Blind Fence — Part 2

Blind Fence

左右2本の柱を90ミリ角の杉材の桟に枘組みし、コーススレッドビスで固定しました。幅50ミリの柱2本の内側に35ミリ角赤松の受け材を取り付け、柱の間に目隠しとなる35ミリ角の赤松をおよそ13ミリの等間隔で取り付けます。図面によると、目隠し材は合計28本必要になります。13ミリの隙間が等間隔になるよう、OSB合板の端材を治具としました。

Blind Fence

目隠しの角材に効率的に下穴を空けられるよう、28本の35ミリ角材を隙間なく並べて下穴の位置に墨線を引きました。

Blind Fence

28本の35ミリ角材を等間隔に取り付け、柱と桟のビス穴をウッドパテで埋めてから依頼主が持参された水性塗料を使って塗装しました。(目隠しの部分はキシラデコールビニーを塗装済み)下の方の桟は柱に深さ10ミリの切り欠きを入れて長めのコーススレッドビスを斜め打ちして固定。

Blind Fence

塗装がほぼ乾燥した頃に依頼主が見えられ、設置場所壁面に固定する際に使用する針金用の穴を柱に4ヶ所、空けるよう依頼されました。(重量が20キロ近くありそうなので、針金で固定するのは無理かなと思いましたが…)

Blind Fence

十分に頑丈にできたので必要なかったかもしれませんが、図面通りに筋交いを入れました。

Blind Fence

雨水が溜まりやすい上の方の桟は、トタン板を加工してステンレスの釘で留めました。

3月19日追記:製作した目隠しフェンスは犬走りに設置されるそうです。現場で針金を使って固定しようとしたところ、無理があったので、大型の金具とビスを用いてコンクリート面に固定するそうです。

作業の難易度:5段階で3(要した手間は5段階で4?)

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4 thoughts on “Blind Fence — Part 2

  1. 筆者様

     インスタントラーメン直美の速度ですね、この完成「速度」 (^^;;。3〜4枚目の写真を拝見すると、頭に自然に過ぎったのは「床几」。昔は、夏の暑い夜、蚊取り線香、ビール、そして将棋盤等々、町の皆が、それぞれの門口で、床几を出して「夕涼み」です。このまま、床几にしてもおかしくない位です。

     てな位、目隠し用(衝立、塀・・・)壁には、もったいない位の出来ですね(笑)。長く保ってくれると良いですね。

    Jim,

    1. 材料の加工と組み立てに丸二日、塗装に一日を要しています。脚を付ければ確かに床几としても利用できそうですね。その発想はなかったです。出来上がった目隠しフェンスを設置する建物(4階建鉄筋コンクリート造り)は来年か再来年に取り壊すそうです。1、2年持てば良いと依頼主は言われていました。(製作を依頼された時、ちょっと失礼なことをお願いするのですが、という前置きがありました。)

      出来上がったものが頑丈すぎるので、定期的に再塗装すればもっと耐久性があります。建物を取り壊した後は恐らく不要になるので、床几として再利用できるかもしれないことを依頼主に提案しておきます。

  2. 筆者様

     はは!それはありがとうございます。この現物ガタイなら、私の目から見た感じで恐縮ですが、長保ちするのは間違いの無い所で、それには、筆者様も言っておられる、こまめな上塗り塗装等の保養があれば、後々、床几として「生きて」行けますよね、多分・・・。 

    Jim,

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