March 13, 2013

18:45 MAR 2013

2013年3月13日(水)午後6時45分00秒、日没後44分31秒後の西の空をSkySafariでシミュレートしたのが上の画像。Pan-STARRS (C/2011 L4)の高度は+05°34’、すぐ右上にある輝度2.6%の三日月と共に地平線に沈もうとしています。彗星が完全に沈むのは午後7時15分なので、高度0°の地平線まで見える理想的な観察地の場合、6時45分頃から30分間ぐらいが勝負の時間帯になります。実際には彗星はこんなに明るくはならないだろうし、尻尾もこんなに長くはならないと予想されます。この日の薄明終了時刻は午後7時26分24秒なので、シミュレート後に理想的な色合いになるように補正した上の画像のようには暗くはならないと思われます。薄明時ですから双眼鏡は必須かもしれません。

観察、撮影候補地として現在、考えているのが国道305号線沿いの越前海岸。ここまで北上すれば、遥か西にある丹後半島が視界を遮ることもないでしょう。(水平線までの距離はおよそ4.5kmだそうで、もっと南でも丹後半島はもともと水平線の下かもしれません。)Google Mapsのストリートビューでさらに詳しく調べてみると、露天風呂日本海がある国民宿舎かれい崎荘の辺りが理想に近い観察、撮影地であることがわかりました。

「越前海岸+星空」で検索すると、App Storeで「星空時景」や「星空のある風景写真集」を販売されておられる方のブログが真っ先にヒットしました。太陽が若狭湾に沈んだ後にC/2011 L4が三日月のすぐ下に見えると良いのですが。彗星が期待したように明るくならなくてもこのような星空や夕陽の写真が撮れれば、それだけで満足しそうな気もします。

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