Wood Carport — Part 62

Part 61を公開したのが9月11日ですから、2ヶ月ぶりの作業再開となります。この間にF1シンガポールGPとマレーシアGP連続観戦、ブンブンさんのベランダ改修工事、台風21号接近による被災などがあり、カーポート建築作業はずっと中断したままになっていました。このままでは本当にパーゴラ状態です。

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台風21号による被害は西側束石3つが持ち上がるようにして移動しただけではなく、西側中央の柱が「く」の字形に押されて壁全体が歪みました。強風による構造物被害は重さや大きさには関係なく発生することを如実に示しています。被害の程度は構造物が立っている向きと形状によるところが大きく、壁を取り付けていなければこのような大きな被害はなかったであろうと思われます。

間柱の真下に自動車整備時に使用している馬を2脚懸けて、中央の柱をかけやで叩いてみました。上の方は修正できましたが、下の方は「く」の字形のまま。馬を懸ける位置が間違っている。この後、コーナー部分の束石を取り外しました。その時点で日暮れとなったので、作業を中断しました。次回は束石を取り外したコーナー部分の柱2本の下に木材を敷き、馬2脚を取り外して、宙に浮いた状態の中央の柱の下の方をかけやで叩いてみようと考えています。「く」の字形を修正できれば、中央の柱下に新しい羽子板付き束石を設置します。

Wood Carport — Part 63へと続く。
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3 thoughts on “Wood Carport — Part 62

  1. 筆者様

     結構、大事(おおごと)になっていますね。写真で拝見した感じ以上に、ダメージが「大きかった」と言う事ですね。腰を傷めない様に、気をつけて作業して下さいね!

    Jim,

    1. 今日(11月15日)、柱の垂直を確認したら建物全体が20〜30mmほど東側に傾いていることがわかりました。(台風の風は北西側から吹きました。)束石だけ直せば良いものと思っていましたが、建物全体が傾いているとなれば、このまま屋根材を張ると積雪時の重みでカーポートが倒壊する恐れがあるので、どうしたものかと思案中です。

      1. 筆者様

         細かく確認されている中で、次第にCriticalな状態が、出て来た訳ですね。大掛かりな話かもしれませんが(要するに「曳屋」作業になりますが)、一旦、棟を石塚から下ろせるものなら下ろして、石塚の補強と水平を取った後、棟を戻して後、棟が未だ傾いている様であれば、柱の対角にロープを掛けて、締め込んで歪補正の後、柱と屋根の接合部を補強・・・なんて、工程はイメージ出来ますが、「大事(おおごと)」になりますよね。上手い方法が見つかると良いですね。

        Jim,

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