Google Maps Updated To Version 4.8.0

IMG_3145電車等交通機関の乗り継ぎ案内がより充実したGoogle Mapsを使って、JR湖西線おごと温泉駅まで車でルート案内させてみました。道は熟知しているので、途中で渋滞もしていないのに細い迂回路を案内されても無視していつもの道を進むと、出発点での到着予想時刻ぴったりに駅前に到着しました。

目的地到着時に表示される画面がこれまでとは異なり、Wikipediaからリンクした「おごと温泉駅」の名称変更に関する情報と共に、JR湖西線の直近時刻表が表示されており、少々驚きました。車から電車に乗り継いで移動しようとしている人には利便性が高いと思います。駅まで送迎に来た人も、この直近時刻表が遅延情報も含めてリアルタイムで表示されるのであれば、かなり便利に使えます。

目的地到着時の画面には2008年3月15日に駅名が「雄琴駅」から「おごと温泉駅」に変わったことが書いてありました。この地は元をただせば田舎の歓楽街ではなく、由緒ある温泉地なのだということを知ってもらうための名称変更であったと思われます。

大津市歴史博物館の学芸員の方が書かれたブログ「学芸員のノートから」に以下の記載があります。

大正12年1月に開催された雄琴村議会では、温泉開発の問題が議案としてあがっていました。温泉のある土地の地上権を村が借り受け、その土地を開発業者に賃借する議案で、これについて村長は「温泉場設置計画ニ付大津市奥村房吉ヨリ交渉ノ次第之有、本村発展上有望ノ事業ニ付各員ニモ屡々協議ヲ煩ハシ今日茲ニ提出シタルモノナリ」と説明しています。(「雄琴村会決議録会議録編冊」)

雄琴村議会が交渉した相手、大津市の奥村房吉は京町で造り酒屋を営みながらこの地に温泉を掘り当てた、相当モノマニアック(偏屈)な人物であったと聞いています。温泉を掘り当てた房吉は私の実の祖父ですから、私にもそのモノマニアックな血が流れているようです。

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