Apple Store Closure Continues

「お近くのApple Storeは、追ってお知らせするまで休業いたします」とのことで、一時休業が本日、3月27日までの予定でしたが、延長したようです。

滋賀県内唯一のAPRであるキットカット(草津店)は、営業中です。MacBook Air 2020も展示されています。一見して2018年〜2019年モデルと区別できませんが、キーボードに触れると違いが分かるかもしれません。キーボードがバタフライ式からシザーズ式に変更になっています。

人工呼吸器の修理マニュアルを集めたデータベースを構築中のiFixitは、その合間にMacBook Air 2020を分解したそうです。分解結果をまとめると、

  • トラックパッドのケーブル取り回しが変更になり、トラックパッドとバッテリーの交換が容易になった。
  • ファン、スピーカー、ポートなど、多くの構成部品がモジュール式になり、アクセスが容易になった。
  • キーボードは信頼性が高まったが、トップケースに組み込まれているので、修理するには全面的な分解が必要。
  • SSDとRAMははんだ付けされているので、交換は困難。

修理容易性は10段階で4(10が最も容易)

Mac OS X Resetting User Login Password

Mac OS X 10.7 (Lion) 以降のOSを搭載したMacでログイン・パスワードを忘れた、あるいは不明な場合にパスワードをリセットする方法を備忘録として記録しておきます。

先日、Macを姉から譲り受けたのだけれど、使い方がわからないので、教えて欲しいとの依頼がありました。専用のスリーブから取り出された11″ MacBook AirにはThunderboltのポートが付いていたので、比較的、新しいモデルです。About This Macで調べてみると、搭載OSは10.7 (Lion)であり、プロセッサーはIntel Core i5。MacBook Air (Mid 2011)です。 まだ3年も経っていないのに、弟に譲るとはどういう事情なのか、気にしながら、新たにユーザーアカウントを作成しようとしたら、管理者パスワードがわからない。お姉さんに尋ねてみたらということになりましたが、そのお姉さんもパスワードを知らないらしい。お姉さん自身もこのMacBook Airを海外に長期滞在中の友人から譲り受けたそうです。その友人はネットが繋がらない僻地に滞在しておられるのか、連絡が取れないらしい。

これはちょっと厄介なことになりました。Terminalでコマンドを打つしか他に手はなさそう。ということで、ネットで調べてから以下の手順を実施してパスワードをリセットしました。

  • ゲスト用アカウントで起動中のMacをCommandとRを押しながら再起動。
  • メニューバーのUtilitiesプルダウンメニューからTerminalを選ぶ。
  • Terminal Windowで-bash-3.2#の後に続けて、”resetpassword”を入力
  • 別ウィンドウに”Reset Password”が起動するので、そのウィンドウをクリックしてアクティブにする。
  • ユーザーアカウントが含まれるボリュームを選ぶ。
  • パスワードをリセットするユーザーアカウントを選ぶ。
  • 新しいパスワード2回とヒント(オプション)を入力。
  • Reset Home Folder Permissions and ACLsを初期設定にリセット。

前オーナーが設定した不明なパスワードのリセットが完了し、システムを再起動しました。System Preferences… > Users & Groupsで新オーナーのアカウントを管理者として作成し、自動ログインに設定。前オーナーのKeychainに含まれるデータは消去しました。

OS X 10.7 Lionからなら無料で10.9 Mavericksにアップデートできるので、ついでに最新OSをダウンロードしてインストールしました。iPod nanoに入れておいたiWork 09試用版をMacBook Airのデスクトップにコピーし、直後にApp Storeから最新のiWork (Pages, Numbers, Keynote) に無償でアップグレード。さらに、iCloudのメールアカウントを新たに作成し、iPhoneと同期できるように設定しました。

パスワードのリセットは数分で完了しましたが、Mavericksのインストールに1時間ほど、要しました。iCloudメールアドレス設定やiWorkのインストール+アップデートの時間を含めると合計3時間弱。Core i5とSSDを搭載したMacBook Airはかなり快適に使用できるようです。11.6″のディスプレイはRetinaではありませんが、解像度(1366 x 768) が私が所有する13.3″ Aluminum MacBook (Late 2008) (1280 x 800)と比べると高いので、小さな文字も綺麗に見えます。

18才の新ユーザーにとっては、このMacBook Airが自分専用の初めてのパソコンになるそうです。Macintosh SE/30と初めて出会った遠い昔を思い出しました。

MacBook Air Benchmarks

Macworldが公開したMacBook Air新製品のベンチマーク(Speedmark 6.5)結果をMac Rumorsがまとめた記事を読み、たいへん興味深く思いました。CPUの速度を示すクロック周波数がより低い、新しいMacBook Air 13″ (1.86GHz Core 2 Duo)がMacBook Pro 13″ (2.4GHz Core 2 Duo)に匹敵する処理能力があるとのことです。実際は若干、上回っています。先日、私がApple専門店で実機を触らせてもらった時に感じた体感速度が間違っていなかったことを実証するような結果になっています。

昨日、Geekbenchのベンチマーク結果をMac Rumorsは伝えていましたが、その結果によれば、スペック相応の速さであり、どうも腑に落ちないと思っていました。Geekbenchはプロセッサーとメモリの性能のみを判定するものであり、グラフィックスやフラッシュストレージの恩恵が全く反映されていないとのことです。ならば、当然、遅いわけで、製品としてのベンチマークとしてはあまり意味がないとも言えます。

Macworldのより詳しいベンチマークでは標準構成のマシンで比較しています。クロック周波数がより低い数値であることに加えて、MacBook Pro 13″ (Mid 2010)は搭載メモリ4GBに対して、MacBook Air 13″ (Late 2010)の搭載メモリは2GBです。特に、CPUに大きな負荷がかかる作業でMacBook Airの性能が優れているそうです。熱問題に対処するためにAppleが以前のモデルで、CPUに対して速度制限を課していることが原因であるとMacworldは考えているそうです。新しいモデルでは熱問題は解決済みであるので、CPUの処理能力を限界近くまで使うことができるとのこと。

MacBook Airの以前のモデルだけ、速度制限を課しているとは考えづらいので、MacBook (Pro)など、恐らく他の製品も熱問題に対処するためにプロセッサーの速度制限を行っているのではないかと私は思います。新しいMacBook Airはフルスロットルで動くCPUと直付けフラッシュストレージの優れた効率により、軽くて速いF1マシンに生まれ変わったようです。

Aperture 3 and MacBook Air

RIMG0005

いつものApple専門店でMacBook Airを見てきました。外観は画像や動画で見た通り、薄くて軽い。蓋(ディスプレイ)を開ける動作も桁違いに軽い。11″の方で、Safariを立ち上げてFlickrで大きな画像ファイルを閲覧しましたが、動きが軽快。ちょうど、iPadを初めて触った時に「速い」と感じましたが、それと似た印象です。「フラッシュストレージ」の反応の速さがそのまま反映されているようです。搭載システムがMac OSではなく、iOSならもっと速くなるかもしれません。

Aperture 3を動かせばどうなるのか、標準構成の13″の方にわざわざApertureをインストールしてもらいました。私のAluminum MacBook (Late 2008) 2.4GHz、4GBメモリよりも処理が速いかもしれません。13″の方はメインマシンとしても使えそうです。MacBook AirをLED Cinema Display 27″に繋げて使うのが、デザインに関する現在の私の理想型。世界で最も美しいノートブックを世界で最も美しいディスプレイに接続することになります。

携帯性を重視するなら11″の方もiPad Wi-Fiの代わりとして、能動的な作業にも使えそうです。このお店では11月13日と14日の週末に2周年感謝祭を行うそうです。去年は11月7日と8日に移転1周年の特別セール(全品10% Off)が開催され、その時にMacBook (Late 2009)を10%引きで購入しました。

The New MacBook Air

今朝の生中継はベッドの中で仰向けになり、お腹の上に置いたiPadにイヤホンを挿して最後まで視聴しました。前回(9月1日)は映像と音声が途切れることが何回かありましたが、今回は一度も途切れることなく、最初から最後まで安定していました。

直前に流れていた噂通りのスペックと筐体デザインだったこともあり、”One more thing.”の部分で特に感動はなかったわけですが、起床後に確認した日本での価格には大いに驚きました。11″/64GBモデルは米国で売上税別の$999.00に対し、日本では消費税込みの¥88,800!為替レートはおよそ@¥88.9です。

MacBook Airが初めて登場したとき(2008年1月15日)、スペック的には劣るけれど、最も薄くて携帯性に優れた高級なノートブックという位置付けでした。今回の刷新により、未来のノートブックの方向性を示すという役割は変わらないものの、ノートブック製品ラインの中ではどちらかというとスペック相応?に廉価版というイメージさえ感じさせる価格になりました。(CPUに関しては控えめなスペックですが、GPUはそうでもなさそうで、何よりフラッシュストレージの速さを考慮すると、全体としてはかなり速いマシンではないかと思います。)

目新しさというか、コンパクトなPowerBook 12″再来の懐かしさもあり、11″モデルの方に注目してしまいます。出先でフォトストレージ兼フォトビューアとして使用することを考えた場合、64GBの直付けフラッシュストレージでは心許ないので、容量二倍の128GBが必要になるだろうし、同様に後から増設できない直付けメモリも4GBにアップグレードした方が安心できます。11″/128GB、4GBメモリの米国価格は$1,299.00で、国内では¥118,800(@¥91.5)です。

それでも安いと思いますが、Appleのサイトから拝借した上の画像を見ると、11″モデルの方にはSDカードスロットがありません。フォトストレージとして使用するにはあった方が便利です。Eye-Fiメモリカードを利用するという方法もありますが、SDカードスロットがなければ、USBポートに挿し込むタイプのカードリーダーかカメラと直接接続するためのUSBケーブルを持ち歩かなければなりません。携帯性と実用性を考えるのなら、ディスプレイのアスペクト比16:9 (1366 x 768)の11″モデルではなく、アスペクト比16:10 (1440 x 900)の13″/128GBを4GBメモリにアップグレードしたモデル¥128,880の方が良いかもしれません。実用性だけならもちろん、価格改訂でさらに安くなったMacBook (Pro)の方が…

新しいMacBook Airには”The next generation of MacBooks”というキャッチフレーズが使われていますが、私が未来を感じるのはこのSoftware Reinstall Drive。これもアルミ製なのでしょうか。これだけでも欲しい。

以前からMacBook Airには光学ドライブが搭載されていませんが、なぜ今回、このSoftware Reinstall Driveが付属するのでしょうか。メインマシンとしても十分に使えると言うメッセージなのか、あるいは次世代MacBookも光学ドライブを割愛するという予告なのでしょうか?