9月16日付けのPart 1ではケイ・オプティコムの格安SIM、mineoをSIMフリーのiPhone 6 (64GB) に挿して使用した場合の毎月の費用(2年間)を概算しました。結果は機種代込み¥5,308でしたが、その後、mineoがiPhone 6のOSであるiOS 8に対応していないことが判明し、現在もその状況が続いています。これではmineoの使用は断念さざるを得ないので、NTT docomoの回線を利用する別の格安SIM、IIJmioの音声通話機能付きSIM(みおふぉん)を検討することにしました。
2GB/月のバンドルクーポンが付属する「ミニマムスタートプラン」であれば、月額料金¥972に音声通話機能付帯料¥756を加えて合計¥1,728(税込み)なので、iPhone 6 (64GB) を金利0%で分割購入したと仮定すれば、毎月の費用は¥5,319となり、mineoの場合(¥5,308)と金額はほぼ同じ。異なるのは基本データ容量であり、mineoが1GB/月であるのに対し、IIJmioは倍の2GB/月。
IIJmioの通信速度はクーポン適用時下り最大150Mbps、上り最大50Mbps(クーポン非適用時は最大200kbps)であるのに対し、mineoの通信速度はau 4G LTEに相当し、受信最大75Mbps、送信最大25Mbpsとなっています。
事務手数料などを除く2年間の総支払額はSIMフリーiPhone 6 (64GB) + IIJmioの場合で、¥127,656であり、(通話定額とかはありませんが)au機種変更やSoftBank乗り換えの場合と比べて1万円ほど安くなります。大事なのは、2年目以降です。2年目以降もiPhone 6を使い続けるのであれば、SoftBank乗り換えで毎月¥7,020、au機種変更で毎月¥6,012であるのに対し、IIJmioみおふぉん「ミニマムスタートプラン」の場合は¥1,728となり大きな差が出てきます。
また、iPhone 5 (32GB)は売却しないので、手元に残ることになります。さらに、SIMフリーiPhoneなら海外でも現地の格安プリペイドSIMを挿して使うことができるという、メリットもあります。このように比較検討し、通話定額による利益をさほど享受しない場合で、2年目以降も使用するのであれば、現時点ではSIMフリーのiPhone 6が最もお得であるという結論に達しました。
筆者 様
筆者様と同じ様に「検証」されている方のBlog(既に、筆者様が確認済みなら、ご放念下さい)がありましたので、Linkを貼っておきますので、ご覧下さい。
http://japanese.engadget.com/2014/10/10/sim-2/?ncid=rss_truncated
です。参考になれば幸甚です。
Jim,
リンク先の記事、全部読みました。大変、参考になりました。
私はかねてからキャリアの2年契約満了後はSIMロックの解除に応じるべきだと考えています。契約を更新してそのまま旧機種のiPhoneを使い続けると、毎月の通信費用が¥1800から¥6,000になるという到底受け入れがたい状況になります。2年契約満了後にSIMがアンロックされ、縛りが解放されると、自由に格安SIMを挿してこれまで通りの費用で古くなったけれどもまだまだ使えるiPhoneを生かすことができます。主要キャリア3社もNano SIMを単品で販売すれば良いのではないかと思います。
購入時はSIMがロックされていても、2年目以降にSIMフリーになるのであれば、キャリアからiPhoneを購入し、通話定額サービスなどから得られる利益を享受する選択肢も残ります。
しかし、Apple StoreでSIMフリーのiPhoneが購入できるようになり、縛りがない(あるいは縛りがあったとしてもその期間が短い)格安SIMを利用できるようになった今、最初からずっとキャリアに縛られたくはないと思うようになりました。
筆者 様
私の住んで居る国では、通信会社の提供する「Mobile Phoneと通話・通信料金」のパッケージも確かに存在し、SIMロックの縛りがある様ですが、それを買う人は少ないですね。自由にMobile Phoneを選択できます。要するに、SIMはSIM、本体は本体と言う形です。是が、本当の「選択の自由」なのでしょうね。10月10日には、この国でもiPhone6シリーズが解禁となり、プレミヤ価格のでの「ボロ儲け」を企んでいたバイヤーは、その投資資金で首が回らなくなっている様です。
Jim,