Toyota AQUA — Changing Engine Oil and Filter

前回交換時から随分と経ちました。ahiruさんのToyota Aquaのエンジンオイルとフィルターを同時交換しました。今回、使用したエンジンオイルはMOLY GREEN 0W-20 SP/GF-6A。フィルターはAP製。

交換に要した工具は14ミリのソケット、短めのスピンナーハンドル、35N•mで締めれるトルクレンチ、64ミリのカップ型オイルフィルターレンチ、短めのエクステンションバー、ラチェットレンチ。他にガレージジャッキと馬2頭、そして自作の木製スロープと木製スリーパー。

エンジンオイルとフィルター交換後、oberton_cafeで冷たいお薬と夏季限定デザートをいただきました。Cassata(カッサータ)とは「イタリアのアイスケーキ。クリームチーズと生クリームの生地に洋酒に漬け込んだドライフルーツ、ローストしたナッツ、チョコレートを混ぜ込んだアイス。」だそうです。

総走行距離:71,371km(前回からの走行距離:6,915km)

Roof for Lumber Storage — Part 12

横垂木を一本追加することにしたので、中央の2本を取り外して間隔を調整しました。

捻れた材は自作クランプで補正しながら。

二本の柱にコーチボルトを取り付けました。

ソケットのサイズは17ミリ。

このぐらいの間隔であれば、屋根材を張る際に上半身が枡の中にぎりぎり入ります。

Roof for Lumber Storage — Part 13へと続く。
Roof for Lumber Storage — Part 11に戻る。

Suzuki HUSTLER A — Changing Engine Oil and Filter

IMG_4323

納車後1年と2ヶ月が経過したSuzuki HUSTLER Aのエンジンオイルとフィルターを交換しました。ジャッキアップは受け皿にAP 2Tonアルミレーシングジャッキ用の溝付きゴムパッドを被せた、COSTCO入手のARCAN 3.0トン、アルミ/スチール・ハイブリッドジャッキ(HJ3000P)を使用。

IMG_4323

最近、入手したAstro Products製の2TONリジッドラックを前方左右2ヶ所のジャッキアップポイントに当てました。(Astro Productsは「リジッドラック(Rigid Rack)」ではなく、なぜか「リジットラック」という商品名になっています。)

IMG_4323

オイル交換時など、エンジンルームで作業する時は、バックドア内側に常備しているAstro Products製LEDワークライトをエンジンフード内側に移設すると便利。

IMG_4323

Subaru R1もオイルフィルター同時交換時の規定エンジンオイル量は2.4L+0.2Lなので、オイルジョッキに印を付けました。

IMG_4323

ドレンプラグは東日製作所トルクレンチ(MTQL70N)を用いて35N•mで締め付けました。

IMG_4323

エンジンオイルとフィルター交換作業に使用した工具。エンジンオイルはCOSTCOで入手したSupreme 5W-30。

総走行距離:11,778km(前回からの走行距離:3,870.1km)

Wood Carport — Part 86

IMG_3970

南西側(道路側)に筋交いを2本取り付けて、強風による水平方向の揺れに対する強度を補強します。柱Iを挿入する位置を決めて、桁Cと土台Bに深さ10ミリの切り欠きを入れます。切り欠きは丸鋸と鑿で入れますが、両端のラインが真っ直ぐに切れるよう、スピードスクエアをガイドにします。両手が使えるようにスクエアをクランプで固定。頭上での作業になるので丸鋸を片手で持つには重すぎて真っ直ぐに切れない。

IMG_3970

北西側(母屋側)と同じ作業行程になるので、写真撮影は省略しました。土台Bの上に柱Iを垂直に立て、羽子板ボルトで固定。

IMG_3970

今回は短い方の筋交いから取り付けました。

IMG_3970

120ミリの筋交い用金物で長い方の米松の筋交いを固定。

IMG_3970

北西側(母屋側)と同じように、WRC2x4材の端材を土台Bの上に載せて、短い方の桧筋交いの長さを調整しています。

IMG_3970

南西側(道路側)の筋交い取り付け作業をほぼ終了しました。筋交いがあると、カーポートというより建築途中のガレージや住居のように見えます。

IMG_3970

翌日、土台BにM12の六角コーチスクリューを取り付けました。13ミリのドリルビットで深さ30ミリぐらいの穴を空けてから、ハンマーで叩き込み、

IMG_3970

AP製12ミリのディープソケットを装着したSnap-on製シールドラチェットで六角コーチスクリューを締めました。

IMG_3970

羽子板付き束石と束柱の間に入れたアスファルトシングルは束柱の高さを調整することと雨水対策が目的です。

IMG_3970

水平方向の揺れに対する強度はどうなのか?向かって左の柱Eと中央手前の柱Fを揺するようにして前後に強く押してみました。どうやら東西の水平方向の揺れはほぼ収まったようです。前回は南北方向の揺れが気になりましたが、不思議なことにそれもかなり少なくなりました。想像していた以上に筋交いの効果は絶大であることがわかりました。

IMG_3970

補強目的の壁は必要ないかなと思います。この程度の強度が維持できるのであれば、東側の筋交いも不要ですが、化粧目的の柵はあっても良いかもしれません。

Wood Carport — Part 87へと進む。
Wood Carport — Part 85に戻る。

Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 10

DSCF3342

錆びたセンターパイプとマフラーを漸く取り外すことができたので、新しいものに交換する作業を始めます。

DSCF3358

ラバーハンガーを再利用して新しいマフラーをぶら下げました。

DSCF3373

センターパイプもラバーハンガーを再利用してぶら下げました。工具は特に必要ありません。

DSCF3369

重くはないのでお腹の上に落下しても大丈夫。

DSCF3375

何年も前にホームセンターで買った台ちゃんがこういう時に活躍しています。

DSCF3402

マフラーとセンターパイプの接続にはHST製マフラーに付属するガスケットとボルトを使用します。

DSCF3412

ガスケットに表と裏はないようでした。14mmのボルトが前側、ナットが後ろ側。

DSCF3418

前後両側からメガネレンチとコンビネーションレンチを使ってボルトを仮り締めしました。この部分の規定トルク値は60N•mもあるので強めに仮り締めして大丈夫。

DSCF3425

東日製作所のトルクレンチで本締め。このトルクレンチの測定範囲は10〜70N•mなので、限界に近い締付トルク値になります。こんなに固く締めると、ちょっとした錆びでも取り外せなくなると思います。

IMG_2098

この後、触媒側のフランジボルト二本を先に締めてしまったら、O2センサー専用ソケットが入らなくなりました。フランジボルトを緩めて作業スペースを確保してから正しい順でO2センサーを規定トルク値の44N•mで本締めしました。

DSCF3431

フランジボルトの規定トルク値は意外と小さい25N•m。

DSCF3389

ガスケットは左の新品を使用しました。

DSCF3428

Subaru R1のセンターパイプとマフラーの交換作業が完了しました。折れたボルトが取り外せなくなり、一時は触媒も取り外さなければならないかと危惧しましたが、およそ一日半をかけて無事に新品と交換することができました。

総走行距離:58,815km

センターパイプとマフラー取り付け作業の難易度:5段階で3

Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 11へと続く。
Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 9に戻る。

Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 3

DSCF2981

Subaru R1のセンターパイプとマフラーを自分で交換する際に必要となるであろう10 x 12mmのメガネレンチをAstro Productsで入手しました。センターパイプのエキマニ側(12mm)とマフラー側(14mm)のボルト4本は錆びて固着していますが、防錆潤滑浸透剤をボルト周辺に浸透させてから作業すれば、外れるだろうとの見解です。マフラー側の錆び付いたボルト2本は最悪の場合、ディスクグラインダーで切断します。

上:10 x 12のAPメガネレンチ 下:12mmのSnap-onコンビネーションレンチ

プロの整備士ならほぼ必ず持っているであろうメガネレンチをサンデーメカニック兼工具コレクターの私はこれまで一本も所有していなかったのです。 それほど大きな力を必要としない場合はコンビネーションレンチ、大きな力をかける時はスピンナーハンドルとソケットの組み合わせで済ませていました。

IMG_1999

今回、入手したストレートタイプのメガネレンチは使用時の全長がKTC 9.5sq.スピンナーハンドルとほぼ同じ285~290mmなので、テコの原理を利用した力の大きさは大体同じになります。

P4175436

柄の長いストレートのメガネレンチはスピンナーハンドルのような駆動部がなく、オフセットもないので、より大きなトルクを掛けてボルトを確実に緩めることができそうです。

Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 4へと続く。
Subaru R1 Exhaust Pipe Assembly — Part 2に戻る。

Mazda RX-8 Excessive Cranking Time — Part 4

ARD Rebuilt Starter for Mazda RX-8 (MT)

取り外し時とは逆の順でリビルド品のスターター(MITSUBISHI M001TA0271)をRX-8に取り付けました。まずは取り外すのに苦労したナットサイズ14mmの長い方のボルトを通しておき、次に同じ14mnmの短い方のボルトを仮り締め。短い方のボルトを規定トルク値38~51N•mで本締めし、長い方も同じ規定トルク値で本締め。トルク管理には、差込角3/8″の東日製作所モータースポーツ用プリセット型トルクレンチMTQL70Nを使用しました。

スターターは取り外すよりも取り付ける方がずっと簡単でした。リビルド品スターターはピニオンギアが露出していて少々心配でしたが、フライホイールのハウジング内にすっぽりと収まりました。取り付けると外からギアは見えないので、露出しなくなります。

ARD Rebuilt Starter for Mazda RX-8 (MT)

整備マニュアル通りに次にS端子コネクターとB端子ケーブルを接続し、12mmのナットを標準ソケットで締めました。規定トルク値は9.8~11.7N•m。ケーブルが端子に半田付けしてあります。この部分は露出しています。

車を馬から下ろし、バッテリーのマイナス端子を元通りに接続して取り付け作業完了。

DSC08000

スターター脱着交換作業に使用した工具。

  • 2T超低床ガレージジャッキ
  • AP 3-Tonリジッドラック4脚
  • Astro Products Plastic Creeper Black(寝板)
  • AP @3/8DRスピンナーハンドル245mm
  • Snap-onコンビネーションレンチSOEXM14
  • Snap-onコンビネーションレンチSOEXM12
  • 東日製作所モータースポーツ用プリセット型トルクレンチMTQL70N
  • Snap-on FXK4 9.5sq.エクステンションバー100mm
  • Snap-on FSM14(3/8″dr.14mmのソケット)
  • Snap-on FSM12(3/8″dr.12mmのソケット)
  • KTC BJ3(差込角3/8″のユニバーサルジョイント)
  • Koken 3763-150(150mmのエクステンションバー)
  • KTC 9.5sq. Deep Socket B3L-14
  • Snap-on F936(3/8″シールドラチェット)

取付作業の難易度:5段階で2

クランキング時のキュルキュルキュル音がスターター交換前と比べて甲高くなり、まるで別の車のようです。これまではエンジンが始動するかどうか、冷や冷やしていましたが、これなら確実に始動できそうなので安心。点火プラグが若干、被り気味かもしれないので、完全に乾くとキュルキュル、ボンになるかもしれません。

今回のスターター交換作業はリビルド品をオークションで落札し、自分で取り付けたので工賃はただ。スターター(セルモーター)の構造や働きに関して勉強になりました。

総走行距離:44,802 km

Mazda RX-8 Excessive Cranking Time — Part 3に戻る。
Mazda RX-8 Excessive Cranking Time — Part 1に戻る。

Mazda RX-8 Excessive Cranking Time — Part 3

Panasonic Blue Battery “caos” 125D26L

エンジン始動に不具合がある前期型マニュアルトランスミッションのMazda RX-8 Type Sのスターター(セルモーター)を取り外しました。整備マニュアルに従い、まずはエンジンカバーとバッテリーカバーを取り外し、バッテリーのマイナス側端子に接続してあるケーブルをSnap-on 10mmのコンビネーションレンチを用いて緩めてから端子を切り離して電源を遮断しました。

作業時の安全を確保し、無理な体勢にならないように作業スペースを確保するため、車前方をガレージジャッキで持ち上げて、前方左右のサイドシルに耐荷重3-Tonのリジッドラックを架けました。そして、ガレージドアを開けて、車後方に回り、ガレージジャッキをデフの位置に当てがい、後輪を持ち上げてから後方左右のサイドシルにリジッドラックを架けました。スターターは車前方の助手席側にあるので、前方は2段目、後方は1段目にリジッドラックのピンをセットしました。(後から気付きましたが、後方もピンを2段目にセットした方が作業しやすかったと思います。)4輪とも車を馬に載せるのは触媒を交換した2014年の春以来。

Mazda RX-8 Starter

問題を抱えていると思われる前期未対策品のスターター。上の画像は車体後方から撮影。

Mazda RX-8 Starter

B端子ケーブルとS端子コネクターを取り外しました。バッテリーのマイナス端子を先に外してあるので、火花が飛ぶこともありません。ナットのサイズは12mm。

Mazda RX-8 Starter

三角の頂点にある14mmのナット(画像の右下)は容易に取り外せましたが、もう一方の14mmのボルトとナット(上の画像には写っていない)を取り外すのに一苦労。

Mazda RX-8 Starter

長いボルトが突き出ており、標準サイズのソケットは干渉して使えないし、レンチを入れるスペースもありません。

Mazda RX-8 Starter

この長いボルトは貫通しており、両側からエクステンションバーを付けたシールドラチェット+ボールジョイント+ディープソケットとスピンナーハンドル+標準ソケットで緩める必要がありました。

KTC 9.5sq. Deep Socket B3L-14

整備マニュアルを読んで準備万端のはずが、手元に14mmのディープソケットがなかったので、作業を中断して近くのホームセンターに高価なKTC 9.5sq B3L-14を買いに行きました。遠くのAstro Productsまで行けば、同様のディープソケットがおよそ1/3の価格で手に入りますが、交通費を考慮すると…

Mazda RX-8 Starter

スターター(セルモーター)取り外し作業完了。丸い穴の内部に見えているのはフライホイールのリングギア。

ARD Rebuilt Starter for Mazda RX-8 (MT)

スターターのスイッチが入るとスターターのピニオンギアがスライドして、フライホイールのリングギアに噛み合う仕組みです。イグニションスイッチを戻すと、ピニオンギアがスターターユニット側に戻り、エンジン始動の役目完了となります。エンジンがかかっている状態で、誤ってイグニションスイッチをオンにすると大きな異音がするのは、回転しているフライホイールのリングギアにスターターのピニオンギアが衝突する音です。アイドリング時の低回転であれば壊れることはないでしょうけれど、走行中の高回転時であればギアが摩耗するかもしれません。

Mazda RX-8 Starter

親亀の上に子亀が載っているスターターユニット。地面側はところどころに錆が出ています。

Mazda RX-8 Starter

取り外したこのスターター(N3H1 MITSUBISHI M000T87981)はギアが露出していないのに対し、これから取り付ける予定のリビルド品はスターター(MITSUBISHI M001TA0271)のギアが露出しています。この件に関して、リビルド品製造元のARDに問い合わせると、以下のような返答をいただきました。

ARD Rebuilt Starter for Mazda RX-8 (MT)

このたびは誠にありがとうございました。
ご質問いただいている件ですが、初期型と後期型では出力の違いだけでなく回転速度を挙げるためギヤ形状の変更もされております。そのため、外観も大きく異なります。
機構が異なるため、スターター本体の形状も変化しております。もともとスターターにはギヤ部分がむき出しになっているタイプとカバーで覆われているタイプが存在します。ギヤが見えていること自体、全く問題は無く、スターターとして正規に存在する形状ですのでご安心ください。また、こちらのスターターはメーカーが対策品として出しているものですのでご安心ください。

迅速で丁寧な回答をいただきました。露出した部分はフライホイールを収納するハウジングの大きな丸い穴に突っ込むようにして取り付けるので、何ら問題はないということでしょう。ギアの枚数も異なりますが、フライホイールのリングギアと噛み合うように設計してあるようです。これで安心してリビルド品の取り付け作業ができます。尚、コアの返却は不要とのことなので、取り外した未対策品のスターターをばらして、ケースを別の用途で使えないか、考えます。

作業の難易度:5段階で3

Mazda RX-8 Excessive Cranking Time — Part 4へと続く。
Mazda RX-8 Excessive Cranking Time — Part 2に戻る。

Panasonic® Blue Battery “caos” 125D26L for Mazda RX-8 — Part 1

Panasonic Caos 125D26L

Subaru R1、Suzuki Jimnyに続き、Mazda RX-8にもPanasonic Blue Battery “caos”を載せることにしました。自動車用バッテリーとしては珍しいこの強烈なブルーに何か惹かれるものがあります。Panasonicの企業カラーでもあるこのブルーのバッテリーにはカーオーディオの音質を向上させる効果があり、私はこれまでに2台の車でその効果を体験済みなので、他のバッテリーは考えられなくなりました。Amazonや楽天などの通販で購入すれば、比較的安く手に入れることができるし、重いバッテリーを配送先であるガレージに宅配業者が運んでくれます。

PA214683

古いバッテリーは、10mmのコンビネーションレンチを用いてマイナス側端子から順に外しました。私は燃費計算のため、走行距離を計測しているので、リセットされる前にメーターの数値をiPhoneのNotesにあらかじめメモしておきました。

PA214685

次にプラス側端子を外し、バッテリーを固定するステーも同じ10mmのコンビネーションレンチを用いて取り外しました。

Panasonic Caos 125D26L

左がMazda純正のバッテリー。4年前に交換したGolden 75D23Lですが、なぜかサイズが小さい。caosの方は容量も1.7倍ほどある、サイズが大きな125D26L。トレーに収まらないかもしれないので、Mazdaディーラーに問い合わせてみました。車の型式LA-SE3Pは26サイズが標準であり、なぜ4年前に別のディーラーで23サイズのバッテリーを載せたのかよくわからないとの回答でした。当時は軽量化を考えていたのかもしれません。重量を量ると、古いバッテリーが14.4kgであるのに対し、caosは16.8kgと5.4kgも重くなっています。

Panasonic Caos 125D26L

標準サイズなので、縦、横、高さともにぴったり。

Panasonic Caos 125D26L

取り付ける時はプラス側端子からケーブルを接続。ステーを取り付けてバッテリーを固定させれば、バッテリーの交換作業はほぼ完了。後はDSC (Dynamic Stability Control) とパワーウィンドウのメモリ復帰作業を実施する必要があります。

総走行距離:41,795km

作業の難易度:5段階で2

Panasonic® Blue Battery “caos” 125D26L for Mazda RX-8 — Part 2へと続く。

Replacing Engine Oil and Oil Filter

およそ11ヶ月ぶりにMazda RX-8のエンジンオイルとオイルフィルターを交換しました。前輪のみ馬に載せましたが、今回は馬をサイドシルに架けています。

リジッドラックに元から付いていた薄いゴムが前回の作業で裂けたので、AP 3-Tonリジッドラック専用の溝付きゴムを入手しました。これならサイドシルに馬を架けても大丈夫。

オイルパンのドレンプラグは19mmのコンビネーションレンチで取り外します。エンジンオイルフィルターはエンジンルームの奥まった所にあるので、カップ式のKTCフィルターレンチ + ボールジョイント + Snap-on FXK4 100mmのエクステンションバー + AP 3/8DR T型ハンドルの組み合わせを使って緩めました。

廃油はAPオイルパンスクエア6Lネット付きで回収しました。サイズはW367 x D367 x H130mmと大きく、これなら廃油を床にこぼすことなく回収できます。

ドレンプラグの締め付けはSnap-on 19mmの標準ソケットと東日製作所モータースポーツ用プリセット型トルクレンチMTQL70Nの組み合わせで、締付トルク値は35.0 N•mにセット。

filterwrench

整備マニュアルによるとオイルパンのドレンプラグ締付トルク値は29.4〜39.2 N•m。オイルフィルターの締付トルク値(N•m)に関しては特に規定がないようであり、手で回して締め付ける時の程度がフィルターのメーカーにより、異なるようです。Tokyo Rokiのフィルターの場合は、オイルフィルター取付面にOリングが接触してから1回転、Densoのフィルターの場合は、Oリング接触後、3/4回転、さらに手で締めるのが正しい取り付け方のようです。

エンジンオイルは今回も前回と同じREPSOL ELITE Brio 5W30を使用しました。オイルフィルターはAPブランドの廉価品。

作業の難易度:5段階で3

総走行距離:40,314 km

Replacing Spark Plugs

Mazdaディーラーのお勧めに従い、点火プラグを新品に交換しました。使い古したNGK純正プラグから新しいNGK純正相当プラグ(RE7C-L2本とRE9B-T2本)への交換になります。新品プラグはパッケージと品番が米国仕様になっているだけで、製品自体は同じものと思われます。

今回は英文整備マニュアルを入手したので、マニュアル記載の正しい手順を参考にしながらスパークプラグの交換を行いました。整備士用マニュアル記載の手順とは下記の通り。

  1. エンジンカバーを取り外す。(すでに取り外してありました。)
  2. バッテリーカバーを取り外す。
  3. バッテリーのマイナス側端子の接続を切る。(普段、これはやっていません。)
  4. プラグケーブルのスパークプラグ側端子を取り外す。
  5. プラグレンチを用いてスパークプラグを取り外す。
    注意:白の塗料で印したスパークプラグをリーディング側に取り付け、青の塗料で印したスパークプラグをトレーリング側に取り付ける。
    注記:一部のスパークプラグは車両下方から作業した方が取り外しやすい。
  6. 取付時は取り外した時の逆の順。
    締付トルク値は12.8〜17.7 N•m
Mazda RX-8 Battery

上記手順は整備士用の手順であり、サンデーメカニックである私にはもっと詳しい手順が必要です。

  1. エンジンフードを開けてエンジンカバーを取り外す。
  2. バッテリーカバーを取り外す。
  3. バッテリーのマイナス側端子の接続を切る。
  4. ジャッキアップして左前輪を取り外す。
  5. 左前輪タイヤハウジング内にあるゴム製ガードの片方を外す。
  6. トレーリング側プラグケーブル2本を手前に引き抜くようにして外す。
  7. 21mmのマグネット式点火プラグ専用ソケット+ユニバーサルジョイント+全長250mmのエクステンションバー+全長265mmのT型ハンドルを用いてトレーリング側の古いスパークプラグ2本を取り外す。
  8. 21mmのマグネット式点火プラグ専用ソケット+ユニバーサルジョイント+全長250mmのエクステンションバー+プリセット型トルクレンチを用いてトレーリング側の新しいスパークプラグ2本を規定の締付トルク値(12.8〜17.7 N•m)で締め付ける。
  9. トレーリング側プラグケーブルを元に戻す。
  10. リーディング側プラグケーブル2本を手前に引き抜くようにして外す。
  11. 21mmのマグネット式点火プラグ専用ソケット+ユニバーサルジョイント+全長250mmのエクステンションバー+全長265mmのT型ハンドルを用いてリーディング側の古いスパークプラグ2本を取り外す。
  12. 21mmのマグネット式点火プラグ専用ソケット+ユニバーサルジョイント+全長250mmのエクステンションバー+プリセット型トルクレンチを用いてリーディング側の新しいスパークプラグ2本を規定の締付トルク値(12.8〜17.7 N•m)で締め付ける。
  13. リーディング側プラグケーブルを元に戻す。
  14. 左前輪タイヤハウジング内にあるゴム製ガードを元に戻す。
  15. 取り外した左前輪を元に戻す。
  16. バッテリーのマイナス側端子を接続する。
  17. バッテリーカバーとエンジンカバーを元に戻す。
  18. DSCが適切に作動するように、ステアリング・アングル・センサー初期化の手順を実行する。

ステアリング・アングル・センサー初期化の手順は以下の通り。

  1. マイナス側バッテリーケーブルを接続する。
  2. イグニションスイッチをONにする。
  3. DSC表示が点灯し、DSC OFFが点滅するのを確認する。
  4. ステアリングホイールを右にロックするまで回し、その後、左にロックするまで回す。
  5. DSC OFFの表示が消えるのを確認する。
  6. イグニションスイッチをOFFにする。
  7. イグニションスイッチを再度、ONにしてDSC表示が消えるのを確認する。
Mazda RX-8 Replacing Spark Plugs

スパークプラグを取り外す時に使用したハンドツール。左から21mmのマグネット式点火プラグ専用ソケット+ユニバーサルジョイント(TONE BJ30)+150mmのエクステンションバー(Koken 3763-150)+100mmのエクステンションバー(Snap-on FXK4)+全長265mmのT型ハンドル。

Mazda RX-8 Replacing Spark Plugs

スパークプラグを取り付ける時に使用したハンドツール。左から21mmのマグネット式点火プラグ専用ソケット+150mmのエクステンションバー(Koken 3763-150)+100mmのエクステンションバー(Snap-on FXK4)+東日製作所モータースポーツ用プリセット型トルクレンチ。

Mazda RX-8 Replacing Spark Plugs

締付トルク値は規定内の15.5N•mで締め付けました。かなり、緩めです。

1月2日からおよそ3ヶ月が経過し、漸く溶損した触媒とO2センサー、点火プラグの新品交換作業が完了しました。点火プラグの交換後、エンジン始動は一発、エンジン不調が発覚した時の前の状態と言うより、数年前の快調な状態に戻ったような感じがします。

プラグを新調してからの新しい触媒の印象はどうかと言うと、音が静かになったような気がします。新車の頃の音に近いかもしれません。壊れた純正触媒と比較するのも適切ではありませんが、カラカラ音がなくなり、マフラーからボッ、ボッ、ボッの音もなくなりました。5,000 rpmを超える高回転はまだ試していませんが、外からのエンジン排気音がより静かになった分、車内に置いてあるもの(iPad用のホルダーなど)が干渉する音や、タイヤの音が目立つようになりました。

改めてエンジン不調の原因を考えてみると、Mazdaディーラーの担当整備士が言われていた通り、根本的な原因は車外品のレーシングプラグとその使い方にあったようです。濡れたプラグの失火を起因として、未燃焼の混合気が触媒内部で燃えていたということになります。車両火災には至らなかったものの燃えては行けないところで燃えていたわけですから、危険な状態にあったはずです。事実、エンジンルームから白煙が上がっていたわけで、火災の一歩手前だったかもしれません。

作業の難易度:5段階で3

HKS Metal Catalyzer Kit for Mazda RX-8 LA-SE3P — Part 3

HKS Metal Catalyzer Kit for Mazda RX-8 LA-SE3P

溶損したMazda RX-8の純正触媒を取り外してからおよそ1ヶ月が経過し、車外品の新しい触媒と取り付け部品を漸く入手して、触媒の取付作業をDIYで行いました。作業手順は試行錯誤しながら実施したので、記憶が曖昧な部分があり、実際の手順や整備士が行う正しい手順とは異なる可能性があります。

HKS Metal Catalyzer Kit for Mazda RX-8 LA-SE3P

マフラー側フランジの取付作業から開始しました。車は1ヶ月前から4頭の馬(リジッドラック)に載せたままの状態であり、バッテリーのマイナス側端子は2ヶ月以上前に外してあります。HKSメタルキャタライザーキットに付属する球面ガスケットを装着して、マフラー側フランジに2本のスタッドボルトとスプリング、ナット左右で各2個を仮締めしました。前方の触媒本体は小さな脚立の上に載せてあります。

HKS Metal Catalyzer Kit for Mazda RX-8 LA-SE3P

次にラバーハンガーにパイプをぐいぐいと押し込みながら挿しました。

exhaust system

そして、車前方のエキマニ側に移動し、力づくで2枚のフランジを合わせようとしましたが、どうにもこうにもサイズ(触媒の長さ)が合わない。手順を二つ前、最初のステップ(マフラー側フランジの取付作業)に戻します。実はこの時、スプリングを2枚のフランジの間に入れていました。上の整備マニュアルの図を見ると、スプリングは中間パイプ④側に取り付けるようになっています。(溶損した純正触媒を取り外したのが1ヶ月も前のことであり、すっかり元の状態をうかつにも忘れていました。)

HKS Metal Catalyzer Kit for Mazda RX-8 LA-SE3P

マフラー側フランジのスプリングを正しい位置に戻すと、エキマニ側のフランジは無理な力を入れなくてもぴったり収まりました。2枚のフランジの間にはメタルキャタライザーキット付属の新しいリングガスケットを挟んであります。この部分はキットに付属するボルト3本とナット3個、プレーンワッシャー6個、スプリングワッシャー3個を使用します。本締め時の締付けトルク値は40±5 N•m。トルクレンチはエキマニ側のナットに使いました。

DSCF2980

右手に東日製作所のモータースポーツ用プリセット型トルクレンチ、左手にSnap-onのコンビネーションレンチを持ち、ナットを本締め。締付けトルク値は52±8 N•m。ナットの溝を破損させ、締めたり緩めたりの試行錯誤が続きました。作業中は気にはなりませんでしたが、就寝時に首が痛くなるほど無理な姿勢でした。暗くて細かな部分が見えず、遠近両用の眼鏡を外すと頭を対象物に近付けなければなりません。

HKS Metal Catalyzer Kit for Mazda RX-8 LA-SE3P

エキマニ側も規定のトルク値(40±5 N•m)で本締め。触媒本体の銘板が輝いています。ジャッキアップして車の下に潜らなければ見えないところに立派な銘板があるのは、メーカーの拘りが感じられます。

Mazda RX-8 Rear Heated Oxygen Sensor

BAHCOのモンキーレンチを使って、新しいO2センサーを取り付けました。規定の締付けトルク値は21±3 N•mですが、専用工具を持っていない私は手ルクレンチでそれほど力を入れずに締め付けました。純正触媒はO2センサーが下の方に取り付けてあり、プロテクターが必要でしたが、HKSメタルキャタライザーの場合はセンサー取り付け穴が上の方にあるので、路面と干渉する可能性が低いのか、プロテクター取り付け穴はありません。

HKS Metal Catalyzer Kit for Mazda RX-8 LA-SE3P

上の画像、左上方に緑の被覆が少し、見えています。これは何かと言いますと、ハーネス(コネクター)を固定する部分がO2センサーを取り外した時に破損したので、被覆付きのワイヤーで固定させているためです。Mazdaディーラー整備士の方に相談したところ、タイラップで結束しても問題ないでしょうとのことでした。

HKS Metal Catalyzer Kit for Mazda RX-8 LA-SE3P

最後に2枚の純正メンバーを整備マニュアル規定のトルク値(フロント:18.6~25.5 N•m、リア:17.6~26.4 N•m)で取り付けてDIY作業を終了しました。

触媒とO2センサーの取付作業が完了し、車を1ヶ月ぶりに馬から降ろして2ヶ月半ぶりにバッテリーを接続。エンジンがかかるかどうか不安でしたが、一発でエンジン始動。アイドリング時に5分ぐらい、マフラーから水蒸気らしい白っぽい煙が出ていましたがこれはいつものこと。近所を一回りした後、バイパスでエンジン回転数を5000近くまで回しましたが、特に異常はなく、排気音も正常な純正触媒の時と違いがわからないほどでした。アイドリングも安定していて排気系から異音は聞こえません。

最初、DSC OFFの表示が点灯したままでしたが、一旦、エンジンを切って、再び始動させると、警告表示は消えました。電気系統が自動的にリセットされたのでしょう。

後日、スパークプラグを新しいものと交換する予定です。現在、一時的に使い古した純正プラグが装着してあります。点火プラグを新品と交換すれば、新しい触媒の印象も変わると思います。

今回の一連の作業に要したMazdaディーラーでの技術料、部品と費用、私が使用した工具を下にまとめておきます。

  • エンジン不調診断 ¥3,150
  • RE圧縮圧力点検 ¥7,400
  • RX-8 LA-SE3P/13B-MSP前期用HKSメタルキャタライザー33005-AZ001 ¥84,000
  • B31R40584 スタッド、フランジ2個 ¥1,238
  • N3H318861B センサー、O2 ¥10,500
  • 999161000 ナット2個 ¥188
  • NGKイリジウムプラグRE9BT RX8 SE3P (RE9BT) 2個 ¥4,500
  • NGKイリジウムプラグRE7CL RX8 SE3P (RE7CL) 2個 ¥4,500
  • 2T超低床ガレージジャッキ
  • AP 3-Tonリジッドラック4脚
  • Snap-onコンビネーションレンチSOEXM17
  • Snap-onコンビネーションレンチSOEXM14
  • Snap-onコンビネーションレンチSOEXM12
  • 東日製作所モータースポーツ用プリセット型トルクレンチMTQL70N
  • BAHCO 9071C 8″モンキーレンチ
  • Snap-on FSM14(3/8″dr.14mmのソケット)
  • Snap-on FSM17(3/8″dr.17mmのソケット)
  • Snap-on FXK4 9.5sq.エクステンションバー
  • AP @3/8DRスピンナーハンドル245mm
  • AP @3/8 21mmプラグソケット
  • AP 3/8DR T型ハンドル
  • AP 3/8エクステンションバー10″
  • TONE BJ30 3/8″ボールジョイント
  • KURE CRC5-56
  • APスリップルブ

もし、触媒をMazda純正品を使い、すべての作業をディーラーで行えば、見積費用は¥195,689になります。屋根付きガレージと工具類があればという前提はありますが、エンジン不調診断とRE圧縮圧力点検以外をDIYで行うと、HKSの触媒込みで¥115,476で済みます。

作業の難易度:5段階で4

Part 4へと続く。

総走行距離:40,126 km

SIGNET 51486

何かと便利なSnap-onのミニドライバー、SPP468の鍍金が剥げてきたので、SIGNETのミニドライバー、51486を僅か¥157で入手しました。先端のサイズは0.4 x 2.6mm、軸の長さ77mm、グリップ部分を含む全長は123mm。

このサイズのミニドライバーは、マイナスドライバーとしての本来の用途ではなく、溝のホコリを取り除いたり、トルクレンチ底部にあるダイヤルロックねじを緩める際にも穴に通して使います。

Snap-on LED Hybrid Light

Snap-on LED Hybrid Light

同じ製品、3つも要らない?いいえ、車載用LEDフラッシュライトとして使います。アメリカの有名な工具メーカー、Snap-onのLEDフラッシュライト3本入りで¥1,980。Snap-onのロゴが入っているだけで1本でもその価格は安いはずです。入手先はCOSTCO京都八幡倉庫店。

Snap-on LED Hybrid Light

ハンドル部分とキャップは陽極酸化アルミ。ボトムキャップに小さなマグネット付き。

Snap-on LED Hybrid Light

ローレット加工されたハンドル部分はミニマグライトに似たものがあります。

Snap-on LED Hybrid Light

フラッシュライトモードで使うトップ部分に明るいLEDが1個(65ルーメン)、パネルモードのLEDは16個(45ルーメン)搭載。フラッシュライトモードでの連続点灯時間は8時間45分、パネルモードでの連続点灯時間は8時間30分。LEDは交換不可ですが、寿命は10万時間。単4型電池3本x3が付属します。

Suzuki Jimny Spark Plugs Replaced

NGK Premium RX Spark Plugs

先月の車検時に交換を勧められていたSuzuki Jimnyの点火プラグを自分で交換することにしました。今回はNGKの比較的、新しいイリジウムプラグ、プレミアムRXを使用することにしました。黒いパッケージが特別な点火プラグであることを主張しています。

NGK Premium RX Spark Plug

このプラグはNGK史上最強プラグだそうで、中心電極に世界初の新素材「ルテニウム」を配合し、白金突き出しオーバル形状の外側電極を採用しているそうです。抜群の着火性、低燃費、耐汚染性、長寿命などの効果があるとか。エンジンの始動性に問題を抱えているので「抜群の着火性」の部分に特に惹かれました。

NGK Premium RX Spark Plug

この車は一年ほど前から、新車時に比べてエンジン始動に要する時間がプラス1、2秒、長くかかるようになっています。原因は古くなったバッテリーかと思い、去年の秋にPanasonic Blue Battery CAOS 75B24Rに交換しましたが、エンジン始動性に関しては改善が見られなかったという経緯があります。Suzuki Jimny JB23W-6型に適合するNGK Premium RXの品番はDCPR7ERX-P 97620です。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

エンジンの中にある点火プラグはインタークーラーの真下!過給器(ターボ)を搭載したジムニーの場合、点火プラグにアクセスするには先ず、このインタークーラーをユニットごと取り外す必要があります。当然ながら、ダクト2本も取り外さなければなりません。この写真を撮影した時は気付いていないのですが、画像右側のエンジンルーム内に謎の青い物体が写っています。何でしょう?

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

インタークーラーの樹脂製カバーを#3のプラスネジ4本を緩めて取り外しました。滅多に使わないPB製#3プラスドライバーが活躍しています。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

インタークーラーのカバーを取り外した状態。次はダクト2本をマイナスドライバーで緩めて取り外します。謎の青い物体が何なのか、まだ気付いていません。この青いパーツは前からあった自動車部品としか思っていない。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

ダクトを縛る金属製のバンドを緩めてから、インタークーラー前方下部にあるボルト1本を10mmのソケットを装着したシールドラチェット(Snap-on F936)を用いて取り外しました。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

取り出したインタークーラーユニット本体。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

排気容量660CCのエンジンヘッド部が見えてきました。8mmのソケットに付け替えて、エクステンションバーを装着したシールドラチェットを用いて4本のボルトを緩め、ダイレクトイグニションコイルの樹脂製カバーを取り外しました。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

3気筒のエンジンですからイグニションコイルも3本あります。10mmのソケットを装着したラチェットでイグニションコイルを固定しているボルト3本を取り外しました。これで簡単にイグニションコイルを取り外すことができると思っていたのですが…

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

手前2本は容易に取り外すことができましたが、最も奥にある1本は、インタークーラーを固定するステー(画像上方に写っている金属板)のボルト3本を緩めて浮かした状態にする必要がありました。ボルトは前方に1本、後方と言うかステーの裏側に2本あります。作業スペースがほとんどないので、この裏側2本を緩めるのに少々手間取りました。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

16mmの点火プラグ専用ソケットを装着したAP製T型ハンドルを用いて、手前のプラグから順に取り外しました。手前の1本だけ、締め付けが妙に緩い。2回目の車検時に整備士の方がプラグを外して状態をチェックしたのだと思います。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

点火プラグ専用ソケットを用いて取り外した古い点火プラグ。

DENSO IRIDIUM IXU22C Spark Plug

純正品はDENSOイリジウムIXU22Cでした。まだそれほど劣化しているようには見えません。2009年3月の初回車検時に交換したものです。このプラグで31,959km、走行したことになります。ロータリーエンジンの使用済み点火プラグとは異なり、乾いています。エンジンオイルが付着していないので至近距離で見ると新品のように綺麗に見えます。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

しかし、少し距離をあけて見ると、ご覧の通り、カーボンが付着して汚れており、やはり使用済みのプラグです。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

NGK製の新しい点火プラグ(ネジ径12mm)はメーカーが指定する締付トルクが15N•m〜20N•mだったので、プリセット型トルクレンチは18N•mに設定しました。

Suzuki Jimny JB23W — Replacing Spark Plugs

エンジンルームの隅っこにあった謎の青い物体の正体はこれでした。幼児用のスリッパ???何であんなところに置いてあったのか?いつからあったのか?ますます謎は深まるばかり。

このジムニーを購入した2006年まではEunos Roadster (NA6CE)を所有していました。10年以上も前のことですが、冬になると、暖かいエンジンルームを子猫が勝手に住処にしていました。エンジンの上で子猫はフライドチキンを食べていたようで、その痕跡である手羽先の骨の部分がシリンダーヘッドの上に置いてありました。

屋外駐車のジムニーのエンジンルームで、猫が冬の間、暖を取っていることは十分に考えられますが、幼児用のスリッパを猫が持ち込むことはないと思うのですが。先月の車検時に整備士は気付くはずなので、それ以降に誰かがエンジンフードを開けて、車の形をしたこの幼児用スリッパをエンジンルームの隅っこに置いた?何のため?整備した人がいたずらをしたとは考えられないし…

話題がそれました。新しい点火プラグを取り付けたエンジンは着火性が改善されました。エンジンはセルを回してすぐに気持ちよく始動するようになりました。加速性能や燃費も改善しているかもしれませんが、その辺りに関しては後日、レポートします。

使用した主な工具類

  • 10mmのコンビネーションレンチ
  • 差込角3/8″の10mm標準ソケット
  • 差込角3/8″の8mm標準ソケット
  • #3プラスドライバー
  • 差込角3/8″シールドラチェット
  • 差込角3/8″の16mmマグネット式点火プラグ専用ソケット
  • 全長265mmのT型ハンドル
  • モータースポーツ用プレセット型トルクレンチ

作業の難易度:5段階で3

総走行距離:58,659km