TAISHAN FiiO D03K

高級オーディオケーブルで名が知れているオヤイデ電気が正規輸入販売元となっている、TAISHAN FiiOのコアキシャル/オプティカル対応単体DAコンバーターの新製品、D03Kを京都駅前の家電量販店で入手しました。上の画像は、左からオプティカル(角形)入力端子、ミニUSB(DC 5V電源供給用)端子、コアキシャル(同軸)入力端子。

前面はアナログ出力側の端子が並びます。左からRCAステレオ出力端子のLとR、ステレオミニのライン出力端子。RCAとステレオミニは同時出力が可能。

外寸は61mm x 49mm x 21mmとコンパクトサイズ。重量はわずか50g。上面には電源インジケーターとデジタル信号受信状態(Locked)が確認できるLEDインジケーターがあります。電源オンで左のインジケーターは赤点灯、適性な受信状態であれば右のインジケーターが青点灯。

底面にはオプティカルとコアキシャル(同軸)のスライド式入力切替スイッチがあります。

電源アダプターと一体式のUSB to AC電源ケーブルが付属します。高性能なPLL (Phased Locked Loop) と低ジッターのデジタル・レシーバーチップWM8805を内蔵し、最大24bit/192KHzをサポートということですが、この性能はコアキシャル入力時のみ有効。オプティカル入力の場合は、24bit/96KHz。

このDAC (Digital to Analog Converter) は、デジタルテレビ(SHARP AQUOS LC-40DZ3-S) のデジタル音声をアナログ音声に変換し、真空管アンプ (ELEKIT TU-879R) で増幅してJBLのスピーカー(Control 1 Extreme)で出力することを意図しています。警告ラベルに従い、テレビのデジタル音声はPCMに設定してあることを確認しました。(AAC、ドルビーデジタルには対応していません。)

以前、テレビの(アナログ)音声出力端子から直接、真空管アンプの入力端子に繋いだことがあります。理由はわかりませんが、出力レベルが低く、アンプのボリュームをかなり上げる必要がありました。FiiO D03Kを経由してデジタルからアナログに変換することにより、適正な出力レベルになりました。音質も、テレビ内蔵スピーカーとは比べるまでもないほど、改善されました。接続したアンプはリモコンに対応していないので、普段はアンプの電源はオフ。F1中継や映画視聴時など、音質が気になる特別な番組を観る時だけ、使用する予定です。

7 thoughts on “TAISHAN FiiO D03K

  1. 筆者 様

     良いものを入手されましたね。Digitalの音を、Vacuumアンプを通して聴く・・・良いですね。私は、香港の友人より、彼が5年余り使用した、外観は「へろへろ」なゼンハイザーHD650をプレゼントされ、届いた瞬間からMeintenance に入り、ヘッドレスのクッションやトイヤー・パッド内の薄厚のスポンジをその辺りに有る手持ちの素材だけで修復し、現在、それでDSD音楽データをDSD-DACで愉しんでいます。勿論、外観が良くなかっただけで、肝心のL&R のPhoneは私の香港の友人が5年掛けてAgingしてくれたお陰で、すこぶる良好。このヘッドフォンは「Open Air」タイプなので、密閉型より音の抜けが良く、特にアコースティックな音に対しては、非常に良い音を奏でてくれます。良いモノを頂いたな〜と、歓んでおります。私が所有しておりますShure SRH940とは、又、違った音を聴かせてくれます。

     一つの難点は、折りたたみ式ではないので、外へ連れ出せない事位です(笑)。要するに「お部屋で使用」するタイプです(笑)。一応、今月、日本に帰国予定ですので、既にOYAIDE製のゼンハイザーHD650用のRe-Cableを手配していますので、これを大陸帰還時に持ち帰り、音の違いを愉しみたいなと考えております。

    Jim,

  2. ヘッドフォンのリケーブル、そんなことができるとは知りませんでした。そう言えば、お気に入りのヘッドフォンのケーブルが断線して困っている人が周囲におられました。HD650と言えば、高級ヘッドフォンですね。専用のリケーブルをオヤイデが製作していることも知りませんでした。音質がごろっと変わるかもしれませんね。

    1. 筆者 様

       HD650やそれの上位機種のヘッドフォンケーブルは「着脱式」ですので、フォンの部分から外す事が出来ます。OYAIDEのリ・ケーブル製品は、所有しておりますShure SRH940で使用済みで(OYAIDEはShure SRH940のリ・ケーブルも提供しています。このヘッドフォンは線が「片出し」タイプ。HD650は「両出し」で、それぞれフォン側のコネクタ形状が違います)確かに、オリジナルのストレート・ケーブルやカール・ケーブルより、音が締まる感じがしますし、音の透明感も変わります。SONYの最近出た新製品(25,000円辺りのもの)も、同じく3.5φのステレオ・ミニジャックの着脱式で、これもリ・ケーブルが可能です。また、ステレオ側にXLRのコネクタが有れば、ケーブル先端が右のライン、左のラインに分離した「アンバランス」に出来ます(要するに、グランド・ラインがcommon結線では無い状態)。これにより、スピーカーと同じ様な結線状態で音を聴く事が出来ます。これのメリットは、グランドラインが、コモンではないので、左右の音の信号がコモンを通じて引っ張り合う状況が回避出来ます。

       最近のポータブルプレーヤー用のポータブルアンプでは、ヘッドフォンケーブルの両出しのものを、先端を自分で加工して3.5φのモノラルジャックを取り付け、左右独立で音が聴ける様になっています。ゼンハイザーでは、ヘッドフォン・アンプを最近リリースしていますが、これも左右独立の他院形式になっていて、専用のケーブルを販売しています。Shureは密閉型、ゼンハイザーはOpen Air型のヘッドフォンです。これでも音の違いが出ます。勿論、それぞれ良い音を聴かせてくれます。

      Jim,

      1. 着脱式のケーブルだったのですね。高級ヘッドフォン(イヤフォン)なら色々とカスタマイズや修理ができて長く使えるのは良いです。

      2. 筆者 様

         説明不足で申し訳ありません。そうです、元々、ケーブルが老朽化したり、内部断線の折に交換が可能な準備がされている訳です。勿論、マニアの方になると、一寸良いフォンが備わっているヘッドフォンで「直付け」のケーブルを交換される猛者の方がおられる様です。

         少し訂正しておきます、ヘッドフォンの「右と左」のGrandをCommonとして繋がっている状態のヘッドフォンを「アンバランス」と言います。左右独立して、それぞれのアンプに繋がる状態のケーブルを「バランス」と言います。要するに、この様な事が出来るアンプ(ポータブルを含む)は、回路上、完全独立の右側と左側の完全に独立したアンプ回路を持っています。

         高級オーディオを愉しんでおられる、マニアの方々は、音源Sourceから抽出した音を左右のモノアンプに信号を送り、その左右のバランスをチューニングしてお聴きになっているそうです。その辺りまで填まり込みますと、家が一軒買える程の「財」を投げ打つ覚悟は必要で(笑:その音響設備を入れる部屋と、冗談抜きでMy電柱が必要になります)、とてもそこまでは行けませんし、自分の好きな音を出す音響機器をとっかえひっかえ試すとなると、その投資金額だけでも目が眩む程の金額になります。当たり前ですよね、スピーカーだけでも、一流と言われる有名どころだけでも数社有る訳で、それに有名所のAmplifier達、そしてレコードプレーヤを含む再生機器、LAN-Audio、DSD-DAC等々、この組み合わせを全部こなしたとすると、投資費用は恐らく・・・とんでもない数字になるはずです。

         オーディオは填まると怖い程のめり込むと私は思って居ます。多分、「これなら試しても良いかな?」と言う、まるで「麻薬」の様な「一寸だけ・・」が、いつの間にか・・・と言う世界なのかな〜と、私は思っています。SONYが調査した「オーディオ耳」と言う調査結果が有り、完全音感とは又違った、非常に良い音協判断が出来る人が日本人に多いと言う記事を見た事が有ります。本当にそうだとは言えませんが、音を聴くのは「耳」で、その耳が自然に研ぎ済まれた、もしくは天性的に持っておられる方が一度音の世界に触れられると、「音の世界」にはまりこまれるのかな〜?と思ったりしています。

         音楽は、自分がリラックスして聴けるかどうかが一番肝心な要素だと私は思って居ます。私が、DSDデータレベルの「音」に関心を持ってる理由は、その再生音が、私の所有している僅かなDACそしてDSD-DACの再生機器で、同じDSDレベルの「音」を聴いた時に自分が理由無しに、その音に癒やされる事に気付いたからに過ぎません(笑)。手持ちの機器でどれだけ愉しめるか?と言う方向からのApproach も一つの方法かも知れません。

        Jim,

  3. 筆者 様

     因みに、OYAIDEのゼンハイザーHD650のリ・ケーブルのwebは以下です。

    Link : http://www.oyaide.com/audio/audio-products/cn88/HPC-HDX.html

    Shure SRH940のリ・ケーブル製品は以下です。

    Link : http://www.oyaide.com/audio/audio-products/cn88/HPC-SRH.html

     sy差品をご覧になられたら分かると思いますが、フォン側のコネクタ形状が違います。因みに私のケーブルのアンプ側のコネクタは、全て3.5φのステレオミニジャックにしています。

    Jim,

    1. 筆者 様

       ゼンハイザーのwebでHD650をご覧になられると分かるのですが、HD650のヘッドフォンのしゃしんの右側に、4PinタイプのXRLのコネクター付きのヘッドフォン・ケーブルの写真とHDVD 800(DVDと書いていますが、DVDプレーヤーでは有りません<笑>)と言うヘッドフォン・アンプ(これは、DAC機能付きです)がありますが、これがゼンハイザーヘッドフォン専用(ですが、他社のヘッドフォンのケーブルをこの4PinにReplaceすれば使用出来ます。但し、ヘッドフォンのインピーダンスが重要になります)のヘッドフォン・アンプです。お値段は16万円程度です。

      Jim,

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