No Second Chance Offer

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シルク製のフライライン(ダブルテーパー#3、27m)を落札しようとeBayで再度、入札しました。前回は入札締切時刻の24時間ほど前まで入札者不在でしたが、今回は6月20日(締切日時の3日以上前)から、私が試しに自動入札上限価格に設定しようとしていたUS$16.90を$0.10上回るUS$17.00を上限に入札している人がいました。(このブログのポストを読んでいただいている人??)私はセカンドチャンスオファーの対象となる下限が知りたかったので、US$18.00を上限に入札しました。(6月22日午後1時前)この時点で私の自動入札価格US$17.72が最高値となり、入札締切時刻(6月24日午前2:00:05)直前の午前2:00:01まで最高値を維持。

後、4秒で落札してしまえば、セカンドチャンスオファーの対象となる下限がわからなくなります。が、そんな心配は無用でした。締切時刻まで4秒を残して、突然、姿を現したi***u (private)さんがUS$18.50で落札し、私を見事にアウトビッド。数分待てば、売り手からセカンドチャンスオファーが来るだろうと待ちましたが、結局、同じ商品を再出品したという案内メールだけがすぐに届きました。

i***u (private)さんは私がWatchしていた他の商品(売り手は同じ業者)でも締切時刻直前に現れて最高値で落札しています。この方はフィードバック・プロフィールをプライベートに設定しているので商品を出品することはできません。サクラである可能性もありますが、eBayのshill bidding policy(サクラ入札に関する方針)によると、サクラ入札とは家族、友人、ルームメイト、従業員、オンラインで知り合った人などが、商品の価格や魅力を意図的に高めようとして入札する行為であり、指針に従わないと、売買する権利を制限されたり、アカウントを剥奪されるなど、様々な措置の対象となるそうです。サクラ入札があったことを証明するのは困難かもしれませんが、その疑いがある業者が出品する商品には入札しないという対向措置は取れます。

今回のi***u (private)さんは、サクラではなくて、締切時刻直前に現れて相場よりも安く商品を落札する華麗な入札者かもしれません。この方の過去30日間の入札履歴を見ると、この特定の売り手業者(flyfishing699)が出品した商品に対する入札比率は入札履歴全体の17%と少ないものの、入札した商品のカテゴリーはすべて釣道具になっています。また最終入札がすべて入札締切時刻の一時間以内になっています。やはり釣道具を扱う業者なのかもしれません。

結局、今回も落札できず、セカンドチャンスオファーの対象となる下限を探ることもできずに終わりました。しかし、私は本当にシルク製フライラインがどうしても入手したいと思っているのかどうか?ふと疑問に思いました。手間ひまかけて熟成させないとフィールドで使えない商品であり、一般的な樹脂製フライラインと比べて径が小さくて密度が高い分、空気抵抗が少なくてロングキャスティングは容易かもしれません。しかしその反面、浮力を維持させるのが困難であり、長時間の釣りには向いていないという特性があるようです。ドライフライに拘る私にとって、浮力が維持できないとなるとこれは致命的。落札できずに終わって良かったのかもしれないと今では考えています。不要な商品を買わなくて済んだのかもしれない、と思うようにします。

(追記)US$17.00を上限に入札し、セカンドチャンスオファーの対象入札価格下限の調査を邪魔していたのは、いつも釣行時に同行する私の旧友であることが判明しました。途中で#3から#4ラインに変更し、US$22.50で「落札してしまった」そうです。

6 thoughts on “No Second Chance Offer

  1. 筆者 様

     内容的には、迫力のある(?)内容で、オチが良かったです。和やか(?)な内容で。見えない落札のCom[petitorsに想像を馳せながらの駆け引きは、填まりそうですね(笑)。

    Jim,

    1. ネットオークションには手を出さないつもりでしたが、常識破りの破格値でバンブーロッドやシルク製フライライン、クラシックなリールが出品されているのを知ってしまったのでついつい入札してしまいました。ネットオークションでは競争相手が見えないのが普通ですが、今回はそうではなかったことを後から知り、それが原因でそれほど和やかでもありません。しかし、私はまだ一つも商品を落札していないので、手を引くには今回のちょっとした騒動が良い機会かもしれません。

  2. 筆者 様

     「しかし、私はまだ一つも商品を落札していないので、手を引くには今回のちょっとした騒動が良い機会かもしれません」・・・そうかも知れませんね、オークションの醍醐味を知ってしまうと、駆け引きによって「落とす」事がいつの間にか自分の中で「優先」になって行って、何のためにこの機能を利用しているのか?下手をすると「主客転倒」になりかねませんものね。駆け引きと射幸心の両方が一を興奮させる要素はギャンブルにも似て怖いものがありますから、必要な時以外、使用しないが、鉄則だと思います。

    Jim,

    1. 主客転倒、ご尤もだと思います。ただ安く落とせそうだという理由で入札を繰り返していると、不要なものまで買ってしまいそうですね。冷静に考えるとこのシルク製フライラインも私の用途には合っていません。水面に毛鉤を自然に流すドライフライの釣りには向いていないようなのです。水分を含んでしまったシルクは完全に乾燥させてからでないとグリスを塗布しても効果がないそうです。だから、フィールドでダブルテーパーのフライラインを巻き替えて使う必要があるそうで、もの凄く面倒です。フライラインが沈み易いのでウェットフライやニンフを使う人にはちょうど向いているかもしれません。

  3. 筆者 様

     「欲しい〜!」と思っている時って、大人も子供もその欲しい「もの」の後悔する部分は見えずに「宝石の様に100%の煌めき」だけが見えて、購入してしまってから「後悔先に立たず」を経験し、それでも「今度は・・・」。ハッキリ言ってギャンブルの「走り」と同じですよね。

     筆者様の様に、一旦、引いてみて、そして眺めて見ると「熱くなっていた時に見えなかった『粗』」が見えて来ましたよね(笑)。お手入れも大変、自分のFishing Styleに合わない・・・結局、引いて良かったと言う事ですね。良いものをオークションではなく、安く手に入れる様に探して行く方が最終的にその間に考えられますし、Time Gameにはならないわけで(Time Keeperは自分)、一番良い方法なのかも知れませんね。

     所でこちらは連日30℃越えです!熱いだけなら良いのですが湿度が高く「ねっちゃり感」は拭えません。滋賀も盆地気候なので、ボチボチと滋賀県特有の「暑さ」がやって来ますね。昔、この季節になると、湖岸にあった夏の家(お店でしたが)で、お客さんが帰った後の夕方の浜に、湖面の涼しい風が吹いてくる情景を自然と思い出します。

    Jim,

    1. Jim様

      私もネットオークション経験者ですので今回の和やかでなかった気持ちが分かりました。オークションは相手の分からない状況で駆け引きする事がマナーです。私ならたとえどんなに欲しい物でも知人が先に入札してるのを知っていて敢えて邪魔をするような事はまずしません。オークションは一度始めると中毒になりますが、安さだけではまってしまうと「安物買いの銭失い」になるだけです。ムキにならず冷静な判断で、結果落札出来なかった事が後悔せずに済んだ事でしょう。

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