Repairing GORE-TEX Waders — Part 2

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フェルトソールを交換したRiver Guideのウェイディングブーツは実地試験で問題なく接着していることがわかりました。しかしながら、車に戻ってブーツとウェイダーを脱ぐと、靴下とジーンズの裾の辺りがびっしょりと濡れていました。ブーツと同様に20年近く愛用しているMT4のGORE-TEXウェイダーのソックス部分から浸水しているようです。

SIMMS® Rock Creek Wading Boots

ウェイダーのソックス部分はネオプレン製になっており、所々でトリコット生地が劣化して穴が空いていました。Wild-1京都宝ヶ池店の店員さんと相談すると、ネオプレンの生地自体が経年劣化している可能性があり、修復困難かもしれないとのことでした。ソックス部分よりも上のGORE-TEXの部分は、先日、縫い目にシームテープを貼ったこともあり、防水機能が補強されて浸水はありません。ネオプレン用のパッチをソックス部分の生地が劣化したところに当てれば修復できるかもしれませんが、製品寿命を超えていることは確かなので、この際、ストッキングフットウェイダーを新調することにしました。

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Repairing GORE-TEX Waders — Part 1

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メーカーが倒産したのか、今では検索してもヒットしないMT4のGORE-TEX製ウェイダー内側に貼ってあったシームテープが経年劣化で今にも剥がれそうになっていたので、補修することにしました。

Amazonに注文していた補修用のシームテープが届きました。CS-factionとして特許庁に商標出願中だそうで、30日間の返金保証があり、信頼できそうだったので、この商品を選びました。この手の製品には類似品が多数あり、異常に安く販売されているものには品質面で劣る可能性があります。当製品は幅20ミリ、長さ30メートルで¥1,280なので、価格は平均的だと思います。

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剥がれそうになっていた部分を切断して剥がしました。接着剤が縫い目に残ったのでシール剥がしで取り除こうとしましたが、綺麗に取り除くことができなかったので、そのまま上から補修用のシームテープを接着させました。一部、覆い被せるようにして補修用シームテープを貼るので、古いテープは三角状に切断しました。古いテープと補修用の新しいテープの幅は同じ20ミリなので、接着強度を確実にするには工夫が必要。

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設定温度を「中」にしたアイロンの先端部分を使って、当て布をしてから補修用シームテープを縫い目の部分に接着させました。透明の補修用シームテープは光沢がある方が接着面。

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股の部分も劣化したテープを取り除き、補修用シームテープを接着させました。この部分は立体的な曲線になっており、脚の部分と比べて作業難易度が上がります。当て布なしで「低」温で接着させようとすると、皺になったのでやり直しました。当て布は必須のようです。

試しにネオプレーン素材となっている足の部分にもこの補修用シームテープを使ってみましたが、接着面がGORE-TEXである場合と比べると接着強度に問題がありそうでした。(後日、接着強度を確認するまでもなく、この部分は剥がれました。)

20年近くも愛用しているウェイダーがこれまで一度も浸水や水漏れがなかったことは驚異的です。今回、予防的補修作業を実施したことで、耐用年数がさらに長くなりそうです。釣り、とりわけフライフィッシングをする人の人口減少に伴い、釣り道具を製造販売するメーカー、販売企業が廃業?したことは残念ではあります。ウェイディングブーツのブランド、River Guideについても同様です。フェルトが磨り減っているので自己修理する予定です。

5月28日追記:ゴアテックス部分に貼った補修用シームテープも剥がれました。剥がれた原因は古い接着剤を除去しなかったことではないかと思います。今度は粘着テープを使ってできる限り、古い接着剤を除去してから再度、新しい補修用シームテープを貼りました。

補修作業の難易度:5段階で1

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Gone Fishing 2018 — Part 2

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今季初めて釣行した日の翌日は雨、今日(5月3日)は午後から晴れの予報。紛失した大事なAyaのランディングネットを回収にやって来ました。同行者2名を車(Suzuki HUSTELR)に待たせているので、私はMT4のウェイダーとRiver Guideのウェイディングブーツだけ着用して、ロッドとリールは持たずに入渓しました。

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雨が降っていたので他の釣り人は恐らく入渓していないだろうと思われます。写真撮影した場所にネットを置き忘れたのだろうと思い、その場所に行って辺りを探しましたがネットは見つからず。数年前に同じ川の下流で崖から滑落しそうになった時に紛失したOrvisのワックスコットン製バケツハットの二の舞か?

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半分諦めながらもう少し上流に行くと、大きな岩の狭間に自己格納式リール型のキーチェーン、Key-BAK60周年記念モデルに取り付けたAyaのランディングネットが見つかりました。

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こんなところに!確かにこの大きな岩の狭間を通過した記憶はありますが、落とせば気付くはずだろうに。見つかった場所よりもう少し上流で3匹目か4匹目を釣り上げた際に、ランディングネットを用意しようとしました。しかし、小さな魚だったのでやっぱり写真撮影しないでおこうとネットをどこかに置いたような微かな記憶があります。川は雨で増水していたので、そこからこの大きな岩の狭間に流れ落ちて来たのかもしれません。

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紛失したAyaのランディングネットとKey-BAK 60周年記念のキーチェーンを無事に回収して駐車位置に戻りました。紛失した時もこのような出で立ちでした。キーチェーンごとベルトから外れてランディングネットが落下し、そのことに気付かないことは考えにくいので、やはり置き忘れたのでしょう。置き忘れたことを忘れることは十分にあり得ます。

今回のように河原で紛失した釣り道具を大型連休真っ只中の二日後に回収できたこと自体が奇跡的と最初は考えましたが、それほどでもないのかもしれないと思い直しました。日本の釣り人口は下降線を辿っています。中でもフライフィッシングをする人の人口は減少の一途。餌釣りの人が入渓していたとしても、狙うポイントが異なるのであの大きな岩の狭間には足を踏み入れることがなかったのかもしれません。

この日、2WDのSuzuki HUSTLER Aで初めて、未舗装道路を走行しました。上下左右に大きく揺れるサスペンションはJimney譲りなのか?という印象を持ちました。最低地上高が180ミリと比較的高いので、Jimneyほどではありませんが、そこそこの悪路走破性が備わっています。

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