Sébastien Buemi is the FIA Formula E Drivers’ Champion

開催初年度の去年は1ポイント差でタイトルを逸したスイス人元F1ドライバーのSébastien Buemiが、先週末、ロンドンで開催されたダブルヘッダー最終戦で2015/16年度ドライバーズチャンピオンを獲得しました。

最終戦開始時点で年間獲得ポイントがAbt Schaeffler Audi Sportの Lucas di GrassiとRenault e.damsのSébastien Buemiが共に153点で同点で、2台のマシンが共にリタイアするようなことがあれば、上位入賞回数が多いLucas di Grassiが年間タイトルを獲得する状況でした。そうした状況でオープニングラップのT3手前のストレートで、3番手からスタートしたLucas di Grassiが2番手のNico Prost(Buemiのチームメイト)の右(アウト側)に付けた後、前を行くポールポジションからスタートしたSébastien Buemiに追突。両車はT3を曲がらずにそのままランオフエリアに突っ込んだ。

Lucas di GrassiはBuemiのブレーキングが早すぎたとチーム無線で非難。しかし、実際はそのようなことはなく、di Grassiが故意にブレーキングを遅らせてBuemiに追突し、共倒れさせようとしたように見えました。T3ランオフエリアに突っ込んだ2台のマシンは、フロントとリアが大破していたにも関わらず、自力でピットに戻って新しいマシンに乗り換え、最速ラップ達成によるボーナスポイント2点を争う状況になりました。

結果はマシンの性能が有利なBuemiが最速ラップを取り、2点差で年間タイトルを獲得することになりますが、この時もdi GrassiがBuemiを待ち伏せながら最速ラップを取らせないように妨害するという悪意に満ちた作戦を実行。

1989年日本グランプリのラップ47のシケインで接触したAlain ProstとAyrton Sennaの事故というか事件に似たものがありました。Alain Prostは Buemiが所属するRenault e.damsの指揮官です。

2 thoughts on “Sébastien Buemi is the FIA Formula E Drivers’ Champion

  1. マンセルも故意にぶつけたし、昔のドライバーも相当ひどいことしてたけど、今ではいい人になってますね。サッカーなんて南米のゲームは物は投げる、ゴミは飛び交う、ここでよくゲームが出来るなと。だから才能のある選手はさっさとヨーロッパに移籍するのでしょうが。
    メルセデスチームがタイヤの気圧を調整していると噂がありますが、どうなんでしょうね。

    1. 性能的に劣っている車で勝ちに行こうとしたら、故意にクラッシュさせたり進路を塞ぐなど、汚い選択肢を実行せざるを得ないのかもしれませんね。そうした状況はワンメークレースでない限り、今も昔も変わらないのでしょう。F1オーストリアGP最終ラップでのロズベルグの進路妨害はする必要がなかったのにと思います。メルセデスがやっているとされるタイヤ空気圧の調整はルール違反ではないようです。他のチームもやっているかもしれません。

Leave a Reply

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.