Jun 062017
 

Japanese Hand Plane

義父から譲り受けた年代物の和鉋を紹介します。恐らく少なくとも50年以上前に製作された和鉋です。

Japanese Hand Plane

鉋身の表に「剣」、裏に「五郎謹製」の刻印入り。調べてみると新潟県の田中鉋製作所先代、田中五郎次の作品のようです。息子の昭吾作の鉋に関してはある程度の情報が得られましたが、先代が製作した鉋に関してはほとんど情報がありません。極めて貴重なものであることは確かだと思います。

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刃の長さがおよそ70mmなので「寸八」と呼ばれるサイズです。私の手には大き過ぎますが、90mmの角材を削るにはこのぐらいあった方が効率的です。

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我流でおよそ30ºの角度で刃を研いでみたものの切れ味はこんなもん?

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樫の木でできた鉋台の頭の部分に割れがあったので、木工ボンドで接着しました。

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試しに廃材を削ってみましたが切れ味は今一つ。どちらかと言えば、替え刃式の鉋の方が良く切れる。刃の研ぎ方が間違っているかもしれないと思い、ネットで検索すると富山大学の研究資料用ビデオがヒットしました。

鉋刃を研ぐという行為の奥の深さが感じられる素晴らしい動画だと思います。

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この動画に触発され、私も三種類の砥石を使って五郎謹製鉋刃を研ぎ直しました。

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切れ味がかなり改善されましたが、私としてはこの切れ味で完全に満足できていないので、鉋刃をさらに研いでみます。鉋刃を研ぐという行為に嵌りそうな予感がします。

  2 Responses to “Japanese Hand Plane Made By Goro”

  1. 筆者様

     結構、年季が入ったものですね。「匠」を感じます。鉋やノミ等の刃を研ぐのは難しいものです。が、コツを覚えると、結構、綺麗にしかもシャープに研げます。刃の先端のエッジは、超「とんがって」鋭利過ぎても実は削ったりする時に「削れ過ぎ」で、削り面がササクレ立ちます。柔らかく、そして抵抗なく削るには、刃の先端の滑らかさが影響します。

     確かに、「研ぎ」は、填まると奥が深いです。余談で恐縮ですが、切削加工機械の刃も、様々な研ぎ方が有り、例えば、旋盤等で使用する超硬合金の刃は、用途によりますが、通常、切削部分の刃の先端を「殺」します。これは、金属表面切削時に、仕上げの粗さを細かくする技の一つです。旋盤で加工した表面が虹面になっているのは、概ねこの様な「細工」を刃の先端に施して加工しています。今は、超高チップ(刃の先端)形状は、既製品で統一されていて、誰が使用しても、或る程度の仕上げ面が得られますが、緻密な仕上げには、この様な「技能」が関わって来ます。

    Jim,

    • 刃研ぎは本当に奥が深そうで、必然的に嵌ってみないとまともな研ぎ方ができないような気がします。現在製作中の「パーゴラ」に使う木材は基本的に鉋で削る必要はないのですが、雨水に晒される柱は表面を滑らかにしておくと撥水効果があるので鉋で削ろうと考えました。入手した杉材は荒削りであり、素手で持てば棘が刺さりそうなので、素手で作業しやすくするためという理由もあります。

      柱と桁の接合にほぞ組みを考えています。角鑿は持ってないので、手鑿でほぞ穴を加工する必要があり、鑿の刃も研ぐ必要があります。鉋刃の研ぎ方と同じかと思ったらどうやらだいぶ違うようです。刃先の厚みが違います。叩いて用いる鑿の場合は刃先の厚みが太く、引いて削る鉋の場合はカッターのように薄く仕上げるところが異なるように思います。

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