Record-Setting Asteroid Flyby — Part 3

Asteroid 2012 DA14

天気予報によると明日、土曜日は残念ながら曇り。小惑星2012 DA14が地球に最接近する午前4時26分頃の西の空をSkySafariでシミュレートし、Previewでキャプチャーした画像に予想される軌道を描いてみました。Heavens Aboveで生成したチャートをもとに、直線軌道を描いています。東経135°辺りから見た予想軌道及び時刻ですが、東経140°nの東京から見た場合であってもそれほど変わりはありません。最も暗い星で7.7等星。

この極めて珍しい現象を観察できるのは北半球では東ヨーロッパから東アジアにかけての地域。アメリカ大陸から西ヨーロッパにかけての地域は昼間になるので見えません。日本にいる我々にとっては絶好の機会となりますが、すべては天候次第。

最接近時でも7等星ぐらいと暗いので、観察するには暗い星が鮮明に見える双眼鏡や望遠鏡必須となります。双眼鏡を使用する場合であっても三脚に固定した方が見つけやすいと思います。難易度は相当、高くなりそうなので、前日にでも予想される軌道を確認する練習が人によっては必要。写真撮影する場合は予想チャートを参考に待ち構えるようにしてカメラを準備しておくのが宜しいかと思います。赤道儀があれば、恒星モードで追尾しながらインターバル撮影すれば、小惑星が高速で移動する様子を捉えやすいのではないかと考えています。

画像はFlickrからリンクしていますので、オリジナルサイズの画像をiPadなどにダウンロードすれば便利に使えるはずです。またとない機会なので、土曜の早朝は晴れ間を探しながら移動するかどうか思案中です。

4 thoughts on “Record-Setting Asteroid Flyby — Part 3

  1. 以前、地球の周りにあるゴミと化した人工衛星がうちゃまんと漂っている図をみたことがあります。この中を通り過ぎるのかと思うと衝突しないのが不思議に思います。ぶつかっても自転車にトラックがぶつかる程度の衝撃で軌道が変わることもないのでしょうが。

    1. 気象衛星や通信衛星などの静止衛星や宇宙ゴミはサイズが小さいので、衝突したとしても小惑星の軌道が変わることはないかもしれませんね。それよりもこれだけ地球に接近するので、地球や月の引力の影響を受けて、今後の軌道は変わるだろうと科学者は言っています。今回、詳細なデータを収集して必要であれば、今後の予想軌道を修正するそうです。

      金曜にロシアで落下した隕石の大気圏突入前の大きさはNASAによるとおよそ17m。精確な軌道計算ができている小惑星2012 DA14はおよそ45m。落下した隕石は大気圏突入前に発見できなかったのか、あるいは発見していて軌道を計算したら、地球に落下することが判明し、その軌道を修正することができなかったので黙っていただけなのか?ふと疑問に思いました。

  2. 45mと17mの差はそれほど違うのでしょうかね。時速6万4000キロで突入して爆発ではソニックブームが起きるのは当然で、例えば外にいた人は鼓膜がちぎれたでしょうね。鼓膜くらいで済めば幸いでしょう。
    科学者や役人は何か不測の事態が起きると、想定外とか検知不可能とか言います。でも事前に現在測定できる範囲を明確にすることは無い気がします。企業人なら左遷か首です。

    1. 私もそうのように思います。45mなら詳細な軌道計算ができて、17mは全くわからないというのはどうも腑に落ちません。遅くても月の軌道よりも内側に入った時点で確認できたのではないかと思います。(それでは警告するのに間に合わないか?)起源は火星と木星の間にある小惑星の一つだとテレビのニュースで言っていました。なぜそこからやって来たのがわかるのでしょうか。(2012 DA14は地球と同じような軌道を回っているそうです。公転周期は地球よりも一日長いだけ。)

      一つ、気になることを思い出しました。ロシアに隕石が落下する前に観た、2012 DA14のNASA解説ビデオで、この大きさの小惑星は精確な軌道がわかっているので、地球に落下する可能性はないが、もっと小さな小惑星の場合は軌道が予測できないので落下するかどうかはわからないと言っていたことです。(その小さな小惑星が今回、地球に降ってきた隕石?)

      先ほど、観たニュースでは落下した隕石はロシア当局は確認していないとのことでした。湖にある直径8メートルの穴の下に隕石があるのなら、潜って確認しに行っても良いのに報道関係者以外、人がいなそうに見えるのはなぜなのか。落下する前に爆発して消滅しているかもしれませんね。

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