Gone Fishing With A New Bamboo Fly Rod & A New Pair of Hiking Shoes — Part 1

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90年代半ばにルアーフィッシングからフライフィッシングに転向して以来、ホームフィールドにしているこの渓流上流部はその当時、ベイトフィッシャーマンやテンカラの人は見てもフライフィッシングをする人は皆無でした。5月下旬にもなれば、小さな川の周囲に葉を付けた落葉広葉樹が覆い茂り、渓流魚が棲息していることはわかっていても、キャスティングが困難なため、敬遠していたのだと思われます。そうした状況が、近年、少しずつ変わって来て、この川に釣行する度にフライフィッシャーマンを見かけるようになりました。

今日も平日であるにも関わらず、フライフィッシャーマンと思われる先行者を下流で目撃しました。餌釣りの人は、川に入らず、魚がいそうなプール(淀み)のみ岸から狙い、釣った魚はすべて持ち帰るのが常です。上流から下流に下りながら釣りをする人も多い。フライフィッシャーマンは、入渓点から上流に向かって、水深が浅いと川の中を移動しながら釣りをするのが普通であり、釣り上げた魚はすべてリリースするのが一般的です。熟練度に関わらず、川の中を移動するフライフィッシャーマンの先行者がいれば、魚は警戒モードに入り、後から入渓する人は暫くは釣れなくなります。

そうした状況を踏まえて、先行者の上流から入渓する場合は、時計を見ながらここまでは来ないだろうと思われる地点まで山を登ったところから入渓するのがフライフィッシャーマンのマナーです。先行者の下流から入渓する場合は、どこから入っても構わないのですが、先行者にすぐに追い付いてしまうような所から入渓すると、魚は警戒モードに入っているので釣れないことが多い。

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前置きが長くなりましたが、結局、車を停めた場所からずっと上流までハイキングシューズで林道を歩きました。いつもは停車位置でウェイダーに着替えてすぐに入渓するのですが、先行者に配慮し過ぎたかもしれません。しかし、長時間、歩くことになったので、Chacoの新しいハイキングシューズを山道で試すことができました。すこぶる快適で歩きやすい靴であることがわかりました。そのためにこんなに上流まで来てしまった。

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通行止めのゲートからかなり上流まで歩きました。後から誰も来ないだろうと思い、林道脇の目立つ場所でウェイダーとウェイディングシューズに着替え、Chacoのハイキングシューズとリールケースを入れたAngler’s Houseのロゴ入りバッグを路肩の木にぶら下げておきました。後続者に対してここから川に入ったことを知らせることができます。また万一、滑落、転倒したり、熊に襲われたりして動けなくなったような場合も、捜索に来てくれた人に入渓点を知らせることができるので、フライフィッシャーマンの慣習として広まれば良いなと考えています。

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