ZGR-1

Zesty Accessoryから先日、発売になったNikon DSLR用のGPS兼リモコンユニット、ZGR-1がたいへん気になります。

シンプルなパッケージに入っているのはただのDockケーブルのようですが、このケーブルの一方をカメラのアクセサリーターミナル(ZGR-1bの場合)に接続し、もう片方の端子をiPhone(またはiPod touch、iPadなどのiOS機器)の30ピンのコネクターに差し込めば、iPhoneからカメラの制御が可能とのことです。iOS機器には専用のAppをインストールしておく必要があります。

カメラボディーにインターバル撮影の機能がないNikon D90で微速度撮影が可能になるということでしょうか。シャッタースピードが30秒を超えると次はバルブ撮影になってしまう機種でも60秒とか120秒の露出が可能であるように見受けられます。

このアクセサリーは2種類あり、ZGR-1aはカメラ側接続インターフェースが10ピンの丸いコネクター用、ZGR-1bはアクセサリーターミナル用。Nikon D90はアクセサリーターミナルになるのでZGR-1bの方が適合するようです。

iPhoneでカメラのシャッターリリースや露出の設定が可能なiOS Appと言えば、onOne SoftwareのDSLR Camera Remoteがあります。しかし、DSLR Camera Remoteの場合はMacに接続させる必要があり、iOS機器単体での制御はできないので、全く使っていない状況です。それと比べると、ZGR-1はケーブルとiOS機器があれば、Nikon DSLRを制御できる点が優れているのではないかと思います。

Digital Camera Raw Compatibility Update 3.1

漸く、MFT規格のOlympus PEN E-P1/E-P2のRAWフォーマットがAperture 3とiPhoto 09に対応したようです。Software Update経由でダウンロードできます。今回のアップデートで新たに対応するデジタルカメラは以下の通り。

  • Hasselblad H3DII-50
  • Leica M9
  • Leica X1
  • Olympus E-P1
  • Olympus E-P2
  • Panasonic Lumix DMC-GF1
  • Pentax K-7
  • Pentax K-x
  • Sony Alpha DSLR-A500
  • Sony Alpha DSLR-A550
  • Sony Alpha DSLR-A850

Pentax K-7/K-xも対応していなかったこと、このリストで知りました。Leica M9とX1も対応しています。Panasonic Lumix DMC-GF1も。

私はAperture 2.1.4を少し、使いかけましたが、メニューのフォントサイズが恐ろしく小さくて見辛いこともあり、使用を停止していました。今回のアップデートでOlympusのMFT規格のカメラにも対応したことだし、iPhoto 09からAperture 3への移行を検討します。iPhoto 09に取り込んで、管理している画像ファイル15,000枚以上、動画ファイル100本、容量は58GBもあるので、これを引っ越すとなると腰が重くなります。

Aperture 3になってからユーザーの対象を拡大し、これまではプロ向けだったのが、ハイアマチュアをも対象にするようになったことは、iPhotoライクな機能(Faces、Placesとか)を取り入れたことから察することができます。来月下旬に発売されるiPad(教育市場、ファミリー向け)はiPhone OSを搭載するので、DSLR Camera RemoteなどのiPhone/iPod touch用のアプリケーションを使えば、より大きなモニターで被写体をライブビューしながらリモート撮影することができると思います。iPadとApertureの連携はどうなっているのか、この辺りを見極めてから、移行すべきなのかもしれません。

Quadrantids 2010

ペルセウス座流星群、ふたご座流星群と並んで年間三大流星群の一つであるしぶんぎ座流星群が1月4日未明に極大を迎えましたが、生憎の空模様で残念ながら観測することができませんでした。3日の夜から雨が降り出し、4日早朝には雨は上がったものの、曇り空で星は見えない状況でした。

晴れていたとしても、満月の光が邪魔になり、条件は良くはなかったはずです。この日のために、デジタル一眼カメラを新調し、リモート撮影ができるiPod touch/iPhone用のアプリケーション(DSLR Camera Remote)を準備していたのですが残念です。

DSLR Camera Remote

DSLR Camera RemoteはデジタルカメラとパソコンをUSBケーブルで接続し、WiFiまたはAd-Hocネットワーク内にあるiPhone/iPod touchのディスプレイでライブビューしながらリモート撮影を可能にする、わくわくさせるアプリケーションです。対応するカメラはCanon EOSシリーズとNikonのデジタルカメラ。基本性能としては、シャッタースピードや絞り、ホワイトバランス、ISOなどの設定を遠隔操作。また撮影した画像をiPhone/iPod touchで確認することができるようです。カメラの機種によっては、カメラのビューファインダーをリモートで見ることができる、つまりiPhone/iPod touchの液晶画面をライブビューファインダーとして利用できるというものです。

私が企んでいるこのアプリケーションの用途は、リモートコントロールによる天体撮影です。厳寒期の流星群を撮影する時に特に重宝しそうです。カメラとMacBookは寒い屋外に設置して、自分は暖かい部屋からiPhoneの液晶を見ながらリモートでシャッターを切るという、ちょっとずるいことを思い付きました。Ad-Hoc接続でも遠隔操作ができるということは、LAN環境がない、光害が少ない暗い場所でも使えるということです。撮影機材とパソコンを外に設置して撮影者は車の中からiPhone/iPod touchで遠隔操作ができる。色々と可能性に満ちたアプリケーションであることは確かなようです。

このアプリケーションを購入する前に、対応するデジカメを入手しなければなりません。現在、検討しているCanon EOSシリーズ、Nikonと言えば、Kiss X3とD5000です。いずれも、バルブ撮影、インターバル撮影、ライブビューでオートフォーカス、オートブラケティングも可能。残念ながら、Olympus、Pentax、Sonyのカメラには対応していません。Olympusのカメラ(E-520とPEN E-P1)は純正ソフトを使用したとしても、パソコンを利用したリモート撮影には対応していないので、DSLR Camera Remoteが今後、対応するとは考えられません。