Transit of Venus on June 6, 2012

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今夜の部分月食は厚い雲に覆われて観察と撮影が不可でした。午後9時を過ぎた頃に雲が途切れることがありましたが、すでに部分月食は終わっていました。

月食や日食と比べてずっと珍しい現象である明後日の金星日面通過は午前7時10分頃の第1接触から午後1時48分頃の第4接触までの6時間半近くの間、観察可能なので、曇っていたとしてもその間に日射しがあれば、全く見えないことはないので期待できます。

地球よりも内側の軌道を公転する金星が地球の公転周期よりも短い(224.701日)という事実を立体的に体感できるまたとない機会です。普段は明けの明星、宵の明星として、明け方と日没時にしか見れない地球の姉妹惑星である金星を真っ昼間に観察できる機会は皆既日食とか日面通過時のみです。

金星の日面通過が次回、見れるのは2117年12月と2125年12月のセット。前回、2004年6月8日の日面通過を見逃した人(私も)は、これから先105年生きようと思っている人を除き、今回が人生でラストチャンスです。5月21日の金環日食の時に使った日食グラスが使えます。

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