MacBook Bottom Case Replacement Program

一部のMacBook(2009年10月から2011年4月出荷)の底面ラバーが、ある状況下でボトムケースから「剥がれる(原文はseparate)」恐れがあるので、そのような症状があるMacBookボトムケースを無償交換することにしたそうです。このポストを書いている時点で日本語訳がAppleのサポートサイトになかったので、簡単に訳しておきます。

ボトムケース交換手順
交換用ボトムケースを入手する方法は三通り。いずれの場合においても、Appleは製品シリアル番号を調べてMacBookがこのプログラムに該当することを確認する。

  1. ジニアスに予約した上でAppleリテールストアに持ち込む。
  2. Apple認定サービスプロバイダーに持ち込む。
  3. 交換用ボトムケースのキットをオンラインで申し込む。(自己修理)

キットにはボトムケース、ネジ、プラスドライバー、ボトムケース着脱方法を説明した指示書が含まれる。

注記:この症状が認められない場合、ユーザーは今回、何も対策する必要はない。

補足情報
この件に関して、これまでに修理費用、交換部品費用を支払ったと思う人は、返金に関してAppleに連絡。

世界で実施するこのプログラムにより、影響を受けたMacBookの通常保証適用期間が延長されることはない。

このプログラムは対象となるMacBook、最初の購入日から2年間、有効である。Appleは修理データを今後も継続して評価し、必要であればプログラムの実施期間を延長する。

 

私の手元にもMacBook (Late 2009)があります。購入して4ヶ月ほどが経過して、底面ラバーが全体的に「剥がれた」というより、デスクトップに接触する部分のみが「剥げている」ことに気付いたので、ジニアスバーにMacBookを持ち込んだことがあります。(2010年2月27日のポスト参照)その時は、有償(工賃1万円+部品代で2万円ほど)でボトムケースの交換になるとのことで、交換したとしても問題は再発する恐れがあるので、そのまま使用することにしました。

普段は底面なので見えない部分ではありますが、今回の「剥がれ」現象は、見えない部分にもデザインに拘るApple製品らしくないと思っていました。このプログラム実施にあたっては莫大な費用が発生すると思われます。それでも実施することにしたAppleの決断はデザインや美観を重視する企業姿勢を如実に反映するものだと私は思います。

追記:Appleサポートサイトからこのプログラムに申し込みました。上記3の方法です。MacBookの製品シリアル番号を入力し、Apple IDでサインイン、配送先を確認するだけです。古いボトムケースは返送する必要はなさそうな雰囲気です。

6月1日追記:正式な日本語訳が公開されています。日本語サポートサイトにリンクを張っておきます。原文の”separate”をどのように訳すべきか、確認していたのかもしれません。結局、「下部ケースのゴム部分が特定の状況下で剥がれる」になっています。

5 thoughts on “MacBook Bottom Case Replacement Program

  1. 筆者 様

     良く、見つけられましたね。しかし、ゴム足が取れるとは「以外」でした。私は、MacBook 本体に保護カバーを掛けるのを常としていますので、そんな事になるとは全く知りませんでした。15Inch MacBook Proはこの一年前なので(MacBook 13 アルミは筆者様と同じ年代)、ま、大丈夫何かも知れませんね。

    Jim,

    1. ゴム足が取れるということではなく、White MacBook(Late 2009以降)には足がありません。底面ラバーコーティング全体が足として機能します。圧力がかかる底面ラバーコーティングの一部が剥げてくるという現象です。持ち上げてひっくり返すなどしない限り、普段は気付くことがありません。問題なのは、使用後しばらくすると塗装が剥がれるということかもしれません。今年5月以降の出荷分に関してはこのプログラムの対象外なので、対策品が施されていることと思います。

      1. 筆者 様

         一応、少し心配でしたので。大ラインで修理部品を申し込むで「シリアルナンバー」を手持ちの機種全て(と言っても2台ですが)確認しましたが「貴方の機種は、これに該当しない」と回答されましたので、先ずは一安心です。

        Jim,

  2. ご無沙汰しております。

    久しぶりにページを拝見し、(苦手な)英語サイトに入り、シリアルナンバーを入力し発注しました。

    わたしもMacBook Late2009ですが、状況は多少違う気がしますがカバーごとの交換となるようなので注文しました。剥がれというよりも素材の問題のような気がします。

    先月、内蔵HDDをSSDに交換した際に発見し、交換するほどではない気もしましたが保証期間があと1週間なので注文しました。まだ日本のサポートページのネジの大きさに関する記載は間違ったままですね。

    とりあえず、ありがとうございました。

    1. なぜか、オンラインで申し込むページは英語のままになっていますね。保証期間は1年を過ぎていても無償交換になるみたいですね。ボトムケースごとの交換ということで、付属するプラスドライバーがAppleから送られて来るというだけで、どんなものかたいへん気になります。

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