Time To Get A New iPhone? — Part 4

主要キャリア3社の代理店でiPhone 6 (64GB) の見積もりをしてもらっているうちに混乱してきたので、表にまとめておきます。価格はすべて税込で、auのiPhone 5 (32GB) を下取りに出した場合を想定しています。事務手数料やユニバーサルサービス料は含まれません。

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まずは、auで機種変更した場合。機種変更限定のファストクーポン、¥16,200とauスマートバリュー、¥1,008の値引きが効いているのか2年間の総支払額が¥122,568と最も安くなっています。25ヶ月目以降も、auスマートバリューの分がSoftBank、docomoと比べて安くなっています。特筆すべきはMNPで他社に乗り換えるよりも安くなるということです。下取価格は来月になれば¥7,000分下がってiPhone 5 (32GB) で¥26,000になります。

10月18日追記:10月31日までに予約し、11月30日までに機種変更すると、iPhone 5などの10月31日までの下取価格が延長適用されるそうです。但し、差額分の¥7,000は来年2月下旬にau WALLETカードへのキャッシュバックになるとのこと。

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docomoに乗り換えた場合は2年間の総支払額が¥140,400とSoftBankに乗り換えた場合と同額であり、auで機種変更する場合と比べて¥17,832高くなります。docomoへのMNP乗り換えでは「おかえりボーナス」を適用してあります。

iPhone6sb

SoftBankに乗り換えた場合は2年間の総支払額が¥140,400とdocomoに乗り換えた場合と同額ですが、iPhone 5 (32GB) の下取価格を端末代金初期費用から差し引くことはできないようです。「のりかえ下取りプログラム」として24ヶ月の分割で機種代金から割り引かれます。また、「のりかえ割」は¥1,080 x 10ヶ月分なので、11ヶ月目から24ヶ月目までは¥1,080の割引が適用されません。毎月の費用が最初の10ヶ月分だけ安くなるので、一見すると騙されそうになりますが、2年間の総支払額はdocomoに乗り換えた場合と同額です。

iphone6mio

SIMフリーのiPhone 6 (64GB) をApple Storeから一括または24回分割で購入し、格安SIMのIIJmioの通話もできる「みおふぉん」を契約した場合の2年間総支払額も計算してみました。音声通話機能付きSIMカードである「みおふぉん」は12ヶ月以内に解約した場合、(12ヶ月-利用開始月を0ヶ月とした利用月数)x ¥1,000(税別)の違約金が発生します。また、¥3,240のパッケージ価格(初期費用)が別途必要になります。

2年間総支払額がau機種変更の場合よりも若干、高くなりますが、25ヶ月目以降はSIMロックの場合と比べると1/3以上も安くなります。2年も先になれば、ケイ・オプティコムのmineoが、iOS 8には対応しているでしょうから、auで機種変更したiPhone 6が、ロックを解除しなくてもmineoに乗り換えて使用できそうではあります。また、その頃には主要キャリア3社がiPhoneのSIMロック解除をしてくれそうな気もします。

10月16日追記:IIJmioやmineoなどMVNO (Mobile Virtual Network Operator) が提供するサービスと主要キャリアのサービスとではその内容に何が違うのかを調べていて、一つ、懸念事項となるような違いがあることがわかりました。それは、MVNOが提供するサービスではA-GPSが対応していないということです。iPhoneをカーナビとして頻繁に使用している私にとって、主要キャリアのA-GPSが利用できないとなると、現在位置の測位に時間がかかり、カーナビとして快適に使えそうにありません。IJjmioのサポートQ&Aには以下のような回答があります。

地図アプリ等のGPS機能を使うアプリの場合、以下の点にご注意ください。

  • NTTドコモのスマートフォンの場合、SPモードによる接続以外からはアクセスできないSUPL(A-GPSのためのアシスト情報を提供するサーバ)が標準で設定されているため、IIJmioによる接続の場合A-GPSが機能しません。そのため、測位に時間がかかったり、測位に失敗する場合があります。
  • インターネット上に公開されているSUPLを利用することでA-GPSが利用できる場合があります。詳しくはSUPLの提供者にご確認ください。なお、SUPLの設定を変更することができない端末も数多く存在します。SUPLの設定方法については弊社はサポートいたしません。
  • 弊社にてSUPLを提供する予定はありません。

MVNOの格安SIM利用時は主要キャリアの場合と比べて、回線速度が概して遅くなる傾向があるようですが、価格が安い分、致し方ないと思います。また、格安SIMには通話定額プランもないけれども、LaLa Callなどの050 IP電話AppやFaceTime audioを併用すれば、通話料金は安くすることもできます。キャリアメールを全く使っていない私にとってはそのようなサービスがなくても大丈夫です。しかし、A-GPSが使えないとなると、これはSIMフリーiPhone検討時に大きなデメリットになります。

Otsu Matsuri 2014

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宵宮は手ブレ補正機構なしの単焦点レンズを持参して失敗したので、本祭りはズームレンズを装着したNikon D7000一台のみを持参しました。

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持参したズームレンズはTamron AF 18-250mm f/3.5-6.3 Di II LD Aspherical (IF) Macro (A18)。この超高倍率ズームレンズを使うのも数年ぶりで、普段は防湿ケースに入れたまま。D7000に装着するのは初めてのことです。

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このレンズも手ブレ補正機構がない安価な高倍率ズームレンズですが、光量が十分にある昼間の撮影なら手ブレしないシャッタースピードで撮影できます。(上の画像で1/800秒)

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このレンズ、カメラを下に向けると、自重で勝手に望遠になります。(「ズームロック機構」が搭載されているので、ロックすれば良いのですが、ロックすると焦点距離を素早く変えることができなくなります。)

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去年は動画、今年は静止画に専念しました。

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この車輪、来年は修理か新調した方が良さそうです。大きな亀裂が入っています。

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鐘は小学生、太鼓は中学生か高校生、笛は大人。

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綱を引く人はボランティア。

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接近する台風19号の影響で風が強くなり、釜堀山(郭巨山)が町内に戻ってきた頃に巡行は中止となりました。

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Tamron AF 18-250mm f/3.5-6.3 Di II LD Aspherical (IF) Macro (A18)、もっと使ってあげよう。

Otsu Matsuri Yoimiya

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ここ数年、F1日本グランプリと大津祭が同じ週末に開催されていましたが、今年は1週間ずれたので、大津祭には宵宮から「フル参戦」することにしました。今年は滅多に使わない、手ブレ補正機構なしの単焦点レンズ、AF Nikkor 35mm f/2DとFujifilm XQ1のみを宵宮に持参しました。

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手ブレ補正機構がないと、絞り値を開放近くにしなければならず、被写界深度が浅くなるのでピント合わせが難しくなります。また、夜の撮影ではシャッタースピードが遅くなりがちなので、被写体ブレも起こりやすくなります。

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傘を用いた照明、他の人も撮影されていました。換算52mmの単焦点レンズなので、他の撮影者が視界に入らないようにする場合、ある程度、被写体に近づく必要があり、構図の自由度が制限されます。

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ズームレンズのコンデジの方が構図に自由度があります。

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鶴亀山(月宮殿山)の見送り。

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一般客がお囃子に参加できるよう、鐘と太鼓が設置してあったので、?十年ぶりに小学生に戻った気分で鐘を叩かさせていただきました。不思議なもので、小学生の時に覚えたお囃子が数十年の月日が経過しても身体が忘れていません。囃子は「戻り山」ではなく、「宵山」でした。

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各町によって囃子が異なりますが、私は郭巨山の「宵山」で、鉢を振りました。台風19号が接近していましたが、翌日の本祭は予定どおり、行われそうでした。

Express Replacement Service (ERS) — Part 2

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「エクスプレス交換サービス」で昨日の午後に申し込んだら交換品が今日の午前には届きました。申し込んでから20時間ぐらいで届いたことになります。交換品を受け取ると同時に(実際は傷が付いただけの)不具合があるiPhone 5本体のみをヤマト運輸の配達員に手渡しました。「エクスプレス交換サービス」を利用する人は、かなり多いのか、配達員の方は手順にすっかり慣れている様子でした。

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交換品の新しいiPhone 5が入っていたボックスの中にはSIM取り出しツールまで同梱されていました。少なくとも6本はあるはずのSIM取り出しツールが1本も見当たらないので困っていただけに、便利に利用させていただきました。

2年前にiPhone 5を購入後、直後に初期不良で交換したものも含めると、今回で3度目の製品まるごと交換になります。iPhone 6購入時にiPhone 5を下取りに出そうかと考えていましたが、真新しくなったiPhone 5は、使うか使わないかに関わらず、手元に置いておこうかと思います。キャリアなら下取りプログラムで3万円以上で下取りしてくれてその金額をiPhone 6購入費用の一部として充当できるのは魅力的ではありますが。

バックアップからの復元は一旦、iTunesで新しいデバイスとして登録してからiOSを最新バージョンにアップデートし、その後にデータを新しいiPhone 5に復元させる必要がありました。唯一、auの回線を利用する格安SIMのmineoがiPhone 5に対応していれば、最新のiOS 8にアップデートせずに使えたのですが、今後もiPhone 5に対応するとは思えないので、迷うことなく、最新バージョンにアップテートしました。

Express Replacement Service (ERS) — Part 1

AppleCare+ for iPhoneの保証期間内であれば、「エクスプレス交換サービス」が無償で利用できることを知りました。(AppleCare+ for iPhoneに加入していない場合は、修理代金に加えて¥3,400必要)Appleのサイトにもその概要が記されていますが、このページにたどり着く道のりが遠いためか、私はこのサービスのことをサポートセンターのスペシャリストから聞いて初めて知りました。

標準の修理サービスであれば、一旦、iPhoneを修理センターに預けて製品の診断を実施する必要があり、その間は大事なiPhoneが使用できなくなります。また、診断の結果、不具合がないとの判断になれば、預けたiPhoneが返却されることもあります。尤もApple Storeのジニアスバーに不具合のあるiPhoneを持参すれば、その場で新品交換になることもありますが、ジニアスバーが混んでいて予約が取れない場合や、Apple Storeが遠隔地にあるため、iPhoneを持参するのに何時間も要するような場合は、この「エクスプレス交換サービス」が非常に便利です。Appleが指定する配送業者(私の場合はヤマト運輸でした)が交換品を配達し、その場でSIMカードを抜いた(←これ重要)不具合のあるiPhoneを梱包せずに配送業者に手渡せば良いだけです。(修理サービスにiPhoneを送付する際に参考にすべき手順はこちらに書いてあります。)

AppleCare+ for iPhoneの保証期間内であれば何度でも無償で「エクスプレス交換サービス」を利用できるようですが、利用者として注意点が一つあります。「エクスプレス交換サービス」を申し込むときにクレジットカードの情報をAppleに伝えなければなりません。「承認枠」を仮に確保するためだそうで、その金額はiPhone 5の場合で¥67,800(機器交換価格)でした。10営業日以内に不具合品がAppleに届き、且つ、保証対象であると判断された場合は、この承認枠は解除されるとのことです。私の場合、この金額が実際に請求されることはありませんと担当したスペシャリストの方は言われていました。

Chipped iPhone 5

AppleCare+ for iPhone保証期限最終日に、フレームの一部が欠けて裏側のガラスに小さなひび割れが発生したiPhone 5を¥4,400で、修理(実際は製品まるごと交換)してもらおうと、Apple Store Shinsaibashiのジニアスバーに予約しようとしたら、当日は空きがなく、しばらく混んでいて予約が取れない状況でした。そこでAppleサポートセンターに連絡して、相談してみると、当日中に手続きを開始する「エクスプレス交換サービス」での新品交換となった次第です。

傷の程度を口頭で伝えることは困難だったので、当ブログに掲載している上の画像を見てもらうことになりました。この程度の傷は普通なら気にせずにそのまま使い続けるかもしれませんが、私の場合は気になります。担当したスペシャリストは「今回に限り」を強調されていましたが、修理代金も無償になりました。ブログを見て私が長年のApple製品愛好者であることを理解していただき、特別な配慮をされたのかもしれません。(@mac.comのアドレスも効いている?)

およそ5ヶ月前の6月に「iPhone 5スリープ/スリープ解除ボタン交換プログラム」の対象製品となった前のiPhone 5をジニアスバーに持ち込んだら、新品交換となり、その時点でへたっていたバッテリーが新しくなりました。もし、この時に新品になっていなかったら、おそらく今頃はバッテリーの消耗を理由にAppleCare+ for iPhoneを活用して製品まるごと無償交換になっていたと思われます。今回のスペシャリストの対応は、そうした状況も考慮しての判断だったのかもしれません。Appleのサポート体制には期待をはるかに上回るものがあり、感動的ですらありました。(すべてのユーザーに同様の対応が期待できるわけではないことを付記しておきます。)

Time To Get A New iPhone? — Part 3

9月16日付けのPart 1ではケイ・オプティコムの格安SIM、mineoをSIMフリーのiPhone 6 (64GB) に挿して使用した場合の毎月の費用(2年間)を概算しました。結果は機種代込み¥5,308でしたが、その後、mineoがiPhone 6のOSであるiOS 8に対応していないことが判明し、現在もその状況が続いています。これではmineoの使用は断念さざるを得ないので、NTT docomoの回線を利用する別の格安SIM、IIJmioの音声通話機能付きSIM(みおふぉん)を検討することにしました。

2GB/月のバンドルクーポンが付属する「ミニマムスタートプラン」であれば、月額料金¥972に音声通話機能付帯料¥756を加えて合計¥1,728(税込み)なので、iPhone 6 (64GB) を金利0%で分割購入したと仮定すれば、毎月の費用は¥5,319となり、mineoの場合(¥5,308)と金額はほぼ同じ。異なるのは基本データ容量であり、mineoが1GB/月であるのに対し、IIJmioは倍の2GB/月。

IIJmioの通信速度はクーポン適用時下り最大150Mbps、上り最大50Mbps(クーポン非適用時は最大200kbps)であるのに対し、mineoの通信速度はau 4G LTEに相当し、受信最大75Mbps、送信最大25Mbpsとなっています。

事務手数料などを除く2年間の総支払額はSIMフリーiPhone 6 (64GB) + IIJmioの場合で、¥127,656であり、(通話定額とかはありませんが)au機種変更やSoftBank乗り換えの場合と比べて1万円ほど安くなります。大事なのは、2年目以降です。2年目以降もiPhone 6を使い続けるのであれば、SoftBank乗り換えで毎月¥7,020、au機種変更で毎月¥6,012であるのに対し、IIJmioみおふぉん「ミニマムスタートプラン」の場合は¥1,728となり大きな差が出てきます。

また、iPhone 5 (32GB)は売却しないので、手元に残ることになります。さらに、SIMフリーiPhoneなら海外でも現地の格安プリペイドSIMを挿して使うことができるという、メリットもあります。このように比較検討し、通話定額による利益をさほど享受しない場合で、2年目以降も使用するのであれば、現時点ではSIMフリーのiPhone 6が最もお得であるという結論に達しました。

Time To Get A New iPhone? — Part 2

Chipped iPhone 5

ジーンズのフロントポケットからMUJJOのスリーブに入れていたiPhone 5を取り出そうとしたら、スリーブからiPhoneが滑り出して、コンクリートの上に落下するという、アクシデントが起こりました。幸いにも表のディスプレイ側に傷はなかったものの、裏側のフレーム部分に傷が付いてしまいました。

Cracked iPhone 5

裏側のガラスにも小さなひび割れが発生しています。iPhone 3Gの頃から一度も落下させたことがないのに、なぜ今回は落下させてしまったのか?いつもはスリーブの開口部を上にしてポケットに入れていますが、この時だけ開口部が下になっていました。落下事故発生場所は鈴鹿サーキットのサーキットホイール近く。最終コーナー近くということにしておきます。

来月には機種変更かMNP乗り換えでiPhone 6 (64GB) になる可能性が高く、不要になるiPhone 5ではありますが、下取りプログラムを利用して携帯会社に下取りしてもらうとなると、その査定額が下がる恐れがあります。そこで、実際に傷が付いたiPhone 5をSoftBankのお店に持参し、「のりかえ下取りプログラム」を利用した場合の下取り金額を尋ねてみることにしました。下取り金額は32GBのモデルの場合、10月末日までなら満額の¥30,240とのことでした。(11月以降も金額に大きな変更はないだろうとのことです。)私にとっては大きな傷ですが、お店の方にとればそれは下取り価格に影響するような傷ではないそうです。満額で下取りできないケースといえば、ディスプレイ側にひび割れがあったり、改造してあったり、あるいは電源が入らないなど、要するに通常の使用に支障を来すような場合だそうです。

SoftBankにMNPで乗り換えて、iPhone 5 (32GB) を下取りしてもらった場合、通話し放題プランとデータ定額パック・小容量(2GB)で機種代金が分割払いなら毎月の支払目安は¥5,220とのことでした。大体、同じ条件でauで機種変更した場合の毎月の概算料金が¥5,807でしたから、乗り換える分、少し安い。しかし、SoftBankののりかえ割は¥1,080 x 10ヶ月分であるので、11ヶ月目以降の毎月の支払目安は¥6,300になります。2年間の総支払額で比較すると、auで機種変更が¥139,368、SoftBankでMNP乗り換えが¥140,400とほとんど同じ価格になります。乗り換え防止策用クーポンが功を奏しているのか、機種変更も乗り換えも2年間の総支払額は大体同じ。但し、2年目以降はSoftBankで毎月¥7,020、auで¥6,012と、auスマートバリューの分が安くなります。

The Red Moon Is Rising Tonight

3年ぶりの皆既月食が見れるのは今夜。当地では月の出が17:22、部分食の開始が18:15、皆既月食の開始が19:25、皆既月食の終わりが20:23、部分食の終わりが21:33となっています。

皆既月食開始時刻の午後7時半ごろの月の高度はおよそ24ºと、前回の皆既月食開始時刻の高度と比べると、低い位置にあるので撮影する場合、背景となる景色が選びやすくなります。カメラの向きを合わせるのも容易です。(カメラのディスプレイが固定式のため、前回は手鏡を使用しました。)部分食開始15分後の18:30頃なら高度はおよそ13ºと低く、前景に琵琶湖の湖面を配置できるような撮影場所なら面白い写真が撮れるかもしれません。これから撮影場所を探しに行きます。

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湖岸までやって来るとバス釣りをしている人が数名。イブニングライズ狙いでしょうが、障害物が何もないこんな遠浅の砂浜で釣れるのか?と思いながら、月が昇る東の方角を確認していると、根元の方からロッドを曲げている人がいました。

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釣り人に近づいてみると、40cmオーバーの大きなバスを見事にキャッチされていました。満月の日は魚が釣れるというのは迷信ではないのかもしれません。ちょうど上の画像の中央にまだ欠けていない満月が昇るはずです。撮影地の下見をしたこの時は三脚を用意していなかったので一旦、自宅に戻りました。

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三脚と共に湖岸に戻ると部分食が始まろうとしており、湖面に反射する様子が撮影できないほど、月はすでに高い位置に昇っていました。残念ながら前景がない、月だけの画像になってしまいました。

Total Lunar Eclipse

StarStaxで合成すれば面白い写真になるかもしれないと思い、iPhoneのストップウォッチで時間を計測しながら、一定間隔でシャッターを切りました。10分ほどの間に13回、シャッターを切り、2分間隔になるように5枚の画像を選んで合成してあります。月は左下から右上に向かって少しずつ欠けながら昇っています。元の画像はすべて換算450mm、ISO 200、f/16で、シャッタースピードのみ1/60秒から1/50秒へと月の明るさに合わせて露出を調整しています。

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夕食の後、今度は赤い月を撮影しようと、自宅近くの撮影地に向かいました。3年前の前回と同様、赤い月の撮影は非常に難しいと感じました。部分食の時とは明らかに色が違いますが、シャープさにかける露出不足の画像になりました。双眼鏡で赤い月を観察すると普段よりもくっきりと見えました。通常の満月は明るすぎて白飛びしたように見えます。

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皆既食進行中に広角レンズに交換して流星を狙いましたが、飛行機の軌跡ばかりで流星は一つも捉えることができませんでした。中央下の明るい星は、皆既月食進行中の赤い月。広角レンズならこんなに小さくなります。

Jules Bianchi

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シンガポールのドライバーズパレードでは唯一、我々がいた屋上の方に向けて手を振ってくれたMarussiaのフランス人ドライバー、Jules Bianchi。2週間後に台風18号が近づく雨の中、予定通りに開催された日本グランプリ終盤で起きた事故のため、頭部に損傷を負い、今尚、重篤状態が続いているようです。

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SauberのAdrian Sutilが43周目にハイドロプレーニング現象によるトラクション損失のため、ダンロップコーナー外側出口付近でタイヤバリアに激突。直後にダブルイエローフラッグが振られ、トラクターがコース内に入り、Sutilのマシンを吊り上げて、安全な場所(タイヤバリアのギャップ)に後退させながら移動させている時に、Jules Bianchiのクラッシュが起きたようです。減速して走行していたはずのJules Bianchiのマシンが次のラップで同じダンロップコーナー出口付近でなんらかの原因(恐らくハイドロプレーニング現象)でマシンが制御不能状態に陥り、作業中のトラクター後部に高速で激突し、マシンは大破。

国際映像ではSutilのクラッシュのみが放映され、Jules Bianchiのクラッシュはあまりにも衝撃的で悲惨であったためか、レースディレクターの判断で映像は非公開となりました。F1中継でクラッシュシーンが非公開となるのは極めて異例。それほど、凄まじい激突だったのかと逆に心配せざるを得ません。

事故が起きたダンロップコーナー出口付近には近くにスタンド席がなく、事故の瞬間を撮影していた観戦客がいなかったのか、あるいは撮影した画像や動画を公開することを躊躇しておられたのか、その瞬間は不明でした。月曜の夜になって、遠く離れたシケインのQ2席から撮影していた観戦客が投稿した動画が公開されました。想像をはるかに超えるスピードでマシンが激突し、トラクター後部が浮き上がるほどの勢いであったことが、明らかになりました。

後から何を言っても結果論になりますが、セーフティーカー出動が予想される雨のレースでは2時間ルールが適用される可能性もあり、午後3時に開始していたのではレースが終了する頃には薄暗くなります。実際、晴れていた金曜の午後5時頃は薄明がすでに始まっていたので、雨であればもっと暗くなるはず。日本グランプリは昼間のレースだから照明設備があってもライトは点灯しない方針。その辺りにも問題があったように思います。

Jules Bianchiの状態が早く回復することを祈っております。

S-FJ Dream Cup Race — Practice Session

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金曜日午後はにわか雨が降ったのはわずか数分の間でした。シンガポールGP土曜予選の直後に雨に降られた真新しい記憶があった私は、カメラとレンズを保護するためにワックスコットンの防水カメラバッグに機材を片付けて、鈴鹿サーキット仕様の合羽を着用したものの、雨がすぐに止んで暑いだけ。レインブーツも着用していましたが、足が蒸せて暑いだけでした。

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GPスクエアに向う途中、ポルシェよりも大きなエンジン音がトラックから聞こえてきたので、何だろうとQ1席からシケインを覗くとFJドリームカップの練習走行セッション中でした。

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スーパーFJのマシンはHonda製1.5LのSOHCエンジンを搭載。馬力はおよそ150HP。

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F1日本グランプリ開催期間中にサポートレースとして開催される特別戦は今年で2回目の開催だそうで、ドライバーは29歳以下の年齢制限があるそうです。

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31番の上村優太選手は19歳。

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シケインと最終コーナー担当のカメラマン。

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土曜の予選と日曜の決勝は自宅でテレビ観戦する予定です。

Japanese GP — Practice 2

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シンガポールGPに出発する直前に入手したFujifilm XQ1、なかなか綺麗な写真が撮れます。相変わらずAperture、iPhotoがXQ1のRAWに対応していないので、JPEGで撮影しています。

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GPスクエアで伊勢うどんを食べながら、午後2時から始まるP2はどこで観戦+撮影しようか考えました。逆光にならないところで且つモノマニアックなスタンド席と言えば、

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110Rの近くにある長い階段を下りて行き、トラック下のトンネルを潜って、また別の長い階段を上らなければたどり着けない、西ストレートの近くにある仮説スタンドJ。去年もP2は仮設Jスタンドで観戦+撮影しました。

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Jスタンドの最もスプーン寄りで立てば(他の観戦客の視界を遮ることはできません)、ヘアピンから200Rへとシフトアップしながら急加速する様子(右)とアクセル全開で西ストレートから130Rへと向かう様子(左)を同時に捉えることが可能です。

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P2開始直後、2年ぶりに鈴鹿に帰ってきた小林可夢偉が午前のP1で見ていたS字でクラッシュ。P2ではJスタンドの前を通過したのは一度だけになりました。

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マシンを返してもらったフランス人ドライバーのVergneですが、P2終了間際にエンジントラブルが再発します。

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来季はMcLaren-Hondaからはじき出されそうなデンマーク人ドライバー、Kevin Magnussen。日本グランプリ決勝日に22歳になるそうです。

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この方がMcLaren-Hondaに移籍するとの噂です。

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去年と比べるとエンジン音は小さくなり、音質も変わりましたが、ヘアピンからの加速は迫力が感じられます。

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スプーンで車を止めたEsteban Gutiérrez。

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すぐ後ろを通過するドライバーにまだ気づいていない人。

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バイクには気づいたけれど、この人、誰?と思っているかもしれません。鈴鹿で観戦慣れしている我々は、バイクでパドックに戻るであろうドライバーが通過する経路を大体把握しているので、J席からカメラを準備していました。

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今年も予報に反して日焼けするほど暑い一日となりました。まさか今年も日本グランプリでかき氷を食べることになるとは。気温28ºC、路面温度44ºC。

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Fujifilm XQ1は流し撮りも可能。

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午前と午後で着用するヘルメットが違うSebastian Vettel。

金曜P2のFlickrアルバムはこちら

Japanese GP 2014 — Practice 1

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今年は雨だろうし、また膝が痛くなると困るので、日本グランプリの現地観戦+撮影はやめておこうかと考えていました。前日の天気予報では曇り一時雨、自宅から鈴鹿サーキットまでは車で2時間ほどと近く、出かける前から現地にいるようなものなので、今年も金曜だけサーキットに出かけることにしました。チケットはLawsonで予約せずに店頭で発券したら、¥108の店頭発券手数料のみの追加で合計¥4,308 x 2枚分で済みました。去年はネットで予約してからお店で発券したらシステム利用料¥210 x 2枚分が別途必要でした。

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午前6時に自宅を出発し、いつものように新名神高速道路土山サービスエリアで朝食を済ませてから駐車場に到着したのは午前8時過ぎ。今年は鈴鹿サーキット直営のみそのモータープールは利用せず、御薗工業団地前交差点にある他社駐車場を利用することにしました。逆バンクゲートまでは直営のみそのモータープールよりも若干、近くて金曜のみの駐車料金は直営よりも千円安い¥2,000でした。

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金曜はメインストレート前のグランドスタンド(V1、V2席)以外は自由席になります。去年はヘアピンに行きましたが、今年はS字カーブが前方から見渡せるD席のS字よりでP1の観戦+撮影をすることにしました。

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 T4からT5へと向かうDaniel RicciardoとFernando Alonso。

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T3を望遠端の換算450mmで狙うとこんな感じ。

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カメラ(Nikon D7000)のAFモードはAF-C、レリーズ優先モードに設定。今日は、ピントの精度を上げるため、カメラの使用説明書p.97に記載の「AFエリアモードを変更する」に従い、ダイナミックAF・9点に設定しました。使用説明書によると、ダイナミックAF・9点は、「構図を決めて撮影するときや、被写体の動く方向が予測でき、フォーカスポイントで被写体を捉えやすい撮影に適しています(例:陸上競技やモータースポーツ)」とあります。

Nikonのサイトからダウンロードしたカメラの使用説明書は撮影現場でいつでも参照できるよう、iPhoneのiBooksにPDF版を保存してあります。

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ピントを優先させて被写体ブレを抑えるため、シャッタースピードは速めの1/800秒。天気予報に反して眩しいほどの太陽光を浴びているForce Indiaのマシン。このシャッタースピードでもf/10.0とレンズは絞っているので、被写界深度が深くてよりピントが合いやすくなります。

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Jean-Éric Vergneに代わってP1に出走したオランダ人ドライバーMax Verstappenは1997年生まれですからまだ17歳の少年。日本なら公道で車を運転する資格すら取れない年齢です。来年からToro Rossoでフル参戦することが決まっています。

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今年のグランプリが終わるとRed Bullを離脱することが発表されたSebasitian Vettel。来季はFerrariに移籍するという噂です。Kimi RäikkönenがFerrariに残留すれば、仲良しコンビでチームを結成することになります。写真はシャッタースピードを1/320秒に落としてカメラを右から左に振っています。ダイナミックAF・9点に設定したおかげか、シャッタースピードを落としても、被写体ブレすることなくピントが合っています。

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小林可夢偉に代わってP1に出場したスペイン人ドライバーのRoberto Merhi。

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金網越しに撮影してもフォーカスが被写体からずれることがありません。

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珍しい写真が撮れました。向こう側で減速するToro Rosso、Max Verstappenのマシンから煙が出ています。

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慌てて連写したため、どちらのマシンにもピントが合っていませんが、国際映像にも炎が出ている様子は放映されていません。

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3秒後には炎は治まりました。

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逆バンクの方に見に行くと、マシンはすでにトラックの外、ドライバーもいない。鈴鹿サーキットのコースマーシャルは仕事が早い。

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P1最後の一枚は1/250秒で流し撮り。

日本グランプリP1のFlickrアルバムはこちら

iCloud Drive Not Compatible with OS X Mavericks

notcompatible

iCloud Driveが利用できるようにiCloudのアカウントをiOS 8経由でアップグレードしたら、iCloudにアップロードしてあるNumbersのファイルをiCloud経由で共有できなくなり、OS X Yosemiteにアップデートすることを促す上のような警告が表示されました。本来はiOS 8の公開と同時にYosemiteも公開すべきだったようにも思いますが… なんらかの事情で間に合わなかったか、意図的に遅らせたかのいずれかなのでしょう。

この警告を無視してこのままMavericls上でNumbersを含むiWork Appを使い続けると、iCloud DriveやiOS機器で編集したファイルがMacで自動更新されないので、思い切ってYosemiteのベータ版をメインマシンであるiMacの内臓起動ディスクにインストールすることにしました。

yosemitebeta

インストールしたYosemiteのベータ版は製品版一歩手前の最新版10.10 (14A379b) で、これまでのところ、安定しており、問題なく使用できています。アプリケーションがクラッシュすることもないし、Safariが若干、速くなったような気さえします。