macOS Catalina 10.15 Public Beta 6 (19A546d)にアップデートして以来、MacBookローカルにあるiCloud DriveのNumbersフォルダが消失しました。iPhone 7とiPad mini 4のiCloud DriveからもiOS/iPadOS 13.1 Public Beta 1 (17A5821e) にアップデートして以来、同様にNumbersフォルダが消失しました。
MacBookはHomeフォルダの中に”Recovered Files – Aug 29, 2019 9/49/41″という名称のフォルダにNumbersフォルダはありますが、中身は空っぽ。iPhone 7はFiles Appの中にRecovered Filesフォルダがあり、その中にNumbersフォルダが見えます。こちらはファイルが3つだけあり、開くことも可能。
Apple Developer Forumsでも同様の同期不良に関して複数のスレッドがあり、問題が多く報告されています。
Safariでicloud.comを見れば、すべてのフォルダとファイルが存在するようなので、サーバー上のiCloud Driveから実際にフォルダとファイルが消失しているわけではないので、ローカルディスクにダウンロードすることは可能です。ダウンロードしたフォルダとファイルをローカルのiCloud Driveに入れると、サーバー上のiCloud Driveでフォルダとファイルが重複します。
私はIDとパスワードを記録したファイルや自動車の燃費計算に用いるスプレッドシートをNumbersで作成し、iCloud Driveに保存しています。最新ファイルはサーバー上にあり、複数のデバイスからデータにアクセスし、随時編集、更新しているので、困ったことになりました。
一時的にMacBookのOSをCatalina 10.15からMojave 10.14.6に戻し、iCloud Driveを同期させました。結果、NumbersフォルダとすべてのファイルがiPhone 7とiPad mini 4のローカルに復活しました。Catalina 10.15 Public Beta 6 (19A546d)をインストールしたMacBookのローカルには復活せず。どうやら大元はicloud.comにあり、Catalinaの最新PBと同期できていないようです。
筆者様
ベータ版は、不安定要素を含んでいるのは当たり前だち、私は思っていますが、余裕のあるApple MacやiPad、iPhoneで試せる方々は良いですが、大事な一台しかない方々が試すのにはリスクがありますね。それを承知で試す事は、ご本人の責任である事は明確。本来、「こんな不具合な事が、ありましたよ・・」との、Appleの開発に貢献する事が、大切だと思いますが、手持ちのApple 機器が少ない中で取り組んでおられる方々は、筆者様の様な状況に遇い、リカバーの手だても思いつかないままに、泣きを見る事があるとすれば、ちょっと悲しい事ですね・・・、と、私は思います。私個人の、ベータ版に対する感想ではありますが・・・。
Jim,
1989年以来Mac一筋の古参マカーである私は、他人が見ればちょっとおかしな使命感を持って、パブリックベータのプログラムに参加しております。被験者としてベータ版を製品版に完成させる過程に参加しているわけですから、仕事で使うフル装備のメインシステムで試験して初めて効果があるだろうと考えています。
High Sierraから内蔵ディスクのフォーマットがAPFSとなり、パーティションを切らなくても同じコンテナに複数のボリュームを作成して、それぞれに異なるバージョンのOSをインストールすることができます。ベータ版で問題が発生すれば、安定した製品版に戻すのも容易ですから以前と比べて、被験者が負うべきリスクは大幅に低くなっていると思います。
追伸
Official Versionでは、筆者様が経験された内容のminorな部分が出ない事を祈念します。
Jim,
そのために我々、テスターが試験運用しております。iCloud Driveの同期不良はマイナーというより、深刻な問題であると私は考えています。Appleは同期不良が発生することを承知の上で、テストしているようです。製品版が公開される頃にはiCloud Driveで何か大きな変更が加えられるのではないかと予想します。
CatalinaとiPadOSの特徴の一つであるSidecarは依然として未完成であり、本当に製品版で実現できるのかどうか、不安に思うようになりました。個人的には同様の機能を3年前に実現しているDuet Displayがあるので、Sidecarは使えなくても構わないのですが…