時点でオイルレベルはこの程度。車体を水平にしなくても古いエンジンオイルはほぼすべて抜けていたことになります。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

ジャッキアップして馬を外した後、エンジンカバーを元に戻して作業終了。SPEED HEART Formula Stoic 0W-30の驚くべき印象については後日、レポートします。iMac 27″は無事、復旧しました。

総走行距離:30,391km

Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 2に戻る。

Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 2

BAL Floor Jack Adapter

チープなフロアジャッキを車載パンタグラフジャッキ用ジャッキアップポイントに当てて、フロント側のみを左右、一カ所ずつジャッキアップして、耐荷重2トンの馬二頭をジャッキアップポイントに入れました。フロアジャッキにはBALのジャッキアダプターを装着してあります。

Mazda RX-8 Front Jack Stand Point

折り畳み式の馬は3つある穴の二段目にロックピンを挿入して高さを固定。(二段目で固定した馬の高さは実測で323mm)オイルパン運転席側にドレンボルトが見えています。このチープなフロアジャッキと馬二頭はEunos Roadsterのオイル交換で使用していたものなので、10年以上の年季が入っています。

ジャッキアップして馬に車を載せ、車の下に潜ることができれば、後に続く作業はそれほど難易度が高くはないと思います。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil

運転席側のフロントタイヤを外して横からアクセスすることも考えましたが、開口部がより大きいフロント側から車の下に潜りました。容量4.5Lのポイパックを運転席側を支える馬のすぐ横に置き、19mmのSnap-onコンビネーションレンチを用いてドレンボルトを緩めました。最後はドレンプラグをゆっくりと手で回し、一旦、回転を止めてからプラグを外すと、真っ黒な廃油が滝のように一気に流れ出しました。オイルが高温の場合は火傷に注意。初めて車の下に潜る人、勇気と自信が必要。

Mazda RX-8 Engine Oil Filter

次はこの純正フィルターを取り外します。2003年式初期型RX-8の場合、オイルフィルターはエンジンフード側からアクセスできます。フィルターは斜め上向きに取り付けてあります。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

オイルフィルターは奥まった所にあるので手が届いたとしても、かなりのトルク値で締めてあるので手で緩めることはできません。フィルターは66.5mmのカップ型フィルターレンチを使用して緩めますが、ハンドルをどこに伸ばせば良いのか、暫し考えました。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

横ではなく上に伸ばせば良い。先日、点火プラグ交換作業を実施した時に入手したT型ハンドルが役に立ちそうです。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

オイルフィルター脱着作業に使用した工具はこの4点セット。KTC 66.5mmのカップ型フィルターレンチ、KTCユニバーサルジョイント、Snap-on製短めのエクステンションバー、それとAP製T型ハンドル。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

4点セットを繋ぐとこんな感じ。オイルフィルターは横から覗くと見えます。

Mazda RX-8 Replacing Engine Oil Filter

オイルフィルターを取り外したところ。フィルターの回りにウエスを敷いた方が良いです。フィルター真下のコンクリート床にも新聞紙を敷いておいた方が賢明。私はいずれも実行しなかったので、廃油がコンクリート床に漏れてしまいました。たぶん、アンダーカバーの内側にも。(もうすぐ停電?)

この段階でオイルキャップを外せば、古いオイルが抜けやすくなります。この後、休憩中に近所で原因不明の停電が起こります。もし、エンジンオイル交換作業中に停電が起こっていれば、パニックになっていたかもしれません。長い休憩中(3時間ほど)に、古いエンジンオイルはほぼ完全に抜けていました。

Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 3へと続く。
Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 1に戻る。

Mazda RX-8 Changing Engine Oil and Oil Filter — Part 1

Speed Heart Formula Stoic 0W-30 API SN GF-5

納車後、8年が経過したMazda RX-8のエンジンオイルとオイルフィルターを初めて自分で交換することにしました。先日、点火プラグを自分で交換してみて、その作業が非常に楽しく、またロータリーエンジンについても勉強になったので、今度はエンジンオイルとフィルターもDIYで交換しようと決意しました。Eunos RoadsterやSuzuki Jimny、Subaru R1と比べると、作業の難易度は高いはず。

これまではディーラー任せで、エンジンオイルはWAKO’sの合成油(EX-CRUISE SPECIAL)、フィルターはMazda純正を使用していましたが、今回は数あるエンジンオイルの中からロータリーエンジンに適したオイルを自分で選択しなければなりません。取り敢えず、走り屋さんもたびたび足を運ぶスーパーオートバックスに行けば、何とかなるだろうと思い、京都伏見店に。(WOOWワンダーシティではない方)

Super Autobacs, Kyoto Fushimi

この辺りにスポーツカーのエンジンに適した100%化学合成油が展示してあるとのこと。滅多に売れない最上段の左端にあるのはR Magicのロータリーエンジン専用オイル。しかし、このオイルはどちらかと言えば、ターボ車であるRX-7に適しているとか。価格は一万円を少し超えます。F1チームのスポンサーであるPETRONASブランドも気になりましたが、どこにもロータリーエンジンに適しているとは書いてない。迷った挙げ句、商品知識の塊のような店員さんを呼んで、相談しました。

このコーナーは、SPEED HEARTという、聞いたこともない怪しげなブランドの一見チープなオイル缶が目立つ陳列です。そのブランドのオイル缶の一つに、適合車種RX-8と書いてあったので、気にはなっていました。しかし、カタログの表紙に印刷された英文スペルが思いっきり間違っています。”speed Heart All Lineup catarog”  “It is prided and it is high oil“とか訳のわからない表現が使われています。店員さんによれば、このブランドは、オイル缶のデザインを含め、無駄な所にお金を一切かけないとのことでした。しかし、スペルミスは私としては許容し難い。

それでも、ご自身がオートバイでSPEED HEARTのFormula Stoicを使用されていて、たいへん優れているとのことでした。このオイルの特徴はエステルオイルを「配合オイル」ではなく、「ベースオイル」に採用していることだそうで、省燃費性能と潤滑性能に優れているとか。”catarog”には以下のような記載があります。

絡みつき効果
通常液体は遠心力により回転体外側に押し出されるのに対し、フォーミュラミックス配合オイルは回転速度が上がるほど絡みつく特性があります。

すなわち高回転・高熱時も強力に油膜を保持する事ができ、低粘度オイルでも強力な油膜形成により、優れた保護性能を発揮します。

吸着効果
エステルが持つ優れた親和性と、フォーミュラミックスの粘度向上効果によって卓越した吸着効果を発揮。一般的なオイルの場合、エンジン停止時のオイル落下が早いためドライスタート(始動時の金属摩耗)を起こしやすくなりますが、この特性のオイルは油膜が下がりにくく、より優れた保護性能を発揮します。

膨張効果
液体は圧力がかかると垂直方向に押し出されますが、フォーミュラミックス配合オイルは 横方向へ広がります。この効果によってピストンの圧縮効果が高まり、同じガソリン量でもより大きなパワーが得られる為、燃費改善効果やトルクアップ効果が発揮されるのです。

もの凄く良さそうなことばかり書いてある、この国産オイルを試しに使ってみることにしました。Formula Stoic 0W-30 SN GF-5の価格は4Lで¥8,190でした。空の燃料タンクを一回満タンにするよりも安いという、おかしな理屈でこの少し高級なオイルを選びました。0W-30の粘度では、無駄なコストを省いた分、この価格でもお買い得だそうです。同じSPEED HEARTブランドで車種別専用オイルがあり、RX-8専用のSPEC-8は、リッター当たり¥3,000/Lを軽く超えていました。初めて使用するブランドのオイルとしては、高過ぎるので、車種別専用ではないFormula Stoicに落ち着きました。