Nikon “Look” 8×24 Binoculars — Part 1

Nikon "Look" 8x24 Binoculars

Nikonルック双眼鏡には6×18、7×21、8×24の3種類があり、それぞれ1964年、1965年、1967年に発売されたそうです。画像の双眼鏡は8×24なので、1967年発売モデルとなります。私が小学生の頃から実家にありました。6×18か7×21のいずれかも父が所有していたような記憶があります。その最初に所有していた双眼鏡が盗難被害に遭い、8×24は買い直したものという微かな記憶です。

Nikon "Look" 8x24 Binoculars

対物レンズが接眼レンズの内側に位置するリバースポロプリズム式なのでコンパクトな設計が可能。対物レンズ前面にある保護ガラスの形状がサングラスのようで、この双眼鏡の特徴となっています。

Nikon "Look" 8x24 Binoculars

アイレリーフ(接眼部から目までの距離)が短いので眼鏡は取り外した方が見易い。右側のアイピースに視度調節リングがあり、中央のピント調節リングと同じ模様になっています。

Nikon "Look" 8x24 Binoculars

50年近くも前の双眼鏡としては状態が良いと思います。曇りやカビはなさそうだし、今でも解像度が高く、シャープに見えます。ソフトケースにストラップを通す穴があり、双眼鏡本体が常時、このソフトケースに収納されていたこと。これが状態が良い理由だと思われます。対物レンズ前面の保護ガラスが防水機能を生んでいると言う人の発言が海外の双眼鏡サイトにあります。

Part 2へと続く。

2 thoughts on “Nikon “Look” 8×24 Binoculars — Part 1

  1. 筆者 様

     おお〜!まさに「懐かしい!」一品です。先のカールツアイスと同型の、Nikon製の双眼鏡は、彦根の松原の浜で、祖父の代から父の代まで「貸しボート」を営んで居た頃の必需品でしたが、まさに、この双眼鏡も、その頃、現役でボートの監視をしていました。砂浜の上に建っているボート小屋(毎夏の仮設)ですので、当たり前ですが、砂埃が舞ったり、勿論、たまに砂の上に落ちたりと、結構タフな生活を毎夏過ごしていましたが(実は、今は、残念乍ら手元に有りません)ビクともしませんでした。記憶では、レンズに擦り傷すら入っていなかったので、相当に良いコーティングが施されていたものと思います。

     懐かしい姿を再び見る事が出来、感謝です。

    Jim,

    1. この双眼鏡はデザインに特徴があり、私もこの双眼鏡を見るたびに昔の記憶が蘇ります。見掛視界が56ºと標準的であり、対物レンズの口径も小さいので星を見るには向いていなかったので、自分が天体観測に使った記憶はありません。今となっては父親の形見になりました。輸入木材のブローカーをしていたので、恐らく、港で一時保管される材木をこの双眼鏡で品定めしていたのではないかと思います。

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