Making A Sliding Screen Door — Part 6

我楽多市で破格値の500円で入手した電気丸鋸用ミゾ切カッターを丸鋸に装着して、敷居に溝を切りました。カッターの幅は6ミリなので、複数回に分けて溝切り。

敷居の溝は深さが浅いので、溝切りカッターで綺麗な溝を切ることができましたが、鴨居は30ミリ近くの深さが必要。

これも失敗例になりますが、切り込み深さ30ミリに設定した縦挽き用の刃を装着した丸鋸を用いて複数回に分けて縦挽きしました。綺麗な溝にするのに鑿を使いましたが、半日ほど要したという失敗例です。

多分、溝切りカッターで掘れる深さまで溝を切ってから足りない部分を縦挽きすれば効率的だったと思います。手元にある最も小型の作里鉋の刃幅に合わせた溝幅にしておけば、さらに効率的だっただろう。

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Making A Sliding Screen Door — Part 4

失敗例を一つ、紹介します。フレーム延長部分に相欠き継ぎをしようとして、卓上スライド丸鋸で同じ切り込み深さで切削したつもりが、だんだんと切り込みが深くなってしまいました。

原因は切り込み深さを調整する際にストッパーとして機能する切込調整用ボルトの蝶ナットをしっかりと締めていなかったことです。このナットが緩むと、切り込みが深くなります。

トリマーを用いた溝加工の仕上げにはフリーマーケットで入手した際鉋が役に立っています。

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Making A Sliding Screen Door — Part 3

「建具=製作難易度高い」を肝に銘じながら試行錯誤。

新たに木材を調達することなく、手元にある端材を使って製作するとなると、難易度はさらに高くなります。

0.1ミリの精度で正確に材を刻むには自作のテーブルソーとトリマーテーブルは必須。

フレームとして使用する桧は長さが不足するので、継ぎ足す必要があります。

それでも年代物の木製網戸を拡張しながらの作業となるので、直角や平行はすでに出ており、大きなクランプがなくても固定できそうです。

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Toji Garakuta Flea Market — Part 2

いつものようにminority 318さん宅に車を停めさせていただき、東寺のガラクタ市に出かけました。

弘法市と比べて規模が小さいガラクタ市は、COVID-19規制解除後に戻って来た欧米の外国人観光客が目立つ。

高価な天然砥石は目利きが難しいので、信頼できそうな店主からのみ購入しようと心に決めました。

電動工具は壊れていたとしても自分で修理することも可能なので、安ければ入手しよう。交渉していないのに東芝製ディスクグラインダーが1,500円から1,000円に値下げしてくれたので迷うことなく入手。

東芝製ディスクグラインダーは問題なく稼働し、サンダーを取り付けてすでに使っています。

IRWINの米国製マイナスドライバーが100円也。

サンドペーパーで錆を落としました。

小型の平鉋、台に傷がありましたが鉋刃は良品のようです。

今回、購入したもの。

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DeWALT 18V XR 3-Speed Impact Driver Kit (4.0Ah) Review

DeWALTの18Vインパクトドライバー(DCF887)をカミヤ先生が評価されています。動画を観て京セラ(リョービ)製のバッテリーと互換性があることを知りました。

当初は少し重いと感じましたが、使っているうちに重さはデメリットではなく、むしろメリットだと思うようになりました。DeWALTの製品はアメリカのビルダーが好んで使用する傾向があるので、日本で言えばMakitaブランドの製品に相当するのではないかと以前から考えていました。カミヤ先生は動画でマキタ以上と言われています。

Table Saw Switch Replaced

自作のテーブルソー、トリマーテーブル兼用テーブルのスイッチカバーが破損したので、平安蚤の市に出店されていたk-toolsから入手したJIMBO製トグルスイッチに交換しました。スイッチケースとプレートは端材を使って製作。

JIMBOブランドについて調べると、大正7年(1918年)創業、昭和3年(1928年)会社設立の老舗ブランドであることがわかりました。神保電器株式会社本社工場は前世紀から東京都大田区大森にあるようです。同社サイトには、「昭和17年(1942年)に海軍の指定工場となり、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)をはじめ、航空機の点滅器(トグルスイッチ等)を製造」と記載されている。

スイッチに付いていた希少なマイナスビス2本は再利用できるように、プレートを加工し、新たに4本の真鍮製マイナスビスでプレートをケースに固定しました。

さらにケース上部に埃が侵入するのを防ぐ目的でトッププレートを取り付け、ここにも2本のマイナスビスを使って固定しました。

備品や什器に拘るお店、oberton_cafeにあるトグルスイッチもひょっとしてJIMBO製だろうか。

Making A Whetstone Table — Part 5

研ぎ台として使用しない時はテーブルとしても使えるよう、水を入れる容器(オイルパン)の蓋を作ります。オイルパンは正方形ですが、コーナー部分が丸みを帯びていて且つ、底に向かっておよそ15ºの傾斜があります。左右両端の板を弧を描くように切断するにはジグソーが適している。先日、工具市で入手したBLACK+DECKER製コンパクトオービタルジグソー(KS701PE)の出番です。

KS701PEの主な仕様を以下にまとめておきます。

品番KS701PE
電源AC100V 50/60Hz
消費電力520W
ストローク長19mm
ストローク数0~3,000回転/分
能力木材:70mm、軟鋼:5mm、アルミ:15mm
傾斜切断左右45º
本体寸法H195 x W68 x L220 mm
本体重量約1.9kg
コード長3m

傾斜切断が左右45ºの意味を理解せずに、15ºの傾斜切断になるように設定しようとしたら、どうやらできないらしい。直角90ºか左右に45º傾けるかの3つの選択肢から選ばざるを得ないことがわかりました。取扱説明書を読むと、「ベースプレート後方にある3ヶ所の凹部分を本体の凸部分にしっかりと嵌め込む」とあります。つまり、選択肢は3つということです。

TOSHIBA製卓上電気糸鋸盤(SC-60)を使えば傾斜切断できたかもしれません。

コーナー部分はグラインダーで削って、およそ15ºの傾斜にしました。

棚には砥石台に載せた砥石が置けます。

使用時はこんな感じで蓋の一部を外しておきます。棚に待機中の砥石、天板付近には使用中の砥石と水を満たしたオイルパン改。かなりの重量となるので、研ぎ台が安定します。完成した研ぎ台を持ち上げようとしたら、オイルパンを支えるフレームが浮いたので、垂直方向に4ヶ所、ビス留めしました。

椅子の座面高より少しだけ高くなりましたが、この姿勢で研ぐと、均一に力が砥石に伝わります。後方を少し持ち上げるような傾斜を付けると、尚、研ぎやすいかもしれません。

研ぎ台製作作業の難易度:5段階で3

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Making A Whetstone Table — Part 1

DIY Table Saw

理想的な研ぎ台を廃材と端材を使って、一から製作することにしました。自作のテーブルソーを使用するようになってから、幅が小さい木材の縦挽きが便利になりました。

天然砥石館体験コーナーの研ぎ台

デザインは亀岡の天然砥石館体験コーナーで実際に使用されている研ぎ台を参考にします。但し、水を入れる容器はバケツではなく、エンジンオイル交換時に使う廃油用オイルパンを使う予定です。

4本の脚と正方形のAP 6Lオイルパンを支えるフレームを仮り組みしました。接合部は相欠き継ぎ。

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Tool Market 2023 Spring

DIO WORLDで開催される半期に一度の工具市に出かけました。

先ずは¥300の値札が付いたしの付きのレンチ。レンチ部分のサイズは27ミリなので、レンチとしての用途はなさそう。

そして13ミリと14ミリのギアレンチを一つずつ。

すべて¥3,500だという、BLACK+DECKERのコード式ジグソーを入手。詳細は後日、レビュー予定。充電式の電動工具全盛期なので、コード式は敬遠される傾向がありますが、DIY用途なら安価なコード式の方が都合が良い。ジグソーを購入するのは人生初。

他に小物を少し、買い物かごに入れて支払いを済まして車に戻りました。

その後、気になった千吉ブランドの薪割り用斧(¥3,000)の価格を調べると、柄の部分だけでも3〜4千円はすることがわかり、再び工具市売り場に戻りました。

1.5kgのものは珍しいようですが、一回り小さい1.0kg、60cmの斧がAmazonで8,250円で販売されている。これは掘り出し物ということで、追加で購入することにしました。

Fixing The Chimney Pipes — Part 4

宝塚から山のえんとつ屋さんが電動軽トラックでお見えになりました。途中で何度も充電しながらだったので、11時半頃に倉庫を出発してから4時間近くも要したそうです。今回、来ていただいた本来の目的は煙突の設置工事支援ではありますが、YouTubeの撮影を兼ねているそうです。DIYでできることはなんでもやらないと気が済まない私のような人が客の場合、早めに現場に行かないと撮影チャンスを逃してしまうと思われたのでしょう。

山のえんとつ屋さんサイトを確認すると急勾配屋根のログハウスでの施工事例がないのである意味、貴重な映像が記録できるのかもしれません。

先ずは天井の開口部を拡げます。上下と比べて左右の幅が狭すぎるので、左右に2″の隙間ができるようにします。右側に2×12の垂木が迫っているので、煙突を垂直にするには、薪ストーブ本体を左前方に少し、移動させなければなりません。

Makitaの充電式レシプロソーで天井材を切断。作業の様子は私が撮影しました。

リング状の化粧板の痕を見れば、左側に大きく開口部を拡げたのがわかります。

山のえんとつ屋さんで入手しなかったルーフサポートブラケットを今回、持参していただきました。通常ならルーフサポートは天井材の内側に取り付けて、屋根を貫通する断熱二重煙突を固定しますが、後付けの場合は天井材の外側に取り付けることになります。そもそもルーフサポートを取り付けていなかったのは、ログハウス特有のセトリング対策の一環だと思います。

この状態でルーフサポートブラケットを天井材の外側に取り付けると、化粧板からはみ出るので、ルーフサポートブラケットを切断します。

充電式のディスクグラインダーではみ出る部分を切断。

右側は天井材と垂木にビス留め。左側は垂木がないので、即席の支持材を加工して天井材と共にルーフサポートブラケットをビス留めしました。

既設のフラッシングの上から被せるようにして新しいフラッシングを取り付けますが、既設のフラッシングの先端が高過ぎるので、ディスクグラインダーで余分をカット。

フラッシングは大小二つのものを先日、持ち帰りました。どちらを使うか尋ねられたので、大きい方を選びました。

新しいフラッシングと干渉しそうな部分を少しずつカット。

新しいフラッシングを被せた時に雨漏りしないよう、屋根材の高さよりも少し高くなるように調整されています。

屋根を貫通する長さ1メートルの断熱二重煙突を屋根上から屋内側に下ろそうしていますが、ルーフサポートに固定する作業に無理があります。私が屋内側で煙突を受けて、スパナでナットを締めようとしましたが、ナットが空転してなかなか締まらない。

急がば回れということで、煙突を一旦、屋根上から下ろしてルーフサポートの径を調整し、ナットで締めなくてもギリギリ通るようにしました。屋内側の二重煙突の上に載せて、ビス留めするので、この方法でも問題ありません。

フラッシングは断熱二重煙突の外径8″に合わせて、余分を鋏でカット。

化粧板を元に戻して作業完了。

山のえんとつ屋さんに日当を支払おうとしたら、要らないと言われました。興味本位でYouTubeの撮影に来たのだから不要ですっと言って受け取ろうとされないので、近くの焼肉屋さんで日当代りとしては不足する夕食に付き合っていただきました。

作業当日の夕方からまた雪が降って来て、一時的に取り付けた50センチの屋外側煙突の撮影ができなかったので、上の画像は翌朝に撮影しました。

屋外の断熱二重煙突が屋根上から落下して破損したのが1月27日、その後およそ4週間の間、薪ストーブが使えない状態でした。一年で最も寒いこの期間、灯油ストーブとエアコンで寒さを凌いでいましたが、一時的に取り付けた煙突のおかげで薪ストーブにまた火入れすることができました。

今回、持参していただき、取り付けも完了したガルバリウム鋼板製のルーフサポートブラケット、10,000円を追加購入し、不要となったロッキングバンド2個を返却し、未払いだったストームカラー、5,500円とアルミベース製シリコンフラッシング、25,000円を支払って、部材費を精算していただきました。山のえんとつ屋さんで購入した部材費は合計10万円と少しとなりました。

Fixing The Chimney Pipes — Part 5へと続く。
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Husqvarna 141 Guide Bar and Chain for 236e

故障したHusqvarna 141は修理を諦めて、5年ほど前からお蔵入りとなっています。下が16″の141標準ガイドバー、上が14″の236e標準ガイドバー。236eの取扱説明書を読むと、推奨バーの長さは12″~18″ということなので、141標準の16″ガイドバーを使い回しできそうです。

141のチェーンは刃が丸くなっていて目立てすることなく、勿体ないことに本体と共に小屋に放置していました。236eに装着して使用可能であることがわかったので、ニシガキ工業の刃研ぎ名人(プロ林業家仕様)で目立てしました。プロ林業家仕様の場合は付属するビットが超硬ビットであり、火花が出る状態で刃に長く押し当てると、研ぎ過ぎて刃こぼれの原因となるので要注意。

刃研ぎ名人で丸みをなくした後、棒ヤスリでさらに目立てして、デプスゲージも平ヤスリで調整しました。結果、切れ味が復活しました。

Firewood Collection 2023 — Part 9

年季が入ったチェーンブロック

今日は家具製作の師匠も下の堰堤区間で、チェーンブロックを使った重労働に従事されていました。「代わりますか?」と言われましたが、遠慮しておきました。伐採師匠が決めたルールによると、河川敷で樹木を伐倒した人は責任を持って、土手の上まで倒した樹木を引き揚げなければなりません。

私が今、従事する作業は河川敷から引き揚げた樹木の細めの幹を120センチの長さに切断すること。今季の引き揚げ作業は終了しました。

エンジン式運搬機が通れるよう、切断した樹木は道の両側に。細くて短い幹や小枝は薪運搬用バッグを使って、車まで運ぶ予定です。

チェンソーの取扱説明書には使用後は毎回、メンテナンスすべき項目が列記してあります。プロではない素人は使用時間も限られているし、使用後の毎回メンテナンスは不要と考えていました。しかし、現在の使用状況を考慮すると、一般的な素人の作業とは言えないほど、チェンソーや鉈、ノコギリを酷使しています。そんな使い方ならやはり、使用後の毎回メンテナンスは必要。

チェンソーのメンテナンスで最も重要なのが、チェーン刃の目立てです。ガイドバーをバイスに挟んで棒ヤスリで目立てする作業にも慣れました。バイスに挟むこの方法が最も安定します。回数を数えながら内側から外側に一方向で研ぐと、均一に目立てができて切れ味も良くなります。

プロ用仕様ではないHusqvarna 236eは出力が1.4kWであり、特に太い幹を切断する際に馬力不足と考えていましたが、チェーン刃の目立てを適切にすれば、そんなに馬力不足を感じることもありません。

Firewood Collection 2023 — Part 10へと続く。
Firewood Collection 2023 — Part 8に戻る。

Groove Cutting Blade 6mm

我楽多市で破格値で入手した電気丸鋸用ミゾ切カッターが手持ちの丸鋸(HITACHI C-6BA)に装着して使用可能かどうか調べてみました。この未使用の年代物溝切りカッターは、当時の値札を見ると2,950円。この手の道具は高価です。我楽多市としては高額な500円でしたが、同じメーカー製のものと思われる、3ミリ幅のカッターも300円でしたのでこちらも入手しました。ひょっとして我楽多市を利用する人は私しかいないのだろうかと思うほど、こんなお宝が破格値でも売れずに残っている。

刻印の打ってある方を外側に、インナーフランジとアウターフランジの間に溝切りを挟むようにして取り付けると、裏面の説明書に書いてありました。HITACHI C-6BAは対応モデルだそうで、説明書の通りに取り付けることができました。

幅6ミリ、深さ5ミリの綺麗な溝を切ることができました。トリマーを使う場合は材の硬さにもよりますが、一度に5ミリの深さを綺麗に切削できないので、複数回に分ける必要があります。丸鋸に装着する溝切りカッターであれば、もっと深い溝を一回で綺麗に切削することが可能。