Persimmon Drying — Part 4

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渋柿を軒下に吊るしてからおよそ10日が経過し、十分に乾燥したようなので、試食してみました。種が多くて小ぶりな柿ですが、味はいつも義父からもらっていたものと同様、渋が抜けて甘い干し柿になっていました。収穫直後の生の状態で、あれだけ渋みがあったのに、あの渋みは一体どこに行ったのでしょう。

調べてみると、渋みは果実中のタンニン細胞に含まれる「可溶性」タンニンが影響して感じるそうです。渋を抜くとは、この「可溶性」タンニンを溶けないように「不溶化」させること。干して乾燥させるとタンニンが「不溶化」して、食べても渋みを感じないということでしょうか。つまり、渋みはどこにも行かずに干した柿の中に「不溶化」して残っているということになります。

上の画像はiPhone 7にインストールしたProCamで撮影し、My Photo Streamを介してiMacのPhotosに取り込みました。RAWで撮影しましたが、Photosに取り込んだ時点でJPEGに変換されています。

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macOS 10.12.2 Public Beta 2 (16C41b)

本日、容量1.68GBのmacOS Sierra 10.12.2 Public Beta 2(16C41b)がApple Beta Software Program参加者に公開されたので、iMac 27″ (Mid 2010) とMacBook (Early 2016) にインストールしました。

Photosで画像編集時にポジからネガに反転するかのようにブラックアウトする不具合が解消されています。10.12.2にアップデートしたことで、Photos Libraryが開けるようになりました。

11月11日追記:予期せず終了していたDictionary Appが今のところ、安定しています。サポートコミュニティにも報告しました。

Photos Unsupported Library

macOS Sierra 10.12.2 Public Beta 1 (16C32f) をインストールした27″ iMac (Mid 2010) に重大な問題が発生し、OSを製品版の10.12.1 (16B2657) に戻したら、Photos AppもVersion 2.0 (451.20.9) にダウングレードとなり、ライブラリーが開けなくなりました。macOS Sierra 10.12.2 Public Beta 2が公開されるまで、当ブログに新しい画像を掲載することが不可能な状態です。

macOS 10.12.2 Public Beta 1 (16C32f)

本日、macOS Sierra 10.12.2 Public Beta 1(16C32f)がApple Beta Software Program参加者に公開されたので、iMac 27″ (Mid 2010) とMacBook (Early 2016) にインストールしました。

App Storeの更新履歴が表示されない問題は未修正。Dictionary Appが予期せず終了する問題も修正されていません。App Storeの不具合は27″ iMac (Mid 2010) でのみ発生中。Dictionary Appのクラッシュは複数の辞書を選択している場合に発生します。

11月5日追記:MacBookで大きな不具合が発生したので、製品版の10.12.1に戻しました。

11月6日追記:Photosで画像ファイルを編集している時に画像がブラックアウトする問題が発生しています。

11月7日追記:27″ iMac (Mid 2010) で再起動及びシステム終了ができなくなる重大な問題が発生したので、製品版の10.12.1 (16B2657) に戻しました。

11月8日追記:27″ iMac (Mid 2010) でApp Storeの更新履歴が表示されない問題の原因が判明しました。製品版のmacOS Sierra 10.12.1にアップデートしたタイミングが悪かったようです。Time Machineで製品版10.12.1の直前の状態に戻り、更新履歴が正しく表示されるのを確認した後に再度、製品版の10.12.1にアップデートしたら過去30日間の更新履歴が表示されるようになりました。Time Machineによる復元には4時間ほど要しました。

Share “(null)” to Flickr

macOS Sierra 10.12は、製品版を含めてまだまだ不安定です。当ブログで使用している画像のほとんどはPhotosやApertureで編集したファイルをFlickrにアップロードし、ポスト内にリンクを張る形で埋め込んでいます。一度にアップロードする画像ファイルが多い場合に、Share “(null)” to Flickrの警告が表示され、ゼロ枚のファイルがアップロードされることがあります。

Gion Matsuri Latter 2016 — Part 2

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前祭とは逆に、後祭の山鉾巡行は烏丸御池を東に向かい、河原町御池を南下するということだったので、車は午前9時半頃に御池地下駐車場の東側入口から入りました。東側の出入口は河原町通よりも東側にあるので通行規制はなかったです。

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浄妙山の背後に見える建物は京都市役所。祇園祭の山鉾巡行は5年前に初めて見物しました。その時は、一来法師が頭上を飛び越える「浄妙山」を見た記憶がないので今回が初めてかもしれません。

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こちらが、弁慶と牛若丸が五条の大橋で戦う「橋弁慶山」。前の人は有料観覧席で配れたていたチューリップ型の帽子を被っておられます。この後、山鉾を追いかけるように河原町御池から河原町通を南下しようとしたら、人混みが凄くて前にも後ろにも進めない状態になりました。地下に一旦、避難して、エアコンが効いて涼しい寺町通を南下することにしました。

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ドトールコーヒーで朝食を済ませ、寺町通を南に進むと、北上する花傘巡行に出くわしました。macOS Sierra PB2のPhotosはクロップの機能が不安定で、アスペクト比がオリジナルではなく、Freeformになりました。プリントすることはないので、このままで良いか。

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レンズは単焦点のOLYMPUS M.45mm F1.8で、絞り開放ですが、ポートレートに向いているのか、かなりシャープに撮れます。

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しかし、絞りf/1.8なら被写界深度が非常に浅いので、動体撮影の場合は狙った被写体にピントを合わせるのは難しい。

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撮影する前から白飛びしている動かない被写体。Photosでハイライトを下げても補正不可能。

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四条通を西に進む鯉山。

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巡行中の大船鉾を見るのは初めて。

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女人禁制の伝統を破った南観音山には囃子方に女性が参加しています。大津祭では考えられないことで、女性が曳山に登ると山が倒れるという言い伝えがあるので、違和感があります。

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Small Deck Stairs — Part 2

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ウッドデッキ西側に念願の小さな階段を取り付ける作業を続行します。3段の階段の最上段をデッキに固定するにはハンガーボードが必要になります。デッキ西側はいつでも階段が取り付けられるように床材と根太、大引きを面一にしてあります。

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根太の下に2枚のストリンガーを固定するハンガーボードを取り付けました。ハンガーボードは根太と大引きに合計6本のコーススレッドで留めてあります。6本のうち、2本は斜め打ちであり、これが効いています。

ストリンガーは根太とハンガーボードの裏側からコーススレッドで固定する予定です。L字のシンプソン金具を使用することも可能。

画像の文字はPhotos v.2.0の新しい機能拡張、Markupを用いて書いてあります。これまでは、画像ファイルを書き出して、Preview Appで文字入れしていましたが、もうその必要はありません。Photosで文字入れしてそのままFlickrにアップロードできます。iPhone 6で撮影した元画像をiCloud経由でMy Photo Streamに自動的にアップロードしたファイルを編集しています。画像を読み込む必要すらありません。

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DxO OpticsPro for Photos Updated To Version 1.2.1

Photosの機能拡張プラグイン、DxO OpticsPro for PhotosがVersion 1.2.1にアップデートされ、以下の比較的新しいカメラ6種がサポートされるようになったそうです。DxO OpticsPro for Photosは現在、App Storeで50%引きで販売されています。

  • Nikon D500
  • Sony A68
  • Canon EOS 1DX Mark II
  • Canon EOS 1300D
  • Olympus PEN E-PL6
  • Olympus PEN F

Cannot Restart My iMac After Downgrading To El Capitan 10.11.6 From macOS Sierra 10.12 Beta

macOS Sierra 10.12 BetaからOS X El Capitan 10.11.6にダウングレードしたらiMac 27″ (Mid 2010) を再起動できなくなりました。より具体的にはパワーボタンを押した後にロゴとプログレスバーが現れ、しばらくするとロゴとプログレスバーが消えて、画面がグレーのまま先に進まなくなるという現象です。この時、カーソルだけが機能します。この現象は、秋に製品版が公開される時も同様のことが起こり得る予感がします。

その理由は、これまで以上にiOSとの連携が強化され、iOSの場合と同様に通常の方法ではそもそもダウングレードできないようにしているのではないかということです。Internet Recoveryを用いて再起動できなくなった内臓HDDにEl Capitanの再インストールを実施しましたが、再起動できない状況は変わらず。いっそのこと、iMac 27″ (Mid 2010) に付属した物理メディア (DVD) を用いてSnow Leopardからインストールし直した方が早く解決できると考えましたが、その前に再考しました。

メインマシンにベータ版OSをインストールしてしまったことは横に置いておいて、そもそもなぜダウングレードしようとしたのか? 理由はキーボードのカスタマイズができるKarabinerがmacOS Sierraに未対応であり、日本語↔英語の入力ソースの切り替えが異常に遅くなったことです。私と同じようにパブリックベータ版を(サブの)MacBook Air (Late 2010) にインストールして検証されているminority318さんに尋ねてみると、Karabinerは機能しないけれど、入力ソースの切り替えは遅くないとのことでした。私の環境と何が違うのか? どうやら入力ソース切り替えのショートカットが違うようです。私は初期設定を変更して、入力ソースの切り替えをCommand + Spaceに登録し、SpotlightをControl + Spaceにしていました。これを初期設定に戻せば入力ソースの切り替えが異常に遅い状況が改善されるかもしれないと思い、実行したら、改善しました。

入力ソース切り替えが異常に遅い不具合が解消したら、KarabinerがmacOS Sierra未対応であること以外で特に不便はないので、El Capitanにダウングレードする理由がなくなりました。結果、このままmacOS Sierraベータ版で検証を続けようという判断に至りました。切り替えショートカットはその後、Option + < に変更しました。こちらの組み合わせの方がControl + Spaceよりも使いやすい。

KarabinerがmacOS Sierra未対応であることと、入力ソース切り替えなどのCommandを使うショートカットを変更すると不具合が起こることは、密接に関係していそうです。(Karabinerと同様のカスタマイズができるBetterTouchToolに関してはmac OS Sierraで問題なく機能しているとの情報があります。)Appleとしては日本語を入力するのならJIS配列の日本語キーボードを使用してくださいとのメッセージかもしれません。

mac OS Sierraパブリックベータ版を検証する場合に他に一つ注意点があります。Photosの新機能、Memoriesを試そうとPhotosを立ち上げると、ライブラリーがアップデートされます。その後、El Capitanで同じPhotosのライブラリーを立ち上げようとすると、ダウングレードできないのでライブラリーが開きません。

Pixelmator 3.5 Canyon

Quick Selection ToolやMagnetic Selection Toolを搭載し、Photos app内でレタッチツールが使えるようになった、大幅なアップデートであるPixelmator 3.5 CanyonがMac App Storeで5月26日(日本では5月27日)に公開されました。しかしながら、Updatesに表示されないという不具合が、私を含む一部のユーザーで発生しているようです。

Magnetic Selection from Pixelmator Team on Vimeo.

こういう時はApplicationsフォルダーにあるPixelmator 3.4.4をゴミ箱に捨てて、再度、Mac App Storeを立ち上げるとダウンロード可能。購入履歴は残るので、Purchasedをクリックすれば新しいバージョンのPixelmatorがINSTALL可能になります。

Enable Retouch Photos Extension from Pixelmator Team on Vimeo.

Sakura and Starry Night Sky

Sakura and Stars

自宅から徒歩で行ける公園の桜が満開、今夜は晴れていて月明かりもない、風も吹いていないので撮影条件は揃っている。この日を逃せば、次に条件が揃うのが一年後かもしれないので、新しいカメラ機材を車に積み込んで、公園に向かいました。昼間は花見をしている人もいましたが、夜になると誰もいない公園。夜なら桜と星空を独り占めできます。

Sakura and Stars

先ずは、OLYMPUS M.17mm F1.8を装着したPEN E-P5で三脚固定撮影。公園近くの道路に街灯があるので一段分絞ってf/2.0で20秒間の露光。ISOも控えめに1250に設定。この程度の絞り値ならVF-4(電子ビューファインダー)のライブビューで北斗七星が見えるので、構図が容易に設定できます。撮影後もVF-4で再生して拡大表示すれば、ピントが星に合っているかどうかの確認も可能。手元に焦点が合わないメガネ着用時も電子ビューファインダーなら焦点が合います。

Sakura and Stars

レンズをTokina AT-X 116 PRO DXに交換しました。K&F Concept Nikon (G) – M4/3マウントアダプターを使用しています。マウントアダプターに電子接点がないので、レンズに関する情報はExifに表示されません。

Sakura and Stars

公園から帰る途中にこぢんまりした桜並木があり、そこに車を停車して撮影続行しました。周囲は田んぼで、街灯がないのでISOを1600まで上げても桜の花が白とびすることはありません。

Sakura and Stars

シャッタースピードを20秒から25秒に伸ばしました。長秒時ノイズ低減はなしの設定ですが、Photosで現像するときに熱ノイズは自動的に除去されます。

Sakura and Stars

桜の木の右下に写っている明るい星はぎょしゃ座のアルファ星、カペラ。この写真のみ、DxO Optics Pro for Photosでノイズ除去し、桜の花が際立つようにPhotos Appで補正してあります。

DxO OpticsPro for Photos Updated To Version 1.1

Photos Appのプラグイン、DxO OpticsPro for PhotosがVersion 1.1に更新され、補正スライダーで微妙な調節が可能になりました。また、UIが改善され、処理している画像ファイルがRAWなのかJPGなのかを確認しやすくなりました。

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左がJPGファイル補正時の画面、右がRAWファイル補正時の画面。いずれの場合もスライダーが表示されるようになりました。RAWファイルのNoise Reductionでは強力に高感度ノイズや熱ノイズを除去できるPRIMEを適用することができます。

3月31日現在、DxO OpticsPro for PhotosはMac App Storeで50%引きになっています。

Evening Landing at Osaka (Itami) International Airport

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この前はあまりの寒さに負けて、早めに退散しましたが、今回は午後7時半頃まで千里川堤防で撮影を続けました。

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空港が管理する敷地のすぐ外側から撮影を始めました。多分、この辺りが最南端だと思います。

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滑走路周辺の街灯は誘導灯と誤認しないよう、何らかの配慮があるのでしょうか。

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伊丹空港滑走路の南側(着陸側)周辺で働く人や暮らす人にとってはこれが日常の景色。

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この日も多くのカメラマンが千里川堤防に。暗くなるとどんどんカメラマンが増えます。

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夕暮れまで少し時間があったので、スカイパーク南駐車場に行ってみましたが、ここにいたのは30分ほど。流し撮りしている時に、Olympus PEN E-P5のシャッターが切れなくなりました。電源スイッチをオフにしても電源が切れないという不具合に見舞われました。バッテリーを取り出して、電源を切り、再びバッテリーを入れると元に戻りました。

Evening Landing at Osaka (Itami) International Airport

千里川堤防に戻ると、日没間際でちょうど良い時間帯でした。シャッタースピード1/125秒で軽く流しながらシャッターを切りました。ISOは上限を3200に設定。露出プログラムはシャッタースピード優先モード。光量不足なのでISOは設定した上限の3200になり、絞りをもっと開けろと、f/1.8が点滅してカメラに叱られます。しかし、これ以上、絞りを開けることはできないので警告を無視。

Evening Landing at Osaka (Itami) International Airport

流し撮りしなくてもシャッタースピード1/125秒で被写体ブレしないのはそれだけ被写体である航空機の速度が遅いということでしょう。伊丹空港で飛行機の写真を撮り始めて気付いたことが一つあります。

Evening Landing at Osaka (Itami) International Airport

それは飛行機は着地する前から減速しているということ。着地してから減速するものだとばかり私は思っていました。それと飛んでいる飛行機を後ろや前から撮影する場合は、機体が止まっているように見えるので、低速シャッターであってもカメラを振って流し撮りする必要がなく、背景の誘導灯も点像にすることができるということです。

Evening Landing at Osaka (Itami) International Airport

千里川堤防に通い始めて、今回が4度目になりますが、ようやく目標とした写真に近いものが撮れました。上の画像はOLYMPUS M.45mm F1.8を装着したOlympus PEN E-P5で撮影しました。夜間の動体撮影ではボディーの5軸手ぶれ補正も重要ですが、それ以上に明るいレンズが果たす役割の重要度を実感しました。絞り開放のf/1.8だからこそシャッタースピード1/100秒でこれだけ明るく写すことが可能です。

35mm換算焦点距離が100mm前後の中望遠レンズで絞り開放f/1.8となれば、Nikon Fマウントのボディーに装着する前提なら高価なレンズが必要になります。しかし、マイクロフォーサーズ規格のボディーに装着する場合は比較的、安価なレンズでこの焦点距離と明るさを達成することが可能です。尚、このレンズ(OLYMPUS M.45mm F1.8)は2万円台で入手できますが、価格以上の画質であることは間違いありません。

Evening Landing at Osaka (Itami) International Airport

暗くなってから撮影した画像はすべて、DxO OpticsPro for Photosでノイズ除去(PRIME)してあります。また、PhotosでLight、Color、White Balanceなどを大幅に補正してあります。

Olympus E-P5 Test Shots — Part 1

Olympus E-P5 Test Shot with Olympus M.17mm F1.8
OLYMPUS M.17mm F1.8 f/1.8, 17mm, 20s, ISO 1000

Olympus PEN E-P5ボディーにM. Zuikoレンズ(OLYMPUS M.17mm F1.8)とNikon Fマウント規格のTokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)を装着して星景写真の試写を行いました。画像はすべて、RAWで撮影し、Photosで補正しました。(DxO Optics for Photosも併用して補正)

先ずは、OLYMPUS M.17mm F1.8を装着してISOは控えめの1000で絞り開放(f/1.8)、20秒の露光。ピントは背面液晶を拡大表示して木星をもとに合わせました。天頂付近にある星でピント合わせするときは、3.0型可動式液晶が便利。ピーキング表示色は白か黒の二択であり、白に設定しましたが、どちらを選んでも星のピント合わせには見づらくなるので、ピーキングはオフの方が良いかもしれません。このレンズ個体の特性か、距離指標が3mぐらいの位置で無限遠になりました。単焦点レンズなのに無限遠マークの位置でピントが無限遠にならないのは釈然としません。3月7日追記:無限遠マークはフォーカスリングを手前に引くと現れる、「スナップショットフォーカス」用の距離指標であり、星空撮影時のマニュアルフォーカスではこの距離指標は参考にならないものかもしれません。)

長秒時露光時に電池を節約するため、バックライトはオフにしました。オンとオフを切り替える専用のボタンがないので、「Fnボタン機能」を「バックライト」に設定。Fnボタンを押すと背面液晶のバックライトがオフになります。VF-4は取り外しておかないと、ボタンを押してもオフにならないので注意

Olympus E-P5 Test Shot with Olympus M.17mm F1.8
OLYMPUS M.17mm F1.8 f/1.8, 17mm, 20s, ISO 1000

最初の一枚を撮影した直後に背面液晶で画像を確認したら、赤い輝点ノイズが現れていて慌てました。やはり、熱ノイズが… 自作のレンズヒータ2号機が熱くなりすぎたのか?E-P5はE-M5などと同じSony製の撮像素子を採用しているので、高感度、長秒時の熱ノイズには優れた耐性を持ち合わせているはずなのですが。

カメラの「長秒時ノイズ低減」はオフに設定しているので、一枚目撮影時と同条件で、UNブランドのレンズキャップを取り付けてダークフレームを撮影しました。天体撮影ではダークフレームを撮影しておいて、パソコンで補正するときに長秒時熱ノイズを減算処理するのが一般的です。

上の画像は熱ノイズがわかりやすくなるよう、極端なレベル補正をしてあります。左上に写ってはならない母屋の破風が写っています。なぜだろう?レンズキャップはしっかりと取り付けてあります。しばし原因を考えると、レンズキャップに紐を通す穴から光が漏れていることが判明しました。応急処置としてガムテープで穴を塞ぎ、再度、ダークフレームを撮影。(「長秒時ノイズ低減」をオンにすれば、カメラが自動的にダークフレームを撮影し、減算処理してくれます。天体撮影や花火の撮影ではカメラに減算処理させている間、次の写真が撮れなくなります。)

Olympus E-P5 Test Shot with Olympus M.17mm F1.8
OLYMPUS M.17mm F1.8 f/1.8, 17mm, 20s, ISO 2000

ISOを一気に2000まで上げました。特に高感度ノイズが増えたようには見えません。熱ノイズも気になりません。三脚固定で試写しているので、換算34mmの焦点距離で星をできるだけ点像にするには露出20秒ぐらいが限界です。熱ノイズを意図的に強調した二枚目の画像を除き、すべてDxO Optics for Photosでノイズ除去PRIMEを適用させています。ダークフレームで減算処理しなくても、輝点ノイズ(熱ノイズ)を除去できることがわかりました。保存時に時間はかかりますが、天体写真の画像処理にもDxO Optics for Photosは機能します。

撮影した画像を拡大表示してみると、周辺部にコマ収差が確認できますが、私の許容範囲内です。絞り値を一段か二段分、上げると収差が目立たなくなるかもしれません。ISO 2000でもノイズは少なく、除去可能であるので、星空撮影にもPEN E-P5とOlympus M. 17mm F1.8の組み合わせは十分に使えるという判断になりました。どちらかといえば、星空撮影に適しているかもしれません。

Part 2ではマウントアダプターを介して試写した結果を記録する予定です。

Itami Sky Park

Itami Sky Park

伊丹市にある大阪国際空港滑走路西側に平行する大きくて細長い(長さ1.2キロ、幅80メートル)公園が2008年の夏に出来ていることに今頃、気付いたので、カメラを持って出かけました。空港施設がある滑走路東側からトンネルを潜り、出てすぐにある北駐車場に車を停めました。駐車料金は¥100/20分、徒歩だと公園への入場は無料。

石垣の石を取って投げれば、滑走路の際に届きそうなぐらい近いので、いたずらできないように石垣は金網で守られています。

Itami Sky Park

北駐車場から歩いてすぐの大空の丘には飛行機写真を撮影しようとするカメラマン達が待機。

Itami Sky Park

この辺りは離陸する飛行機の撮影に適しているようです。

Itami Sky Park

4月上旬と10月頃の年二回開花するはずのジュウガツザクラが1月上旬に咲いています。

Itami Sky Park

モータースポーツの撮影と比べると、飛行機の撮影は昼間であれば、難易度が低い。しかし、カメラ(Nikon D7000)の設定ミスでISOが必要以上に高くて、絞りすぎ(f/14.0)になっています。そのために、センサー上のゴミが空の部分に写ってしまったので、Photosのレタッチ機能を使い、ゴミを一つずつ取り除く必要がありました。

Itami Sky Park

FUJIFILM XQ1、コンデジとしては優秀。

Itami Sky Park

まるで機内から並行して飛行する別の飛行機を撮影したかのような写真が撮れます。

Itami Sky Park

背後に見える山は五月山。次回は南駐車場に車を停めて、着陸する飛行機を夕暮れ時に撮影しようと考えています。