Replacing Keyed Entry Knobs — Part 1

Left: Yale Lockset RM73.90

マレーシアの金物店ACE HARDWAREとホームセンターMr. D.I.Y.で、出入り口用鍵付きドアノブキットを二つ買って来ました。Mr. D.I.Y.で購入した右のFIGHTERブランドのものを使って、既設の古いドアノブを交換します。

二つのドアノブキットは同じ構造ですが、FIGHTERブランドの方が少しノブの部分が大きくて、真鍮製らしく高級感があります。

TITAN (KWIKSET) 製既設の古いドアノブは22年前に交換して以来、一度も交換していません。デッドラッチ・プランジャーが最近、破損しました。現時点でラッチが引っ込まないという現象は発生しておらず、こじ開けられる可能性はあるものの、まだ使える状態ではあります。しかし、放置すれば、ラッチが引っ込まなくなってドアを開けることができなくなる恐れもあるので、交換することにしました。

実際、同じ構造のログハウスに住まわれていたご近所さんのドアが開かなくなって、私が修理したことがあります。その時の修理状況を記録したポストはこちら

2本の長いビスを緩めると、屋内側から容易にノブを取り外すことができます。(完全米国仕様のログハウスなので、内開きのドアになっています。)既設のノブは屋内側がサムターン仕様となっている。交換する新しいドアノブはプッシュボタン式。

今年の夏に取り付けた引き戸式の網戸を閉めた状態で作業できるので、Cat ISONが外に出ることもないでしょう。

新旧のドアノブでサイズが大体、同じなので、ドアの穴を調整する必要はありません。

屋外側から見た様子。

ラッチ用プレートを固定する短いビス2本を緩めて、

引き抜くようにしてラッチを取り外しました。

右:古いラッチ 左:新しいラッチ

新旧でラッチの構造が異なります。右手に持つ左の方が新しいラッチ。

右:新しいラッチ 左:古いラッチ

左手に持つ古いラッチのデッドラッチ・プランジャーが破損しているのがわかります。

ラッチ用プレートが新旧で同じサイズであり、ビス用の穴の位置も同じ。

古いドアノブを取り外した時とは逆の順で、まずは新しいラッチ用プレートを取り付けます。

屋内側ノブの近くに穴があります。

この穴に付属のピンを押し当てると、屋内側のノブを取り外すことができます。iPhoneの物理SIM交換時に使うピンを代用することも可能。

屋内側のドアノブが外れました。

屋外側のドアノブを挿し込みます。

次は屋内側。

ドーナツ状の台座の位置合わせをして、

長い方のビス2本で固定します。ビスの位置を確認する作業はちょっとコツがいる。

屋内側のノブを取り付けて完成。

サムターン式だったこれまでは閉め出されないように鍵を使って屋外側からロックしていました。新しいドアノブは屋内側がプッシュボタン式であり、どうやら鍵を使って屋外側からロックできない仕組みのようです。

出入り口用鍵付きドアノブ交換作業の難易度:5段階で2

Replacing Keyed Entry Knobs — Part 2へと続く。

Kwikset Keyed Entry Knob — Part 2

Quickest Polo Keyed Entry Knob 400P 3

前回訪問時から1ヶ月以上が経過しましたが、Kwiksetの出入り口用鍵付きドアノブキットがアメリカから到着したとの知らせを受けて、開かなくなった玄関ドアの修理をするためにご近所のお宅を再び訪問しました。玄関ドアが故障して使用できなくなってから、もう何ヶ月も経っていて、相当不便を強いられているようなので、何とか私が修理できればと思い、修理作業を再開しました。(建物を建てたアメリカ人ビルダーは日本にはいないし、いつも修復やリフォームを依頼されている工務店の担当者も海外に赴任中で修理の依頼ができないとの状況です。)

ドアが開かない原因はノブを回転させてもラッチボルトがストライクから完全に引っ込まないことです。前回は屋外側と屋内側の両方のノブを取り外して、ラッチを動かそうとしたけれども動かず、ドアが開かないままの状態でした。何が故障しているのか、よくわからないので、既存のドアノブキットと同じブランドの同等品を入手し、キット全部を丸ごと交換することになりました。

Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

ドア自体をドア枠から取り外さない限り、引っ込まなくなったラッチボルトを取り外すことができないので、重い木製ドアを吊り下げているヒンジを外すことにしました。先ずはヒンジのピン3本を抜き、屋外側からドアにあて木しながらハンマーで叩いたら上と真ん中のヒンジが外れました。(このドアは米国仕様の内開きになっています。)しかし、下のヒンジがどうしても外れません。小さなハンマーで叩くとドアに傷が付きそうだったので、一旦、自宅に戻って、大きな木槌を持参しました。小さなハンマーでは外れなかったヒンジの近くを木槌で一度か二度、叩くとヒンジが外れ、ドアが数ヶ月ぶりに開きました。

Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

ドアノブを回転させてもラッチボルトが引っ込まない原因は、デッドラッチ・プランジャーが折れていることでした。デッドラッチ・プランジャーが破損した原因は不明。

Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

ドアを元に戻す前にヒンジをチェックすると、緩んだビスが何本も見つかりました。緩んだビスはすべて取り外し、ビス穴を割り箸と爪楊枝で埋め木してからビスを締め直しました。

Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

この手法は、ドアの修理方法を紹介するYouTubeに投稿された動画を参考にしました。

Quickest Polo Keyed Entry Knob 400P 3

床に擦れた痕があることから推測すると、ヒンジの緩んだビスが原因で、ドアが若干、傾いた状態になっていたと思われます。そのために、デッドラッチ・プランジャーが破損したと考えられなくもない。

Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

手前が破損したラッチ。今回、届けられたキット付属のラッチは全く同じ製品だと思われます。

Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

上の画像は新しいラッチを取り付けている様子ですが、向きが逆になっています。これでは内開きのドアが閉まりません。後から取り付け直しました。

Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

屋外側、屋内側両方のドアノブを取り付けて、修理完成。手作りの美味しいアップルパイとコーヒーを頂き、破損したラッチと取り外したドアノブを自宅に持ち帰りました。ここで、「作業の難易度:5段階で3」と書きたいところですが、私としては今回の修理作業に100%満足できていません。新しいドアノブのサイズが小さく、持ち帰った古いドアノブは再利用可能なはずだから。(現場では古いドアノブを取り付けることができませんでした。)

Replacing Kwikset Keyed Entry Door Knobs

自宅で古いドアノブのメカニズムを十分に理解すると、再利用できることがわかりました。シリンダーがドアノブの付属部品になっているので、ドアノブを再利用すれば、これまで使われていた合鍵が使用できます。夜になりましたが、再度、お宅を訪問し、ドアノブを取り替えました。

作業の難易度:5段階で4

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Kwikset Keyed Entry Knob — Part 1

いつも何かとお世話になっているご近所さんの玄関ドアが故障して、開けることができない状態だと聞き、修理できるかもしれないので、出張修理用の工具バッグを携えてそのお宅を訪問しました。我々が住むログハウスとほぼ同じ構造の建物であり、アメリカ人ビルダーが建てた完全輸入住宅です。電線とガス管以外の建築資材はすべて米国から輸入された建具や金物が使われており、故障した玄関ドアに取り付けられてあるKwiksetブランドの鍵付き出入り口用のノブもアメリカンな製品です。(我々の自宅玄関ドアの鍵付きノブと同様、一度、交換されているようです。元々はSCHLAGE製のノブが取り付けてありました。)

DSCF1773

最初に訪問した時はドアノブを取り外すことができずに、コーヒーとフルーツをご馳走になりながら引退した盲導犬の様子を見ていただけでした。

自宅に帰り、”Kwikset door knob removal”のキーワードでヒットしたYouTubeの動画を参考に下調べしました。

Kwikset Keyed Entry Knob

翌日、再び訪問し、動画を参考にしながら作業すると、屋内側のドアノブをほんの数分で取り外すことができました。

Kwikset Keyed Entry Knob

2本の長いビスを取り外すと台座が外れてラッチと屋外側のノブが見えるようになりました。

Kwikset Keyed Entry Knob

ここまで来れば、容易にドアを開けることができるだろうと思いましたが、ラッチのボルトが出たままなので、内側に開くことができません。ドライバーでラッチの突起部を右方向に押しても、ボルトが少し移動するだけで、完全に引っ込まないのでドアは開きません。この時点でお手上げ状態になり、この日もまたコーヒーと紅茶にピザやケーキをご馳走になりながら、引退した盲導犬の様子を見て、小型犬に遊ばれるだけで退散することになりました。

自宅に戻り、別の動画を参考にすることにしました。この方もラッチが壊れてドアが開かない状態だったようです。故障した原因は不明ですが、症状が同じなので、参考になるかもしれません。動画の最後の方でラッチに小さな穴があり、ピンセットを穴に差し込んだ状態で、突起部を右方向に引っ張ると、ボルトが動いてドアが開くとのことです。この小さな穴はなかったような記憶があります。最終手段として、ヒンジを外してドアごと取り外すことを考えていますが、その前に動画で紹介されている小さな穴がないかどうか、チェックしてみます。

Kwikset Keyed Entry Knob — Part 2へと続く。