No Grid Girls?

Malaysian GP 2017 — Sunday Race

3月25日にメルボルンで開幕する2018年度F1ワールドチャンピオンシップからグリッドガールを廃止するとの公式発表が先月末にありました。代わりにグリッドキッズを新たに起用するとのことです。

Malaysian GP 2017 — Sunday Race

レース直前にグリッド位置を示すプラカードを持ち、ドライバーを各グリッドに案内するグリッドガールは何十年もの間、F1決勝レースの定番的存在でした。また、グランプリ開催国の文化や慣習を表現する存在でもありました。(去年のマレーシアGPではグリッドガールにイスラム教徒は反映されていなかったようですが。)

Malaysian GP 2017 — Sunday Race

灼熱の国で去年まで開催されたマレーシアGPでは熱中症を予防する水分補給が行われていました。太陽が照りつけるグリッド上でプラカードを持って半時間以上、立ち続けるグリッドガールの任務はある意味、過酷な労働条件での仕事でした。このような大事な仕事を子供に任せることができるのかどうか、甚だ疑問です。

「グリッドガール」が現代の社会規範にそぐわないというのであれば、その名称を変更して、男女混合チームで年齢も幅を持たせるようにすれば良いと私は思います。

アメフトを応援するチアリーダーは、グリッドガールと比べて露出度が大きいのにアメリカでは許容されています。チアガールという和製英語ではないからでしょう。

14 thoughts on “No Grid Girls?

  1. 筆者様

     へ〜〜〜〜、こんな、お仕事がGPXに有るのですか?知りませんでした。見た目は清楚で、レースに貴賓を持たせ・・・・・。なんて言うのは、どう考えても時代遅れですね、私の「個人的意見」では。逆に言うと聖火リレーの選手みたいに、「私にも出来ます、参加費を払えば・・・」みたいな、イベントの方が受けると思います。あくまでも、個人的な意見ですが(笑)。

    JIm、

    1. 昨年、F1の商業面を運営するFormula One Groupの過半数の株式を米国マスメディア企業であるLiberty Mediaが取得し、F1界のボスとして君臨したイギリス人のBernie Ecclestoneが退き、アイルランド系アメリカ人のChase CareyがFormula One GroupのCEOとして表舞台に登場するようになりました。今回のグリッドガールを廃止する方針は、政治的に正しくない表現を全て排除しようとするアメリカ人らしい意思表示だと私は思います。表現の問題であるのなら、スチュワーデスをキャビンアテンダントと変更したように、グリッドガールをグリッドアテンダントなどに変更すれば良いように思います。確かにグリッドガールという表現を使うのなら男性は性転換手術でもしない限り、グリッドガールにはなれないので、そうした意味でも性差別を生じさせていたとは思います。

  2. Jim様

    F1最高経営責任者が交代し、新オーナーであるアメリカ企業のリバティメディアがこれまでの伝統をことごとく変えようとしています。その一つが「グリッドガール廃止」です。新しいF1首脳陣にとってはこれも改革でしょうが、グリッドガールには死活問題です。現代の社会規範にそぐわないかもしれませんが、それもF1の伝統です。高いチケット代を払ってレースを観戦に行く人の中にはグリッドガールを見るのを楽しみにしている人も多いと思います。時代遅れと思うか、伝統と思うかは人それぞれですが、このような改革が進むと、意図的に元F1オーナーの足跡を消し去ろうとしているだけのように思われてなりません。

  3. 筆者様、キートン様

     成る程、外野では、F1のこの様な混沌とした歴史背景を知るよしも無く、表面の変化で「へ〜、そうなんだ」で終わりますが、ま、お二人の内容を参考にさせて頂くと、古き良き伝統として続けるのに賛成の方々もおられますし、新しい形を歓迎する方々もおられる事と思います。が、良いものは続き、悪いものは廃れると言う自然原理から言えば、幾ら過去の元F1オーナーの痕跡を消したいという意図が’働いても、「良いもの」「伝統、格調高きもの」は、そう簡単に消し去れないでしょうね。

     ま、こんな事関係なしに、私は思います(写真からだけですが)、このクソ暑い中で、この仕事をされる女性の方は「大変」だと思います。本当は、レースクイーンの方々も、炎天下であれば、このお仕事半端ないと思います。「過度、華美」を抑制すれば、結構、シンプルでありながら、見栄えの格好良いセッティングが出来る様に思います。

     歩行ロボットに変えれば良いのに・・・・大会の人件費削減になると思いますけどね(笑)。

    JIm、

    1. 「グリッドガール」と「レースクイーン」は似ているところもありますが、雇用形態が異なり、別物です。プラカードを持って各グリッドを案内する「グリッドガール」はレース主催者が雇うのに対し、日本が発祥と言われている「レースクイーン」は各チームが雇うキャンペーンガールであり、スポンサーのロゴ入り水着を着用するなど商業的要素が反映されることが多々あります。対してF1の「グリッドガール」がレース主催国の文化を反映するというのはそういう意味合いが含まれているからです。

    2. Jim様

      昨年、マレーシアGPを最初で最後メイングランドスタンドで観戦しました。百聞は一見にしかずと言いますが、目の前で「グリッドガール」の仕事ぶりを観ることが出来ました。炎天下のもとヒールを履きグリッド上を歩いて、その後プラカードを持って立っていました。シンガポール、アブダビはナイトレースになります。そのようなレースでもグリッドキッズを起用するのか疑問です。今でもモナコGPが伝統のレースであるように、伝統を残しつつ、新しい改革を見せて欲しいと思います。

      1. 筆者様

         成る程、レースクイーンが、キャンペーン・ガールである事は、私も知っておりますし、このグリッド・ガールさん達と違うのも、知っております。Keaton-Sanの仰っておられる様に、伝統を重んじ、且つ、それが違う形で継承出来て、Smartに我々の目の前に御目見得し、爽やかな感動を生むのであれば、それも一つの前向きな革新であり、良い継承となるのでしょうね。(^^;

        Jim,

  4. Jim様

    「F1に民主主義はない、F1はファーストフードではない」と旧オーナーは語っています。シンガポールGPに行き、五つ星ホテルで出待ちしていると、自分とは全く違う世界を見る事も多く、惨めに思う事さえあります。確かに物凄い壁があります。でもだからこそ、素晴らしく憧れを抱き又その伝統ある世界を見に行きたいと思うのです。伝統も壁も無くなれば見にいくこともないかもしれません。グリッドガールには各ドライバーが自分のスタートする位置を確認すると言う重要な役割もあります。スタート直前、アドレナリン全開のドライバーがとどまる場所です。そこには誰でも参加出来るのではなく、グリッドキッズでもなく名称を変えたグリッドガールがいて欲しいと思います。

  5. Keaton-San,

     そう言う緩やかに、且つ、格調高きを重んじた優しい継承(バトンタッチ)は良いアイデアですね。そう言う考え賛同致します。

    Jim,

    1. Jim様

      Jim様

      願い虚しく、グリッドガールに変わりグリッドキッズを採用するとの正式発表がありました。「次世代のF1ヒーローに刺激を与えるこれ以上の方法はない」など賛成意見も多くあるようです。しかしながら廃止決定の反応は大きく、F1最高経営責任者は「廃止は私のための決定ではなく、ファンのための決定だ」又「廃止はグリッドガールだけで、モデルやプロモーション活動のための女性は存在する。レースから美しい女性が居なくなることはない」と加えてコメントしているようです。曖昧な決定に益々納得がいきません。

      1. Keaton-San

         それは酷いですね、謂わば「男の最高に我が侭で、最低の戯言」を「意見」として言っているだけですね、私からすると。ま、F1だけでなく、実際、女性に華やかさを求めているイベントは結構ありますよね。野球にしても、アメリカンフットボールにしても、Proバスケットにしても。でも、私の理解は、これらのチアは、男性も混合で、もはやスポーツの域ですよね。

         F1、華やかさが売り物、そして、F1レーサーに、競技に対し奮い立たせるための「夢」を見せる・・「為」の「もの」?だとしたら、団体的なセクハラですね(大爆笑)。「#me too」も呆れるでしょうね、この様な意見・・。何時の時代の封建を夢見ているのか・・・?

         イケメンを、プロモーションに使ったら、いきなり女性F1ファンが増えるのかな?そして、ドライバーは全員女性のPro Driver. で、最高責任者が女性で、女性ドライバーの闘争意欲を揚げる為に、イケメンのグリッドボーイ・・・さて、こんなシーンがあったら、皆は、どう考えるのでしょうね、この逆ワールド (^^)。

        ま、現実には、変わって行って貰いたいものだなと、私は思います。この記事を読むまで、この様な事は知りませんでしたが、知った限りに於いては、「変」と思えば、自分の意見を述べた方が良いので、敢えて、この様な事をレスしました。

        Jim,

  6. 筆者様,Keaton-San,

     この関連のwebきじをが目に止まりましたので、Shareさせて頂きますが、どうも、この雑誌会社さんの内容を見ると、主宰者(開催者)側の本質的な話等をよく理解せずに、話をDeformしている様に感じるのは、私だけでしょうか?(^^;

    web: http://www.news-postseven.com/archives/20180228_655088.html?PAGE=1#container

    Jim,

    1. 確かに、「レースクイーン」とF1の「グリッドガール」を混同されているようです。「フェミニスト団体の訴えも影響した」とありますが、F1公式サイトにはそのようなことは一切触れられていません。F1のブランドイメージに合わないとは書いてありましたが。私はこの問題はやはり、アメリカ人のPC(Politically Correct)表現の問題だと考えています。

      1. 筆者様

         ですよね。海外で、この様な日本の記事を見ると、似て非なるものを、無理矢理に括弧で括って、記事にしている様な・・・、そんな気がします。この様な記事が、Confuseを生じさせる・・・と思います。

        Jim,

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