Bat Problems — Part 1

数年前から悩まされ続けている問題が解決できたかもしれません。バッタバッタやって来るコウモリが屋根裏に巣を作り、子育てしているようなのです。棟木に相当する太い丸太上方の隙間から屋内の屋根裏に出入りしており、糞が室内に落下して困っていました。

コウモリらしき生き物の存在に初めて気付いたのは、自宅敷地内で天の川の撮影をしている時でした。その時は、コウモリであるとは認識せず、大きな蝶蝶が珍しく夜中に複数で空を舞っていると勘違いしていました。まさか、それがコウモリであり、自宅の屋根裏に棲んでいるとは思いもしないことでした。

寝室で夜に聞こえて来るカサカサ音はネズミが走り回っている時に何かに接触している音だと思っていました。(今から思えば、あれはコウモリの羽が断熱材に接触している音。)しかし、カッカッカッという動物の鳴き声はネズミが発する泣き声とは思えないし、何だろう?と疑問でした。室内に落下している糞はネズミやカエルの糞とそっくりなので、多分、ネズミだろうと考えていました。

数年後、トイレの窓にある隙間にキイロスズメバチが巣を作るという困ったことが起こりました。危険なので、業者にスズメバチの巣を駆除してもらったのですが、その際に軒下に落下していた糞を見せて、これは何の糞ですか?と単刀直入に尋ねてみると、すぐに返ってきた答えはコウモリ。そのコウモリは保護されているので、駆除することはできませんと言われました。

棟木の丸太上方にある10〜20mmぐらいの隙間は、業務用二連梯子を用いて手の届く部分は、発泡スチロール製の充填材を埋めました。しばらくの間、入口すぐ前に落下していた糞がなくなり、問題解決かと思いました。しかし、カッカッカッというコウモリの鳴き声は時々、屋根裏から聞こえて来るので、別の隙間から浸入しているに違いない。ポーチの手摺や屋根葺き替え工事のために設置された足場にも糞が落下しています。恐らく、手が届かなかった、棟木先端の方にある隙間から浸入しています。

去年の秋にやって来たCat ISONは、人間の耳には聞こえないコウモリが発する高周波数の音に反応し、退治してやろうと、屋内側のログウォールをよじ登ろうとする問題も新たに発生しました。壁から落下したISONが27″ iMac (Mid 2010) のガラスパネルを割るという事故も起きました。

コウモリ忌避剤を屋内側の隙間から散布したこともありましたが、効果は全くなし。超音波を発する機器を設置しようかとも思いましたが、こちらの方の「我が闘争 コウモリ君追い出し作戦」によりますと、それも効果はないとのことで途方に暮れていました。

前置きが非常に長くなりました。ちょっとわかり辛いですが、上の一枚目の画像は、棟木上方の隙間を細い角材で塞いだ様子です。建築物の構造を熟知した大工さんにコウモリの浸入口となっている隙間を埋めてもらうようにお願いしました。

棟木上方の左右に細い角材を二本、釘で固定していただきました。角材は塗装までしてもらいました。

丸太先端部分の隙間には端材を入れてから板金処理。この大工さん、板金屋さんではないのに板金ばさみと金属板を折り曲げるツールも工具箱に忍ばせていました。決して比べては行けないことですが、外側の破風の板金は板金屋さんの仕事、丸太先端との隙間を埋める板金は大工さんの仕事です。大工さんは狭い場所でも対象物を傷つけることなく打てる、釘打機を使われていました。(板金屋さんも?)こんなところでハンマーを使うと間違いなく、対象物に傷が付きます。

これでコウモリの浸入口は完全にシャットアウトできたと思います。他にも屋根裏へと通ずる隙間があるかもしれませんが、少なくとも現在の浸入口は物理的に塞ぐことができました。

2 thoughts on “Bat Problems — Part 1

  1. 居心地がいい家と言うことなんでしょうね。それだけ執着して侵入すると言うことは、まだ油断できませんね。

    1. 西側も同じ構造になっていますが、確認してもらった大工さんによれば、そっちの方は隙間がないので大丈夫だろうと言うことです。以前、自分で埋めた充填材をコウモリが噛み砕いたことがあるので、油断はできません。足場があるうちに考えられそうな浸入口はすべて塞いでおこうと思います。

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